Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

母の心の在処

2018-04-24 17:38:18 | 母便り
 施設に入っても病院には家族が連れて行く
母は、沢山の薬を飲んでいるし、緑内障もある
次々と薬が切れて、施設から次々と連絡が来る
身寄りが無くて入所した人や、家族から見捨てられたような人はどうするんだろう?と疑問に思う

 『施設に入れたからと言って、厄介払いしたなんて思わせませんよ』
正にそう言われている感じ
結構上から目線を感じる

 費用の高い 介護付き有料老人ホーム では利用者さんの方が強気だと聴く
つまり、利用者さんの方が上から目線で職員にあれこれと指図してくるのだとか~~

 今の母の状態は、少し不安定な感じだ
小父さんの事も
「あの人、死んだんでしょう~」 と平然と言ってみたり
「ねえ、あの人どうしてるの?今日はあの人に逢える?」 と逢いたそうにしたり
病院から施設に戻ると、施設に居る事を忘れたように
「もう家に着いた?小父さんもいる?」 と言ってみたり・・・

 もしかして、小父さんが何時か迎えに来てくれるかと期待しているのか・・・
最初の内、小父さんは施設に面会に行っている気配が有った
何かを届けるなら、自分が序に渡すからと言ってきた
今は・・・・・
私が施設側に訊いてみようか?と言うと
主人が反対する
行っていようがいまいが気にするな!と言われる

 主人は小父さんから
「最近、立ち上がるのもなかなかで時間が掛かる」
と言われたらしい
だからもう施設には行っていないと感じたそうだ

 母は、業が深いのだろう
今でも、自分が奪ったものを取り返されそうで怖いのかもしれない
小父さんが、身内から迄見放された事を知らない
自分は娘達に見放される事無く幸せなのに・・・・
事有る毎に
「あの人は帰れるとこが有るから私は捨てられる~」
と言う

 一番、帰る所も無いのは小父さんなのに・・・
小父さんも
「何処に帰る所が有るんや?」
と言うのだが
「ううん!貴方は帰れるとこが一杯ある」
と心配する

 母、86歳
まだ心に業火を抱えている