年明け早々、一本の電話が掛かって来た
母がお世話になっている デイサービス の施設からだった
『ありゃ~お母さんが又遣らかしたか・・・』
正直、そう思った
「母って・・・」 と言うブログで書いたが、母はディでは問題児なのだ
恐る恐る電話に出た
今、問題を起こしてディサービスを断られると本当に困る
「○○さんの娘さんですね?」
「そうです、母が又ご迷惑を掛けましたか?」
「いえいえそうでは無いのです、実は~~」
話はこうだった
今日ディサービスから自宅に戻る時間になると、母が家に帰りたくないと訴えた
理由を訊くと
「主人から、あんたの顔を見たり声を聴くと余計に吐き気がすると言われた・・・」
と言い、だから家に帰りたく無いと訴えたそうだ
「娘さんはこの事をご存知ですか?」
「いえ其処までは把握していませんが良く気を付けて観察してみます」
そう言って私は電話を切った
しかし今回、電話までしたのは他にも証言が有ったからだそうだ
以前は母を自宅に送り届けると、玄関前に小父さんが出て来て母の荷物を受け取り母を中に入れていた
でも最近は、全く出て来なくなり職員の方が玄関のドアも開けて母を中に入れても
母の荷物も受け取らず、玄関から上に上がる母に手も貸さないと言う
「あの御主人、酷いですよ」と職員から報告を受けたのだそうだ
私は母の言葉の信憑性を確かめるために、夕食時にジッと観察してみた
小父さんは気難しい顔のまま、母の方を全く見ようとしない
母はと言えば、オドオドしてチラチラと小父さんの顔を盗み見する感じが顕著だった
其処で、歯磨きの時に洗面所で小声で母に訊いてみた
「お母さん、どうしたの?小父さんから何か言われた?」
「顔を見たら余計に吐き気がすると言われたから、顔を見ないようにしてる」 と言う
そして次のディサービスに行く日、私が隣家に行くと
ちょうど小父さんの不機嫌な声がしていた
「はようせんかい!目薬も入れたんか?」
「そう言われても・・・・・」
認知症の母にやいのやいのと言っても、ただオロオロするばかりだ
大方の用意は、前日に私がしておいたのだし
そんなに怒られる事は無い筈だと内心思った
そう思った瞬間、小父さんの肘が母の横っ腹を思いっきり打ち付けた
「痛い~~~!」
母の泣きそうな声が響いた
「叩かんとってよ」
「あんたがさっさとせんからや!」
『何をするんですか!』という怒りの声を私はやっと飲み込んだ
顔は不機嫌になったと思うが、声には出さなかった
母の訴えは、大げさでも出まかせでも無かったのが解った
娘の私が居てでさえこうなのだから・・・・・
私は昨日電話を下さったディサービスの人に電話をした
今朝の様子を伝えて、お風呂の時に体に痣が無いかの確認を頼んだ
担当のケアマネさんにもディサービスからの電話と、今朝の様子を伝えた
そんな事が有って暫く後、又一本の電話が掛かって来た
私と主人が施設見学をお願いして、ケアマネさんから申し込んで貰った 特養 の一つからだった
ケアマネさんは、私と主人が見学して決めた4か所程の施設に申し込み手続きをして下さっていたが
その施設の全てに、特記事項として
「家族からの精神的虐待が疑われる」と連絡を入れて下さったそうだ
そう言う事情が有ると、優先権が生まれる
ちょうど折よく空き部屋の出た施設が、面接を申し出て下さったのだ
こんなに早く入れるのは稀な事だそうだ
それでも正式に決まるまでは、およそ1か月掛かった
母がお世話になっている デイサービス の施設からだった
『ありゃ~お母さんが又遣らかしたか・・・』
正直、そう思った
「母って・・・」 と言うブログで書いたが、母はディでは問題児なのだ
恐る恐る電話に出た
今、問題を起こしてディサービスを断られると本当に困る
「○○さんの娘さんですね?」
「そうです、母が又ご迷惑を掛けましたか?」
「いえいえそうでは無いのです、実は~~」
話はこうだった
今日ディサービスから自宅に戻る時間になると、母が家に帰りたくないと訴えた
理由を訊くと
「主人から、あんたの顔を見たり声を聴くと余計に吐き気がすると言われた・・・」
と言い、だから家に帰りたく無いと訴えたそうだ
「娘さんはこの事をご存知ですか?」
「いえ其処までは把握していませんが良く気を付けて観察してみます」
そう言って私は電話を切った
しかし今回、電話までしたのは他にも証言が有ったからだそうだ
以前は母を自宅に送り届けると、玄関前に小父さんが出て来て母の荷物を受け取り母を中に入れていた
でも最近は、全く出て来なくなり職員の方が玄関のドアも開けて母を中に入れても
母の荷物も受け取らず、玄関から上に上がる母に手も貸さないと言う
「あの御主人、酷いですよ」と職員から報告を受けたのだそうだ
私は母の言葉の信憑性を確かめるために、夕食時にジッと観察してみた
小父さんは気難しい顔のまま、母の方を全く見ようとしない
母はと言えば、オドオドしてチラチラと小父さんの顔を盗み見する感じが顕著だった
其処で、歯磨きの時に洗面所で小声で母に訊いてみた
「お母さん、どうしたの?小父さんから何か言われた?」
「顔を見たら余計に吐き気がすると言われたから、顔を見ないようにしてる」 と言う
そして次のディサービスに行く日、私が隣家に行くと
ちょうど小父さんの不機嫌な声がしていた
「はようせんかい!目薬も入れたんか?」
「そう言われても・・・・・」
認知症の母にやいのやいのと言っても、ただオロオロするばかりだ
大方の用意は、前日に私がしておいたのだし
そんなに怒られる事は無い筈だと内心思った
そう思った瞬間、小父さんの肘が母の横っ腹を思いっきり打ち付けた
「痛い~~~!」
母の泣きそうな声が響いた
「叩かんとってよ」
「あんたがさっさとせんからや!」
『何をするんですか!』という怒りの声を私はやっと飲み込んだ
顔は不機嫌になったと思うが、声には出さなかった
母の訴えは、大げさでも出まかせでも無かったのが解った
娘の私が居てでさえこうなのだから・・・・・
私は昨日電話を下さったディサービスの人に電話をした
今朝の様子を伝えて、お風呂の時に体に痣が無いかの確認を頼んだ
担当のケアマネさんにもディサービスからの電話と、今朝の様子を伝えた
そんな事が有って暫く後、又一本の電話が掛かって来た
私と主人が施設見学をお願いして、ケアマネさんから申し込んで貰った 特養 の一つからだった
ケアマネさんは、私と主人が見学して決めた4か所程の施設に申し込み手続きをして下さっていたが
その施設の全てに、特記事項として
「家族からの精神的虐待が疑われる」と連絡を入れて下さったそうだ
そう言う事情が有ると、優先権が生まれる
ちょうど折よく空き部屋の出た施設が、面接を申し出て下さったのだ
こんなに早く入れるのは稀な事だそうだ
それでも正式に決まるまでは、およそ1か月掛かった