赤い水性の部屋

あくまでも赤い水性個人のページですので、吹奏楽とは関係ない内容もあります。みなさんのコメントをお待ちしています。

ガンバロー

2008年04月30日 | Weblog
 当たり前の話だが、教員も労働者である。
会社には労働組合があり、社内に組合のない場合でもそれの役割をする組織や連合があると思う。
 じつは、諸運動だけでなく、教育研究集会や地域の会合、地元議員との教育環境の改善に関する話し合いなど、組合活動には結構参加している。そして今回はメーデーという労働者の集会に参加した。
 若い時分には、学園祭のように露店などを出店し、盛り上がった者だが、久しぶりの参加であったものだ。まあ、こういうこともなければ、家族で出かけることもないと思い、思い切って家族全員で浜松城公園にでかけたわけ。最後の大抽選会で3万円の商品券に目がくらんで必死になっていたが、ハズれてしまい残念!

 さて、労働時間が最近問題になっているらしく、5月1日より時間外労働の調査がはいるらしい。『残業なんて当たり前だ!時間で帰るのは公務員くらいだ!』と、民間の方々からお叱りを受けそうなので、こんなことを書くのは恐縮だが、内容は一ヶ月あたり、80時間を超過した場合は、医師の問診を受けるようにとのこと。禁煙やメタボリックナントカの調査のように、国の健康志向は日に日に高まっているようだ。
 それでは、一ヶ月に80時間の時間外勤務を分析してみよう。ちなみに教員の正規の勤務時間は8:00~16:45の8時間45分、12:30~13:00と16:25~16:40は休憩時間(休憩時間は校内の担当で若干の差があるが、45分間であることは統一されている)であり、一日の労働時間は8時間である。7:30に出勤し、朝の生徒指導やプリント類の印刷ですでに、30分は時間外勤務である。そして、16:45以降は時間外なので、部活動はもちろん、職員会議や打ち合わせ、生徒会や行事の準備、家庭訪問や三者面談も時間外ということになる。保護者の教育相談や進路指導は教員の正規の職務のにはいるので、時間外の設定はしてはいけないのが建前であるから、家庭訪問などの都合は16:30までしかされていないのだ。(実際は18:00にしてくれなどということは当たり前であるし、それを断る教員もそういない。保護者だって働いているのだから・・・)

 話を戻そう。仮に19:15まで学校にいたとすると、朝の30分と合わせて3時間の超過となる。コレが5日間×4週で60時間の超過である。あと、土日の部活動で、異常な吹奏楽部は除外したとして、土曜日に毎週半日(8:00~12:00)練習や試合をしたとしよう。4時間×4週で16時間の超過なので76時間の超過となる。日曜日に4時間やったら2時間オーバーで医者の問診の対象になる。つまり、このくらいが限界というわけ。
 では、自分の4月の勤務状況を分析してみよう・・・と思ったがどう考えても100時間以上超過しており、行政指導どころか、身体を壊す気がするので、気にしないことにする。

 この調査、長続きしない気がする。結局、医者の問診を受ける教員ばかりになり、校内のほとんどの教員が検診のために休暇をとり、学校が成り立たなくなるだろう。そして、それを受け付ける事務職員や診療する医者が超過勤務になるのは目に見えている。医者はただでさえ、超過勤務なのに、本当に気の毒な制度である。

 残業と言っても残業手当は出るわけではないから、早く帰った者勝ちである。工場ではないので、長い時間やっても売り上げが上がるわけではないし、生産が増えるわけではないから、残業手当だって出せるわけがないのは当然の話。もしも、残業で時給800円も出たら、80時間超過で6万4千円ももらえることになる。
 ちなみに部活動は、実は公務員の特殊勤務手当(これは、修学旅行の引率など、泊を伴う業務に適用される)に相当するので、一日8時間を上限として1時間当たり、200円ほどいただける。
 教員がアルバイトをしてはいけない理由は、実は、他の仕事のほうが時給が良いのを悟られないようにしているのではないだろうか?

 この労働時間を守る制度がどんどん進むと・・・

 ある保護者が進路相談の事で夕方6時に担任の先生に電話をしたとしよう。「こちらは、○◎中学校です。本日の業務は終了いたしました。ご用件は明朝8:00より・・・」なんてことになりかねない。

2008年04月20日 | Weblog
どうやらカツオがたくさん採れたらしい。しかし・・・

ウチの母親と、魚屋と一般客の会話

母「おい、カツオが採れただってね」
魚「ないない。何にもない」
客「カツオありますか?」
魚「はいよ!何人前?」
客「わあ、新鮮なカツオ!安くて新鮮でさすが舞阪ね」(かなり満足げ)

  一般客が帰った後・・・
母「おい、あるじゃん」
魚「ないない、あんたらん家に売って満足するようなカツオは今日は一匹もない。やめときな!」

楽器と魚は、安いからといって、飛びついて買ってはいけない。

 結局カツオではなく、生シラス。
 コレは売っていない。生のシラスは売り物ではない。鮮度が落ちるとお腹を壊すから、店頭には並ばない。どうやって手に入れるかって、そりゃ、海で採ってきた人から、帰りがけに貰うしかない。年中漁に出るシラス漁だが、旬は4月。この時期以外の生シラスは硬くて苦く、味がない。
シラスを追ってカツオが群れるこの時期、カツオが追いかけて食べにくるのだから、本当にシラスのおいしい時期をカツオは知っているわけ。知らぬは人間ばかりである。

 そういうわけで、白いご飯(古い言い方!戦後か!?)の上にそれを全て多い尽くすように生シラスをかけて食べる。それ以外の食べ方を私は知らない。

岐阜羽島

2008年04月19日 | Weblog
個人・重奏コンテストに参加した。正確には引率した。

いろいろ大変だったが、コンクールとは思えないくらいリラックスした状態で参加できたし、一日中一緒にいたので、いろいろと話すことが出来てよかったと思うよ。

優秀賞、おめでとう。明日からは全日本に向けて頑張ろうね!

すっきりしない

2008年04月18日 | Weblog
 ハシモト知事、大変そうだけれど・・・でも大阪センチュリー交響楽団に採算を取らせるっていってもねえ・・・そういう性質のものじゃないでしょう?

 音楽の街から音楽の都へ・・・音大がないのに?プロの合唱団、オーケストラがないのに?プロミュージシャン(職業音楽家・演奏家)が集まるのかなあ・・・いっそ、大阪センチュリー交響楽団を買い取ればいいのにね、アクトの中ホールにちょうど良いオーケストラだ。

 北京オリンピックの聖火、政治とスポーツを切り離そうと言っても、結局政治の力でスポーツが行われている・・・選手に罪はないのだが・・・

いろいろと、スッキリしないニュースばかりだなあ・・・

バンドジャーナルに載っちゃった

2008年04月16日 | Weblog
 BJ5月号を読んでいたら、バンド維新の記事が4ページにわたって掲載されていた。ウチの学校も大きく載せていただいた。

さあ、自分が載っている雑誌なんてなかなかないから、みんな、書店に行こう!次に載るのは全国大会出場くらいなもんだ。

 たぶん、2,3冊しか在庫がないと思うが・・・クッキリ写っている子もいるからね。ほしい人は書店で注文してね。

本物

2008年04月13日 | Weblog
テレビ(BS2)を見ていて思ったこと・・・

森進一は歌が上手い。さすがその世界では一流である。他の歌手よりも一回りも二回りも、いや、全てが違う。さすが本物は違う。

そして今日は初鰹(本当のモチ鰹だよ)
釣れたその日にさばいて食べないとモチ鰹にならない。
浜松のお店で『モチ鰹アリマス』と書いてあっても、本物かどうかわかっちゃうから、オイラは注文しない。やはり本物は違う。

けっきょく

2008年04月12日 | Weblog
以前から話題に出していた、ショックの話・・・

なにがショックかって・・・

 それは、オロナミンCのCMに巨人が使われなくなったこと。楽天とは言わないまでも、マー君が出演し、明らかに楽天を意識している。『オロナミンCは小さな巨人です!』というキャッチフレーズがあるにもかかわらずである。
 ボンカレーゴールドで王選手(現在は王監督)が登場していたところまでは、さすがにこだわっていないが、いくらジャイアンツ人気が落ちたとはいえ、こうもはっきりとその影響が見えると、今まで無理していたものが崩れるような・・・もう巨人ファンはやめなさいという・・・桑田選手も引退したしね。

 今夜、(今年)初めて野球中継を見た。結局巨人を応援してしまっている。しかしな~・・・あーやって負けるかな。ありゃ、2流の試合だな。プロの野球じゃない。残念!

はじまった

2008年04月08日 | Weblog
 春休みくらいノンビリ・・・と思ったが、結局エンジン全開のまま始まった。富士宮遠征から、新年度スタート、ソロ重奏コンテスト、直後に入学式演奏から対面式と、準備どころか、考える暇もないまま始まっちゃったというほうが適切かもしれない。

 今日は久しぶりに音楽室で部活をやった気がする。新入生の勧誘もしなくてはならないが、それと同時に、夏のコンクールに向けて、真剣勝負をしなくてはならない時期でもある。今の考えは部員に話したつもり。がんばろうね。

 まだここでは書けない(いつもそうだけど)のだが、今年もとんでもない本番(今日話した以外にもあるんだよ)が予定されている。どうしよう・・・と不安にもなるが、今までもみんなで乗り越えてきたんだし、やりきるつもり。(でも、ホント、どうしよっかな・・・)

 気がついたら、上のチビは小学校に入学し、今日は登校していたし、江南に来てから生まれた下のチビも幼稚園に入園。時間のたつのが早い、早すぎる!

カセットテープ

2008年04月04日 | Weblog
 最近、練習が終わるとカセットテープを生徒から頂く。どうやら、練習の録音を聞いてくれということらしい。最近ではなかなか聞かないカセットテープだが、今の車だけでは、カセットが聴くことが出来る。
 
 プロヴァンス
 2回目のほうが随分よい演奏になっています。1回目を聴いて自分で修正をしているようですね。技術的な3楽章よりも、どうやら2楽章のほうが問題があるようです。それぞれのパーツはよく歌い、ビブラートもよくかかっているのですが、逆にそれぞれが独立してしまい、次へつながる感じが失われてしまいます。音楽から感じられる物語をイメージして、前へ前へと音楽が推進していくとよいと思います。曲想を意識してしまうがために、息が細く、か弱くなってしまいがちなので、逆に、堂々と表現していくほうが良いと思いました。ジプシーは落ち着いて、力強く吹いていくこと、技術的にはクリアなフィンガリングとリズム、タンギングというよりも、シラブル(発音)を明確にしていくことで、解決できると思います。3回目以降は・・・一度崩れると、立ち直れないまま、どんどん崩れていく性格のようですので、どこかで切り替える精神的な強さも育つとよいと思います。また、同時に、少ない練習で成功率を上げる集中力を高めましょう。

 ルイエ
 清潔な演奏で、誠実に楽譜と向かい合っている感じがわかります。ただ、間違えないように吹こうとするため、細かい音符を正確に入れようとしているために、安全運転をしているような、ググッと前に来る、底からわいてくるようなエネルギーが乏しいように思います。上っていくフレーズ、緊張(テンション)が高まるフレーズ、開放していくフレーズを整理して、音楽表現をしてみてはどうでしょうか?
 演奏者の性格でしょうか?時々、幼稚さ(かわいらしさでもあるのですが)が飛び出してくるので、音楽の緊張感に負けない集中力を持続させましょう。一番初めの出だしが安定すると、印象が格段に良くなります。何度も練習しましょう。時々音の処理が下がるのも残念!

 ハーヴェイ
 一回目はなかなかヒドイですね(笑)。ドイヒーってヤツです。2回目はかなり改善されています。こちらが本当の力だと思いますが、一回きりの本番で成功させる力が必要です。演奏するたびに、音が開いたり、逆に、息が入らなかったり、また、ブレスの位置や、クレッシェンド、デクレッシェンド、ハーモニーのバランス、ラレンタンドの仕方や様々な表現方法が変わってしまい、まだ、「ここはこうだ!」という安定感がありません。当日、うまくいくか、いかないか、まあ、その時次第・・・にならないように、部分部分を繰り返し練習して、全体を構成してみてはどうでしょうか?
 これは、金管アンサンブルやサックスアンサンブルでもいえることなのですが、曲の表現をもう一度メンバーで確認し、黒板に箇条書きをして練習するなど、意識付けをしてみましょう。曲から想像する物語を整理するのも有効ですね。
 前奏のロングトーンの3パート、「ドヒャー!」と音が開いてしまわないように、お腹から支えて響かせましょう。アンブシュアのセットの遅さも原因しているようです。今日のレッスンの確認を・・・

 前奏3小説をかっちり決めて、4thは最後の小説を歌う。次の4小説も前のフレーズに対する返事のように、しっかりと決めて、Aの1小節前から、次のモチーフを導き出しましょう。
 Aからは、Piu Mossoをもっと工夫しましょう。また、調性の変化(長調・短調)が美しい場面ですので、和音にも意識を持ちましょう。ただし、あまりにもそれを意識しすぎると、いわゆる「縦であわせる音楽をしないで、横の流れを自然に表現しましょう」と指摘される演奏になりますので、フレーズの「,」や「。」を確認し、ブレスの位置にも気を配る演奏計画を立てましょう。
 Bは、Aのフレーズに細かいリズミカルなパッセージ(冒頭の十六分音符)を組み合わせたものです。技術的に難しいところですが、今日のレッスンで指摘したように、息のスピードと、シラブル(tin,tint,ti-n,tonなど)、音符の見た目とは違う、譜割をしっかりと区別することで解決できるはずです。(今日のレッスンでは少なくとも3回は出来ていました)
 Cでテンポが戻りません。逆に10分の1くらい前に行くつもりで、積極的に進みましょう。渦巻きの部分(わかりますね)が、失速して言ったり、クレッシェンドが上手く出来ません。2,4番が、抜けるところで失速、減衰して聞こえますので、しぜんにくわわっていきDに向かって力強く進んでいく表現ができると良いと思います。
 Dがこのフレーズ4回目です。トドメをさすつもりで、かっちり決めましょう。4回目ということで、逆にいい加減になっている感じがします。その後、今日のレッスンでも何度も指摘しましたが、やはりゆっくりにしたがってしまいます。(特に2nd)D~Eは、遅くならず、逆に暴走しないで、いわゆる『快走』感を持って演奏しましょう。後半のハーモニー、何回目の録音か忘れましたが、BdurのDがやたら高いのが気になります。
 EからF(その後Kに跳びますが)では、落ち着いてaccel.をかけましょう。大雑把とはいいませんが、大体でやっているために、跳んだ先のFが速すぎて、自滅してしまいます。Fからはメロディー、伴奏のバランス(リズム上の強弱や音符の短さ、音の息の速さ)をしっかりとしましょう。やはり、こういうスピード感のある場面では、全員の息のスピードとシラブルを正確に合わせる必要があります。ここから最後まで何度も取り出して録音するなどして、安定するまで練習してみましょう。ただし、安定を求めるあまりに、棒吹きになり、平坦な音楽になり安くなる可能性があるので、音楽の波の勢いを表現しましょう。
 演奏者の性格かどうかはわかりませんが、すぐに脱いでしまう(謎爆)2、4番と、いつまでもモジモジしている1、3番という感じがします。それぞれの曲想に合うように、ある意味、演技するつもりで、音楽に入り込んだ表現をしましょう。

 明日はソロコン、もしもコレを見ていたら明日のリハーサルでは気をつけて練習しましょう。ソロの場合は気持ちの部分が大きいと思います。他の楽器にもいえることなので、自分のことと重ねて考えて参考にしてください。
 アンサンブルは、まだ一日ありますので、ギリギリまで、追求していきましょう。
さあ、コレをプリントアウトして明日は練習だね、4thさん。