マンション・メンテblog

集合住宅管理新聞「アメニティ」のブログです。工事業者募集やセミナーの案内などを随時掲載していきます。

「良質なマンションストックの形成促進計画」を策定/東京都

2016-03-31 10:13:41 | ニュース
 東京都は、「良質なマンションストックの形成促進計画」を策定した。
都では、世帯の約4分の1がマンションに居住し、主要な居住形態となる一方、ストックの老朽化や居住者の高齢化が進んでいる。その結果、管理組合の機能低下等により、建物の維持管理等に支障を来す例も見られ、放置すれば、管理不全に陥るマンションが増加し、地域の生活環境にも悪影響を及ぼすことが懸念される。こうした問題に歯止めをかけ、将来にわたり都民の豊かな住生活を支える良質なマンションストックの形成を図るため、全国初となる同計画が策定された。
 同計画では、2040年代に目指すべきマンション居住の将来像を描き、今後10年間(2016年度~2025年度)に安全で良質なマンションストックの形成を実現するための目標と施策展開を示している。

(1) 今後10年間の目標と具体的な施策展開
1) マンションの適正な管理の促進
目標1 管理組合による自主的かつ適正な維持管理の促進
 マンション管理ガイドラインや管理アドバイザー制度を充実・普及
 情報ポータルサイトを開設し、マンションの管理等に役立つ情報を発信
≪政策指標≫
 25年以上の長期修繕計画に基づく修繕積立金額を設定しているマンションの割合
 32%(平成23年)⇒70%(平成37年)

目標2 管理状況の実態把握と管理不全の予防・改善
 区市と連携して、マンションの基本情報や管理状況を把握できる仕組みを構築
 管理不全の兆候のあるマンション等を把握し、必要な支援・指導等を実施
≪政策指標≫
 管理状況報告を行ったマンションの割合
 報告対象マンションの80%(平成37年)

目標3 管理の良好なマンションが適正に評価される市場の形成
 データベースの充実・公開等により、マンション管理情報の「見える化」を促進
 優良マンション登録表示制度の普及に向け、優遇策や広告表示のルール化等を検討
≪政策指標≫
 東京都優良マンション登録表示制度の認定を受けているマンションの数
 88件(平成26年)⇒2,500件(平成37年)

2) 老朽マンション等の再生の促進
目標4 マンションの状況に応じた適切な再生手法を選択できる環境の整備
 高齢者など住宅の確保に特に配慮を要する居住者への支援を充実
 改修によるマンション再生や敷地売却制度の活用に対する支援策を検討
≪政策指標≫
 マンションの建替え等の件数(累計)
 約120件(平成26年)⇒約240件(平成37年)

目標5 旧耐震基準のマンションの耐震化の促進
 「マンション啓発隊」について、1度目の成果を踏まえ再訪問を実施
 耐震診断に必要な設計図書の復元費用についても助成を実施
≪政策指標≫
 耐震性を有しないマンションストックの比率
 12%(平成26年)⇒おおむね解消(平成37年)

目標6 まちづくりと連携した老朽マンション等の再生
  隣接地との共同建替えや住宅団地の再生に取り組む管理組合を支援
 先行モデル事業の成果を踏まえ、「(仮称)マンション再生まちづくり制度」を創設
≪政策指標≫
 マンション再生まちづくり制度の適用地区数
 3地区(先行モデル地区)⇒30地区(平成37年)

 今後の計画推進に向け、都は、新たに構築するマンション再生まちづくり制度や、管理状況把握のための仕組みについて、条例化も視野に検討するとともに、更なる法整備や税制優遇措置等について、国への継続的な働きかけを行う。また、臨海部等で増加している超高層マンションへの対応など、近年顕在化している課題について今後実態を調査し、対応策を検討する。
 なお、同計画全文は、都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側)又は都市整備局ホームページで閲覧できる。

厚木岡田団地 工事見積参加希望会社募集

2016-03-30 01:00:00 | 見積参加業者募集
厚木岡田団地管理組合では下記の条件で、工事見積参加希望業者を募っております。
工事概要
工事名
厚木岡田団地大規模修繕工事
発注者
厚木岡田団地管理組合
所在地
〒243-0021 
神奈川県厚木市岡田1-8-1
建物概要
PC造5階建12棟
住戸数280戸
工事内容
1.躯体改修工事      
2.旧塗膜の除去ケレン工事
3.シーリング改修工事
4.外壁等塗装工事
5.金物等改修工事      
6.鉄部等塗装工事
7.建具補修工事      
8.防水改修工事
9.オプション工事
工期
平成28年11月~平成29年5月(予定)

参加条件
資本金
総合建設業は3億円以上、改修専業者は1億円以上
完成工事高
20億以上(過去3年間平均)
工事実績
①当マンションと同等規模(団地型総戸数250戸以上)の分譲集合住宅改修工事の元請けとしての実績を有すること
②請負金額5000万円以上の集合住宅修繕工事の元請としての実績を過去3年間合計で10件以上有すること
建設業許可
特定建設業許可を有し、且つ以下の建設業の種類の許可を有すること
建築一式工事
会社所在地
東京都・神奈川県のいずれかに本社・支店・営業所があること
技術者
1級建築士又は1級建築施工管理技士の有資格者が10名以上在籍すること。
監督員
1級建築士又は1級建築施工管理技士の資格を有し、施工管理を10年以上且つ大規模修繕工事の現場代理人を2現場以上経験した技術者が、本工事の現場代理人を担当できること。
又現場代理人を含め現場監督員を2名以上の常駐体制が確保できること。


参加願提出要項
提出書類(提出部数-2部(提出先①②に1部ずつ)提出願います)
○見積指名参加願(書式は自由)
○会社概要(指定書式を㈲八生設計事務所にて配布。下記アドレスにeメールにて請求のこと。又会社概要は書面で提出と共にパソコンデータをeメールで八生設計事務所に送ること)
hassei_architects@nifty.com 担当:鈴木
○会社案内・沿革
○集合住宅修繕工事の実績表
○経営事項審査結果通知書
提出先
下記の①へ1部、②へ1部
① 〒243-0021 
 神奈川県厚木市岡田1-8-1
 厚木岡田団地管理組合(管理事務所)
②〒130-0002
 東京都墨田区業平3-8-12-201
 ㈲八生設計事務所
提出期限
平成28年4月13日(水)正午まで(郵送又は宅配便にて)

分譲マンションアドバイザーを無料で派遣/埼玉県

2016-03-29 10:03:08 | ニュース
 埼玉県は、分譲マンションアドバイザーを無料で派遣する、「埼玉県分譲マンション管理適正化支援事業」を2016年度も実施する。
 同事業では、分譲マンションの管理適正化の推進を目的に、マンションの維持管理等に対し専門的な助言等を行う「埼玉県分譲マンションアドバイザー」を、埼玉県住宅供給公社と協力し、課題を抱えている管理組合を対象に無料で派遣するもの。2回を上限に派遣し、費用は無料。2016年4月1日(金曜日)から2016年12月22日(木曜日)まで申請を受け付け(郵送の場合当日消印まで)、派遣決定通知書の発送日から2017年3月15日(月曜日)まで派遣される。

 
同事業の問い合わせ先
  〒330-9301さいたま市浦和区高砂3-15-1
   埼玉県都市整備部 住宅課マンション担当
   Tel:048-830-5573
申請書の受付等に関すること
  〒330-0853さいたま市大宮区錦町630
   埼玉県住宅供給公社「住まい相談プラザ」
   Tel:048-658-3017



「老朽化マンション管理適正化支援先導事業」の結果を公表/埼玉県

2016-03-29 09:59:58 | ニュース
 埼玉県は2014年度からマンション問題に積極的な市と連携し、老朽化したマンションの管理適正化を支援する事業に取り組んでおり、今年度も支援の必要なマンション管理組合に、課題に応じた専門家の派遣行い、その結果を下記の通り公表した。
 県内の分譲マンションは平成26年度末現在、約41万5千戸。そのうち、築30年を経過したものが11万6千戸に達し、全体の約3割を占める。分譲マンションは、事情の異なる多数の区分所有者が居住するため、修繕や管理組合の運営等、合意形成が難しい面がある。また、居住者の高齢化や建物の老朽化、管理組合の機能の低下など様々な課題が表面化しており、その対策が急務となっているため、県は、今年度の支援モデルを市町村と共有することで、今後も他市町村のマンション施策を支援する。
1 派遣実績
 13団地(2015年度)
 越谷市2団地、草加市9団地、和光市1団地 狭山市1団地

2 派遣効果
・区分所有者の意識改革に成功し、理事会が組織化され、総会を開催した。
・管理規約の整備により、管理費等の会計処理及び滞納者への督促を行うことができた。
・建物の早急な維持管理の必要性について共通認識が図られた。
・管理費等について、訴訟を踏まえた徴収方法の整備に向け協議が始まった。

「老朽化マンション管理適正化支援先導事業に係る相互協力に関する協定」を締結/埼玉県

2016-03-29 09:57:14 | ニュース
 埼玉県は、独立行政法人住宅金融支援機構と「老朽化マンション管理適正化支援先導事業に係る相互協力に関する協定」を締結する。
 本協定により、埼玉県と住宅金融支援機構は、下記の業務を相互に協力・連携することにより、マンションに居住する県民の良好な住環境の確保を目指す。
 ○埼玉県分譲マンションアドバイザーの資格要件に係る講習会の実施
 ○埼玉県分譲マンションアドバイザーの業務に対する支援
 ○老朽化マンション管理適正化支援先導事業を活用する管理組合への支援
 ○老朽化マンション管理適正化支援先導事業の推進及び普及に係るセミナー等の実施

 
※老朽化マンション管理適正化支援先導事業について(平成26年度~)
 市町村と連携した実態調査等により老朽化した管理不全マンションを抽出し、特に支援が必要と判断されるマンションを対象に、課題 解決に適した専門家(埼玉県分譲マンションアドバイザー)を派遣することにより組合運営の改善に取り組む。
 管理不全マンションを適正化する成功事例を創り上げ、他市町村へ普及を図る。