姉さんならちゃんとしてくれる~小父さんはそう言ったけれど・・・
私が△△さんの事でお電話しましたと言うと
「はぁ~こっちに居る弟から連絡が有りました、しかし弟の言う通り私らにはもう関係ないですから」
「でも手術ともなればサインするお身内が必要でしょうし、関係ない私達がサインして万一の事が有れば困ります」
「いやいや、それで死んだって文句は言いませんよ。勝手にして貰ったら良いですよ」
「でも息子さんもいらっしゃいますよね、息子さんはどう仰るか分かりませんし」
「息子の消息を訊いてどうするんです?お金ですか?後期高齢の年寄りなんだから入院費も安いもんでしょう」
「私はお金の事を言っているのではありません、もしこのまま亡くなったら私達には責任が取れません」
「じゃあこうしましょう、これから生きている兄弟全員に電話して全員から意見を聞きます。全員の意見が纏ったら電話しますから待っていて下さい」
それから1時間ほど後に、小父さんのお姉さんから電話が掛かってきた
「兄弟全員に聴きましたが、貴方方が同意書にサインして△△が亡くなっても誰一人として異議は申し立てないと言っています。ですから貴方方にお任せします。息子の連絡先も全員が知らないと言っています」
「ではもしこのまま亡くなるような事が有ったら、どうすれば良いんですか?」
「死んでも知らせて貰わなくて結構です」
「亡くなっても連絡も要らないと言う事ですか?」
「そうです、貴方がもうひと頑張りしてやって下さい」
(その言葉に不覚にも私は涙声になってしまった。何故私がもうひと踏ん張りしなくちゃいけないの???)
「貴女ね、涙が出る事はこれからですよ。これからもっともっと泣きたくなる事が起こるから」
なんて言い草だろう・・・・・
小父さんの息子さんと私は、同じ立場ではないか
小父さんの息子さんが、何もする責任が無いなら私にも何の責任も無い
その私が何で もうひと踏ん張り しなきゃいけないの!
「私も母に置いて行かれて、父親に育てて貰った立場です」
私が其処まで言うと、傍にいた主人が険しい顔で目配せして来た
余計な話はするな! 主人の表情がそう言っていた
「よくわかりました、小父さんにはそう伝えます」
私は電話を切った
「余計な話はするな!」電話を切ると案の定主人から叱られた
「だって、小父さんの息子さんには迷惑を掛けるな、貴方が頑張れば良いとかお金か?とか言われたのよ」
「え?そんな事を言われたのか?」
「言われたよ!だから悔しくて言い返したのに・・・・」
泪が溢れた
何故あの人の身内から 貴方が頑張れば良いとかお金か?とか涙が出るような事はこれからだとか言われないといけないの?
「ごめん、相手の言葉は聞えないからお前が余計な話を始めたと思った」
結局、小父さんの身内からは縁は切っている関係無い、例え亡くなっても連絡も要らないと言われて終わった
私が△△さんの事でお電話しましたと言うと
「はぁ~こっちに居る弟から連絡が有りました、しかし弟の言う通り私らにはもう関係ないですから」
「でも手術ともなればサインするお身内が必要でしょうし、関係ない私達がサインして万一の事が有れば困ります」
「いやいや、それで死んだって文句は言いませんよ。勝手にして貰ったら良いですよ」
「でも息子さんもいらっしゃいますよね、息子さんはどう仰るか分かりませんし」
「息子の消息を訊いてどうするんです?お金ですか?後期高齢の年寄りなんだから入院費も安いもんでしょう」
「私はお金の事を言っているのではありません、もしこのまま亡くなったら私達には責任が取れません」
「じゃあこうしましょう、これから生きている兄弟全員に電話して全員から意見を聞きます。全員の意見が纏ったら電話しますから待っていて下さい」
それから1時間ほど後に、小父さんのお姉さんから電話が掛かってきた
「兄弟全員に聴きましたが、貴方方が同意書にサインして△△が亡くなっても誰一人として異議は申し立てないと言っています。ですから貴方方にお任せします。息子の連絡先も全員が知らないと言っています」
「ではもしこのまま亡くなるような事が有ったら、どうすれば良いんですか?」
「死んでも知らせて貰わなくて結構です」
「亡くなっても連絡も要らないと言う事ですか?」
「そうです、貴方がもうひと頑張りしてやって下さい」
(その言葉に不覚にも私は涙声になってしまった。何故私がもうひと踏ん張りしなくちゃいけないの???)
「貴女ね、涙が出る事はこれからですよ。これからもっともっと泣きたくなる事が起こるから」
なんて言い草だろう・・・・・
小父さんの息子さんと私は、同じ立場ではないか
小父さんの息子さんが、何もする責任が無いなら私にも何の責任も無い
その私が何で もうひと踏ん張り しなきゃいけないの!
「私も母に置いて行かれて、父親に育てて貰った立場です」
私が其処まで言うと、傍にいた主人が険しい顔で目配せして来た
余計な話はするな! 主人の表情がそう言っていた
「よくわかりました、小父さんにはそう伝えます」
私は電話を切った
「余計な話はするな!」電話を切ると案の定主人から叱られた
「だって、小父さんの息子さんには迷惑を掛けるな、貴方が頑張れば良いとかお金か?とか言われたのよ」
「え?そんな事を言われたのか?」
「言われたよ!だから悔しくて言い返したのに・・・・」
泪が溢れた
何故あの人の身内から 貴方が頑張れば良いとかお金か?とか涙が出るような事はこれからだとか言われないといけないの?
「ごめん、相手の言葉は聞えないからお前が余計な話を始めたと思った」
結局、小父さんの身内からは縁は切っている関係無い、例え亡くなっても連絡も要らないと言われて終わった