我が郷土にはリンゴ栽培の祖と言われる方、その意志を継承した方、そして現在手広くリンゴ栽培をしておられる方、さらには広大な敷地を持つ果樹試験場もあります。
我が郷土史学習会の今日は、朝から全一日の日程でこれらのリンゴに関する現地研修です。講師の方は会員で先人顕彰館の研究員の方と長くリンゴ農家を経営して居られる方(どちらも女性)です。
集合場所はいつも図書館前です。今日は椛(モミジ)の紅葉が真っ盛りでした。
お邪魔したりんご園には珍しいものがたくさんありました。この木は1本のリンゴの台木に3種類のリンゴが接ぎ木されています。ジョナゴールドが収穫の時期を迎えつつありました。他に明治時代に植えられた古木や、ハックナインというこれまで食べたことのないリンゴも収穫の時期でした。4の23という名前のリンゴは甘いリンゴなので蜂が一生懸命食べていました。蜂が食べているリンゴは完熟していて美味しいのだそうです。
こちらがリンゴの原種です。最初はこの木に各種の新品種を接ぎ木下のだそうです。食べてみると濃い味でなかなかに美味でした。
今日のおみやげです。リンゴ農家でもぎ取りをさせて貰ったり、果樹試験場で頂いてきたものです。左のたくさんあるのが「北斗」、ジョナゴールド、千秋、ハックナイン、中央の小さくて赤い(5個)のが「4の23」です。「4の23」は商品名がありません。つるが弱く商品として出荷できないのですが、食べると甘くて美味しいので植えている野だそうです。
右下の5個の小さめのリンゴは果樹試験場で頂いてきたものです。
皮をむくと中も赤いリンゴです。珍しいですが食べてみるとモサモサし旨みもあまり感じられませんでした。
こちらもお土産です。大きな神社の伐採された杉の株に生えていら「スギヒラタケ」です。昨年は別の小さな神社のスギ林で採ってきて一人で料理して一人で食べたキノコです。このキノコはスーパーでも売ることもあるそうですが、これを食べるにはかなりの勇気が必要です。
10月7日の新聞記事です。このキノコを食べると「急性脳症」になるかもしれない、発症原因がまだ究明されていなく、食べる人は自己責任で食べてくださいということです。おかあさんは「やめましょう」という意見で、今年はたべませんでした。このキノコは「スギカノカ」とも呼ばれ、とても美味しいキノコで、味噌汁、煮付け、油炒めなどどう料理しても美味しいキノコなのです。残念!残念・・・・!
今日1日でリンゴについて随分詳しくなりました。秋田県が今力を入れている4種のリンゴのことも果樹試験場で教えて貰いましたが、そちらについては後ほどお知らせすることとします