マンション・メンテblog

集合住宅管理新聞「アメニティ」のブログです。工事業者募集やセミナーの案内などを随時掲載していきます。

排水管改修の新工法「SLーPRO工法」見学会

2016-04-12 16:44:20 | 排水管
新工法の開発経緯
 樹根は想像以上に生命力があり、強靭で、埋設排水管のわずかな隙間にも入り込んできます。
 マンション給排水管の改修を数多く手がけている京浜管鉄工業株式会社では、排水管と排水枡とを一体施工することにより繋ぎ目の隙間をなくす新工法「SLーPRO工法」を開発しました。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 
百聞は一見に如かずの諺のように、マンション管理組合の皆様には是非一度施工現場をご覧いただきたく、下記の日程で「SL-PRO工法のデモ施工見学会」を企画させていただきました。皆様のご参加をお待ちしております。

排水管改修の新工法「SL-PRO工法」の埋設排水管デモ施工の現場見学会のご案内

開催日
平成28年6月4日(土)
(悪天候により施工が困難な場合は予備日6月11日(土)に変更する旨のご連絡をいたしますので、お申し込みの際は代表者連絡先を必ずお教えください。)
場所
横浜市金沢区並木2-2-15
金沢シーサイドタウン並木二丁目第一住宅(昭和57年入居、総戸数554戸)
交通
金沢シーサイドライン「並木中央」駅徒歩3分
参加費
無料
主催
SL-PRO工法開発元・京浜管鉄工業株式会社 
協力
金沢シーサイドタウン並木二丁目第一住宅管理組合
集合住宅管理新聞「アメニティ」
お問合せ・申込み
京浜管鉄工業株式会社 
東京都新宿区若葉1-12-5
TEL03-3358-4873
FAX03-3358-4876

工事事例・なぎさニュータウン排水アルファ管改修工事

2015-01-24 01:00:00 | 排水管
築30年を過ぎた1324戸の大規模団地の排水管改修工事事例。築30年以上も経てば専有部分で様々なリフォーム工事が行われています。人気のある団地ではなおさらのこと、所有者が代わるタイミングで大掛かりなリフォームが行われます。時が流れ、リフォームが進めば進むほど、管理組合が行う専有部分の一体改修が難しくなっていきます。
大規模団地にもかかわらず、そんな戸別のリフォーム状況に応じ、きめ細かな戸別対応で排水アルファ管の改修工事を実施した事例を集合住宅管理新聞「アメニティ」で紹介しています。
http://www.mansion.co.jp/maintain/example/drainagepipe/drainagepipe1501.html

排水管更新・更生技術『HAM-J工法』

2006-08-09 09:00:00 | 排水管

大規模集合住宅管理組合
(神奈川県・横浜市)

共用排水管の更新・更生に新工法誕生

長谷工コーポレーションは、樹脂管更生工法を保有するマルナカと、ライニング鋼管技術を保有するジャパン・エンヂニアリングとの3社で、共用部排水管の更新・更生技術「HAM―J(ハムジェイ)工法」を共同開発した。

神奈川県横浜市にある大規模集合住宅(15棟、総戸数440戸、昭和53年築)管理組合が、「HAM―J工法」の耐久性・信頼性に加え居住しながら短期間で施工でき、工事騒音が小さいことなどを評価し、この工法による共用排水管の更新・更生工事を初採用した。

「HAM―J工法」の作業手順

  1. コンクリート床に埋設されたT型継手部分を残し、直管部分を切断して取り外す。
  2. T型継手部分の内面を目視で確認し研磨洗浄後、繊維補強+エポキシ樹脂でライニングする。
  3. 新しい直管を取り付け、アメリカなどで広く使用されている直接ジョイント「ノーハブ継手」で継手部分の管と接合。

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約1年半前にライニングされた排水管でもこれだけの汚れが

「HAM―J工法」の特徴・メリット

  • コンクリート床を壊さず工事ができることから、大掛かりな機械・装置を使わず、工事の騒音振動を抑えることができる。
  • 上下階の2住戸を1施工ユニットとすることで、短期的な一斉再生(複数のユニットを同時並行に施工する)、あるいは長期にわたる段階的再生(1ユニットを個別継続的に施工する)が可能になる。また、排水系統の部分的な漏水対策が必要な場合などにも対応可能である。
  • 排水管の内面・継手部分など、施工状況を目視で確認しながら、ごみの除去・錆落とし・樹脂ライニングなどの施工ができるため、信頼性が高い工法である。
  • 排水立て管は新管、合流継手は繊維補強樹脂ライニングを施すので、施工後の排水管は建物寿命と同等の耐久性を有し、メンテナンスがほとんど不要になる。
  • 従来の更生工法と同等のコストで施工が可能で、更新工法と同等の信頼性が得られる。
  • 上下階の2住戸を1ユニットとして施工するので、標準で半日程度の時間で工事完了し、通水ができるため居住しながらの施工が可能である。
  • 「HAM―J工法」は財団法人ベターリビング(国土交通省、独立行政法人都市再生機構)が実施した「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」にて選定された工法である。

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大規模な設備を必要としないのでコンパクトな作業が可能

快適な生活を送るために

居住者が「快適な生活」を送るためには、住まいのメンテナンスやリフォームは必要不可欠である。しかし、その工事のたびに騒音振動に悩ませられるのでは、「快適な生活」とは言い難い。

2010年にはマンションリフォーム市場は1兆円を越えると推計されているが、居住者が日常生活を送りながらリフォームできる「HAM―J工法」のような技術開発は市場規模に対してあまり進んでいない。今後、居住者の日常生活を維持したままリフォームできる技術開発がマンションリフォーム市場には望まれている。

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「HAM―J工法」の作業手順

<アメニティ新聞287号 2006年8月掲載>


浴室・洗面系排水管をDREAM工法で更生工事

2002-01-10 09:00:00 | 排水管

片倉台住宅
(神奈川県・横浜市)

神奈川県横浜市の片倉台住宅は、このたび雑排水管の改修工事を行った。大規模団地の雑排水管改修工事においては、新管に取り替える工事が多かったが、最近では更生工事が増えてきている。そこで更生工事の事例として、片倉台住宅の改修工事の様子を、施工者であるトーセツ株式会社に伝えてもらった。

片倉台住宅(横浜市神奈川区、昭和44年都市公団分譲、RC5階建総戸数600戸)の給・排水管改修工事にあたっては、雑排水管の改修工事を当社のDREAM工法(更生工事)にて施工させていただきました。

主な工事範囲としましては、同住宅3DKタイプ(13棟380戸)の浴室横枝管および浴室・洗面系立主管、3LDKタイプ(9棟220戸)の浴室・洗面系横枝管および台所・浴室・洗面系立主管で、更生工事(DREAM工法)にて実施いたしました。まず、管内面の汚れ具合等をよく調査し、次に管内面の汚れを徹底的に取り除くためのクリーニング(上階からセラミックサンドを管内に注入し、床下から吸引する)を行い、「ビニルエステル樹脂」によるライニング(上階から樹脂を注入し、床下から吸引する方法で管壁に樹脂塗膜を形成する)工事が主な工程でした。

雑排水管の改修は今後「更生工事」が主流に

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立主管上部を切断するため、最上階戸内便所の横壁を開口中

マンションの雑排水管の更生工事は、これまで未だあまり実績が多くありませんでしたが、近年の技術革新はめざましく、最近では大規模団地での施工が可能になりました。 今後のマンションやビルでの雑排水管改修工事は、新管取り替え(更新工事)に比し、工期が短く、工事費が安い等の利点が多いことから、更生工事が主流になるものと思われます。

DREAM工法は '99 年に「審査証明」を取得

Koji12_1 DREAM工法は、

  1. 排水管の汚れ具合や残存耐久年数に応じた最適な改修工事を提案するため、超音波肉厚測定やX線透過試験、内視鏡による管内撮影など最新の非破壊検査で徹底的に診断・調査
  2. 管内の汚れを徹底的に取り除くため4枚羽のスクリューが数珠つなぎになった独自の「パイプインジェクター」を用いて、セラミックサンドによる管内クリーニング(80mmφ以上)、
  3. 給水管に比べて、油、熱湯など排水管の過酷な条件下でも耐えられる塗料として「ビニルエステル樹脂」を開発し、上階から注入し下階から吸引する方法により、管内面をきれいに樹脂塗装(ライニング)する、
  4. 工事は、5階建住宅の場合、立主管1系統の実工事は約1日

などの多くの特徴があります。

'99 年度には、(財)建築保全センターから建築物の保全技術として「技術審査証明」を業界初取得しております。

「雑排水管・DREAM工法普及協会」を設立

工法の全国的な普及促進を図るため、本年10月に「雑排水管・DREAM工法普及協会」を、東京ガス(株)、トーセツ(株)、(株)ハッコー、(株)日成の4社共同で設立し、各紙誌に紹介されました。

今後は、各地から趣旨賛同の施工会社を募り、DREAM工法の全国展開をめざしております。

トーセツ株式会社のホームページ
http://www.tg-tosetz.co.jp/

<アメニティ新聞232号 2002年1月掲載>