マンション・メンテblog

集合住宅管理新聞「アメニティ」のブログです。工事業者募集やセミナーの案内などを随時掲載していきます。

既存エレベータ向けに「非接触ボタン」を販売開始-フジテック株式会社

2020-08-20 16:43:42 | 設備改善
 フジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、)は、当社製の既設エレベータ向けに、タッチレスでエレベータの操作ができる「非接触ボタン」の販売を2020年8月3日から開始した。この商品は本年4月から、新設のエレベータ向けに販売してきた「非接触ボタン」を、既設のエレベータ向けに商品化したもの。エレベータのボタンが設置された操作盤の交換工事を行うことで、既存の建物でもエレベータに非接触ボタンを導入することができる。対象機種:2005年以降に設置した当社標準型エレベータ(定員15名以下)

詳細
https://www.fujitec.co.jp/announcement/5994


第6回マンション大規模修繕工事フォトコンテスト入賞作品決まる

2020-08-19 17:10:11 | 団地・マンションの植栽
 (一社)マンション計画修繕施工協会は、マンション大規模修繕工事の写真作品を対象にした同フォトコンテストの審査結果を発表した。応募総数422点から「国土交通大臣賞」(写真)「土地・建設産業局長賞」「住宅局長賞」各 1 点、入選 10 点を選出。同フォトコンテストはマンション大規模修繕工事の必要性やそれに携わる職人の技術について広く知ってもらうことを目的として実施しており6回目となる。
次回の募集は10月頃の予定。
http://www.mks-as.net/photocontest_top/



写真=国土交通大臣賞「春の幸せ」田中伸芳氏(滋賀県)、大規模改修工事中のマンションを覆う黒いシートと満開の桜のコントラストが良く、桜を見上げる学生らしき女性の声が聞こえてくるようだ(講評より)

Q&A/台風でバルコニーの隣戸避難板が割れた。外壁の塗装剥がれなど、2次被害も

2020-08-17 13:08:03 | マンションQ&A

 台風15号でバルコニーの戸境に設置されているパーティション(隣戸避難板)のボードが破損した住戸が10戸程ありました。比較的高層階に多く見られましたが下層階でも確認されています。使用されているボードは補修業者に確認したところケイカル板5㎜であるとのことでした。滅多に無い強風だったのでやむを得ないと思いますが、割れたボードが飛散して手摺のガラスが割れたり、外壁や天井の塗装が傷付いたりする二次被害も発生しています。地球環境が変わりこの様な強風が今後多発する事が想定され、ボードの破損防止対策をしたいと思います。その方法を教えて下さい。
 令和元年台風15号は一部の地域で最大瞬間風速が60m/sに達したとの報告があります。この風速は木造の建物の倒壊が始まる風速と言われています。最大瞬間風速が60m/sに達していなくても、30m/s以上でも多くの物が破損する可能性があります。その立地条件や建物高さなどから予想される風圧力を計算し、設計されている建造物・工作物等もありますが、長年の経験や感だけで作られている工作物や建物の付属物が多くあります。
A
 隣戸避難板のボードは厳密に耐風圧強度を計算しているものはあまり無く、過去の事例から仕様を決めているものが多いものと想定されます。尚、このボードは非常の際、人力で割って隣戸へ避難するためのものです。そのため、割りやすいことも必須条件であり、風圧強度確保と相矛盾する設計条件が課せられています。
 ケイカル板(=ケイ酸カルシウム板)の5㎜厚のボードは隣戸避難板に使用されている例が多いボードです。このボードは割りやすい反面風圧で破損しやすいボードです。解決策としては、隣戸避難板が中棧が設けられ上下2枚に分かれている場合は、下段をケイカル板5㎜とし、上段をセメントと繊維を主原料とし、強度と弾力性をもたせたフレキシブルボード5㎜とする事です。上段のパネルは手摺より上部にあり強風をまともに受け破損すると外部へ飛散しやすい一方、避難の際、上段から避難することはないからです。下段は手摺が屏風代わりになり若干風圧が小さくなることと、避難に使われる部位であることから割りやすいボードにする必要があるからです。
 必ずしも下段が強風で割れないわけではありませんが、避難上割りやすくする本来の機能を考えるとやむを得ません。又、割れる要因には、風で飛散した物がボードに当たることも考えられますので、台風時にはバルコニー設置物はエアコン室外機や給湯器以外はすべて室内に取り込むことも重要です。

回答者:NPO日住協協力技術者
一級建築士 山田 俊二
(集合住宅管理新聞「アメニティ」2019年12月号掲載)

「マンション・バリューアップ・アワード 2020(MVA)」事例・提案募集

2020-08-17 11:28:32 | イベント
一般社団法人 マンション管理業協会は、昨年度に続き、「マンション・バリューアップ・アワード 2020(MVA)」を実施する。
応募期間 
2020年8月7日~10月31日
募集内容 
住み心地、建物・設備、安心・安全などマンションに関する全てのバリューアップ事例・提案を募集。(コミュニティ活動、清掃美化活動に関する一工夫、大規模改修、防災訓練、収支計画 等)
グランプリ賞・賞金30万円

同協会ホームページに詳細
https://mansion-wa.com/





「マンションストック長寿命化等モデル事業」の採択プロジェクト決定/国交省

2020-08-06 11:18:39 | マンション長寿命化
~マンションの再生に向けた新たなモデル事業の初採択~

 国土交通省は2020年8月5日、今後急増する高経年マンションについて、適正な維持管理を促進し、長寿命化に資する改修や建替えを促進するため、先導性の高いマンション再生のプロジェクトへの支援を行う「マンションストック長寿命化等モデル事業」の採択プロジェクトを公表した。第1回の募集については8件の応募があり、その中から、計画支援型3件、工事支援型(長寿命化改修工事)1件のプロジェクトを採択。
 複合型マンションで再生方針を決めるための取り組み等を検討する阪急阪神不動産(株)や、排水立管再生改修工事によるマンションの長寿命化を図るジャパン・エンヂニアリング(株)の取り組み等が選出された。
 また、第2回の応募を9月30日まで受け付けている。

詳細:国土交通省HP
https://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000184.html