マンション・メンテblog

集合住宅管理新聞「アメニティ」のブログです。工事業者募集やセミナーの案内などを随時掲載していきます。

東京都・分譲マンション総合相談窓口、WEBでも開設

2021-04-14 15:52:27 | マンション管理相談
 東京都は、分譲マンションの管理・再生、東京におけるマンションの適正な管理の促進に関する条例の内容や管理状況届出制度について無料で相談できる「分譲マンション総合相談窓口」を2019年9月より開設。2021年4月からは、新たにWeb会議システムZoomを用いたWeb相談も開始した(要事前予約)。
Web相談の流れは左記HPで。
https://www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/pdf/41_kanri/23.pdf

 (公財)東京都防災・建築まちづくりセンター
℡03-6427-4900
メールmansion-soudan@tokyo-machidukuri.jp
https://www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/

相談日
月曜日~金曜、第 1 土曜日及び第 3 日曜日(祝日、年末年始除く)
相談時間
午前 9 時~午後 5 時(水曜日は午後 7 時まで※) ※受付は午後 6 時まで。






マンション建物Q&A 「大規模修繕の修繕周期を18年に出来るのか?」

2021-04-13 14:01:53 | マンションQ&A

 最近新聞でマンションの大規模修繕周期を12年毎から18年毎にする修繕サービスを管理会社が発表していましたが、どの様な方法で修繕周期を延ばすことが可能なのでしょうか?その管理会社に頼まないと出来ないのでしょうか?修繕周期を延ばすことにより修繕積立金を軽減できるのでしょうか?


 大規模修繕工事の周期は、2008年に国土交通省監修で工学系大学教授やマンション管理組合支援団体・建築家団体・マンション管理業団体等が意見を出し合い編纂した『長期修繕計画標準様式・作成のガイドライン』で大規模修繕工事の周期を12年とされ、12年周期を採用している事例多く、また適正であるとの判断されたもと思います。これは、コンクリート躯体のひび割れや錆び鉄筋露出現象などが目立ち始め、外壁塗装などが退色や汚染・剥離など劣化してくる時期が12年目頃であることから採用された周期と考えられます。

 では、12年周期を18年周期にするにはどのようにすれば良いかですが、18年位耐候性のある外装の主要材料である塗装材やシーリング材・防水材を使うことです。外壁塗装材はフッ素樹脂系塗料を使えば18年位耐用します。シーリング材は表面を塗装してやるかシリル化アクリレート系シーリングは塗装無しでも18年位耐用するとされています。防水材については、屋根防水等は従来から適切に施工をすれば20~25年位耐用します(途中部分補修や保護とそうのの塗替えは必要ですが)。また、バルコニー床等のウレタン塗膜の簡易防水も保護塗装をフッ素樹脂系を使用し、適切な塗膜厚を確保すれば18年位耐用します。

 しかし、塗装が18年の耐候性があっても、コンクリート躯体にひび割れが発生すると塗装もひび割れてしまい、早めの修繕が必要になってしまいます。そこで塗装表面にひび割れが伝わらないように、塗装の下塗りをひび割れに追従する弾性のある材料を使います。尚、高弾性塗料は膨れ事故が起きやすい材料なので、注意が必要です。

 これらの高耐候建材や高弾性建材を駆使し、修繕周期を延伸の手法があります。適正な材料を選定(設計)し、適正な工事をする工事会社であれば、どこに頼んでも可能な手法です。

 修繕周期12年を18年にすると、単純計算で修繕費が12/18=0・66倍となり、それに高耐候・高弾性材料を採用した工事費が一般材料での工事費の1・5倍以下であれば修繕積立金の軽減になります。

 しかし、この手法は全ての建物に有効なわけではありません。外壁がタイル仕上のマンションでは、18年間タイルが割れたり浮いたりするのを防止するのは困難であり、東京都内では10年毎に外壁タイルの落下危険部の全面打検(あるいは赤外線線探査)を条例で義務付けています。調査結果著しくタイルに割れや浮きがある場合は、放置できませんので、18年経過前に大規模修繕工事を行う事になります。

 よって、そのマンションに応じて、高耐久建材使用し、経年による経過を確認しながら、大規模修繕の修繕周期の延伸を試行して見ることが望まれます。

【回答者】
NPO日住協法律相談会 専門相談員
一級建築士・山田 俊二
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2021年4月号掲載)

集合住宅管理新聞「アメニティ」は、1982年創刊、39年間の歴史を持つマンション管理とメンテナンスの専門情報紙です。1都3県などの分譲マンションを中心に10万部発行。見本紙ご希望の方は、ホームページからお申し込み出来ます。
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2021 国交省「マンションストック長寿命化等モデル事業」提案募集

2021-04-09 14:38:24 | マンション長寿命化
 国土交通省は、マンションを長寿命化する改修や建て替えのモデル的な取り組みを支援する「マンションストック長寿命化等モデル事業」の提案募集を開始。計画支援型と工事支援型の2つで募集。

(募集部門)
1. 計画支援型[事業前の立ち上げ準備段階への支援タイプ]
先導性の高い長寿命化等の改修や建替えに向けた事業を実現するために必要な調査・検討等の準備段階の取組が対象。

2. 工事支援型[長寿命化等の改修工事や建替工事の実施段階への支援タイプ]
① 長寿命化改修工事
  老朽化マンションの長寿命化に向けて、先導性が高く創意工夫を含む改修や修繕の取組が対象。

② 建替工事
 長寿命化改修工事を行うことが、経済的に不合理なケースや、区分所有者の合意形 成の状況等によっては建替で再生を図ることが合理的であるケースとして有識者委員 会で認められた場合には、一定の要件を満たす建替工事については、支援対象となる。


(対象事業者)
1)提案者
 ① 計画支援型
 ・マンション再生コンサルタント、設計事務所、管理会社

 ② 工事支援型
 ・施工業者
 ・買取再販業者

2)提案種別(②工事支援型の場合)
 ② 工事支援型における提案種別は、下記のA.またはB.のいずれかとします。
 A. 単独提案
 B. グループ提案

(補助対象費用)
1.計画支援型
 マンションの長寿命化等に向けた事業を実現するための必要な調査・検討経費等に要する費用。選定1案件につき500万円を上限。

2.工事支援型(改修工事)
 下記に掲げる費用の合計の3分の1以内の額。
 ① 調査設計計画に要する費用
 ② 長寿命化に資する工事のうち先進性を有するものに要する費用

3.工事支援型(建替工事)
 下記に掲げる費用の合計の3分の1以内の額。
 ① 調査設計計画に要する費用
 ② 土地整備に要する費用
 ③ 共同施設整備に要する費用
 ただし、建替前のマンションの共同施設の面積相当分を上限。

(募集締切)
1回目 令和3年6月18日(金)
2回目 令和3年8月31日(火)

詳細下記事務局HP
マンションストック長寿命化等モデル事業評価室事務局 
https://www.kenken.go.jp/mansion_s/index.html

「マンションの防災」

2021-04-06 14:34:05 | セミナー
第127回住まいとまちづくり講座
東日本大震災から 10 年、熊本地震5年「マンションの防災を考える」

2021年4月23日(金)
19:00~20:30(入室は15分前?)
オンライン(Zoomミーティング) 参加:無料

お申込みは必ずインターネットでお願いします。
申込フォームに入力してください。
https://bit.ly/2OH4K0L

★フォーマットの「名」の欄に姓を「姓」の欄に名をご入力ください。
お申込みいただくと ZOOM ミーティングの URL(ID とパスコード)が返信
メールで届きます。当日の ZOOM 参加が可能になります。

住まいとまちづくりコープ・設計協同フォーラムマンション事業部
TEL03-5986-1630
FAX03-5986-1629
メール sumaimachi.com@gmail.com
ホームページ http://sumaimachi.net





集合住宅管理新聞「アメニティ」2021年4月5日号発行しました!

2021-04-05 10:22:29 | マンション長寿命化


集合住宅管理新聞「アメニティ」は、1982年創刊、39年間の歴史を持つマンション管理とメンテナンスの専門情報紙です。1都3県などの分譲マンションを中心に10万部発行。見本紙ご希望の方は、ホームページからお申し込み出来ます。

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