土曜日はボーカルアンサンブルコンテストでした。参加して3年目になりますが、1年生も2年生も感動的な演奏をしようとしていたのがわかりました。結果は1年生が銀賞、2年生は金賞と、県代表には及びませんでしたが、3年前の銅賞からは随分と成長していると思います。
さて、感動的に精一杯力を出すことと別のところに、実際の力という、隠すことのできない問題があります。この実力というのは、毎日の鍛錬によって身につき、どんどん大きくなります。しかし、厄介なことに、停滞したり、小さくなってしまいます。これは時間がかかることです。まさに我慢が必要なことだと思います。才能が実力に追いつくまで、頑張っていきたいと思います。
合唱界というと、他人事のように聞こえ、逆に吹奏楽界という範囲を設けている気もするのでこの言い方が適切ではないのかもしれませんが、吹奏楽の中で活動してきた自分にとっては「ところ変われば」的な違いを感じることもしばしばあります。まあ、その違いを批判したり揶揄する気はないのですが、「素敵だな」と思うことがあります。それは、閉会式・結果発表の前に会場全体が一つになって全体合唱を行ったり、例えば今回だと、浜松地区や中部地区で集まって、お互いに発表しあうなど、コンクールを終えて、同じ音楽・歌を愛好する仲間として時間と空間を共有する機会があることは、とても意味のあることだと思います。
単に主催者からすれば審査結果の集計と発表の確認や段取り、症賞状の墨入れなどの事務作業の時間稼ぎという発想なのでしょうが、感動的な瞬間であることに違いありません。吹奏楽で同じことをやったら、演奏はヒッチャカメッチャカになるのは簡単に想像できます。また、楽器のセッティングだけで時間がかかり、接触や落下などの事故も考えられます。まさに、道具のいらない、その場ですぐにできる合唱ならではだと思います。楽器は音が出るまでに時間がかかり、音をそろえるのにも膨大な労力が必要です。しかし、声は誰でも出るので、誰でも楽しめる歌。そしてそれは奥が深く、楽器以上に音楽に迫れる演奏形態だと思いました。
そして前日とはうって変わって日曜日はマーチング講習会でした。今年もDMとバッテリー講習ということで、貴重な機会をいただきました。お天気も穏やかで、暖かかったので、充実した一日になりました。この成果を毎日の練習の中に取り入れて少しでも維持、進歩をさせることができるよう、明日からの工夫が必要です。
時間は増えなくても内容は増えていくわけですから、効果的な時間の管理が求められます。それも部活動を通じて学ぶことのできるとても大切なことだと思います。
そして、その時・・・いいことを思いついた~ にっひっひ