平成21年3月3日市民活動センターにて愛の一声運動研修会が開催されました。
愛の一声運動 とは、、、、市内のヤクルト販売店や地域の民生委員の方々にご協力いただき、お一人暮らしをしているお年寄り等に乳酸飲料を毎日配布し、その時に声かけ等ををすることで安否を確認し、地域社会の方々と気軽に交流できるような雰囲気を作り、安らぎのある生活を送っていただくことを目的に、昭和50年から実施しております。
愛の一声運動研修会は年に一度開催されており、これまで、民生委員やヤクルト販売の方々の参加協力をいただき、講話や懇談会等を行ってきました。
今年度の研修会は、今後も温かい気持ちで地域に住むお年寄りの方々と接していくために、それぞれの地域でお年寄りの方々と関わる民生委員さんやヤクルト販売員さんに、サポートする側のコミュニケーション方法について研修していただくことを目的に開催され、総勢124名の方が参加されました。
講師に、株式会社アムリプラザの坂井礼子先生をお迎えし、サポートする側のコミュニケーションについて研修をいただきました。
内容を少しだけご紹介します。まず、コミュニケーションの基本は、①1対1(face to face)②質より量(話の内容よりも、その人と何回言葉を交わしたか)であり、また、「傾聴(心の声を聴く)」「話す力」「人間力(挨拶・笑顔・言葉づかい・身だしなみ・態度動作)」から成り立っているということでした。
この「人間力」を日々磨きあげることが大切であることをお話し下さいました。日常生活の中で習慣化し、当たり前のように行っている「コミュニケーション」ですが、「なるほど」と思わせられる内容ばかりでした。参加者同士で笑顔のトレーニングも行いました。やはり、相手とコミュニケーションする際、笑顔で話されたり、「聴いてますよ」のサインであるうなずき等の反応をされると安心しますね。
最後に、「できることとできないことの限界はあるけれど、それでも、地域の人に見られているという立場として、活動を地域の人に見せながら継続していくことで、必ず「想い」は地域の人に伝わっていく」とお話いただきました。
愛の一声運動は民生委員さんやヤクルト販売員さんのご協力のおかげで実施することができています。本当に感謝しています。
今後も愛の一声運動を継続し、感謝し感謝される関係の輪を、もっともっと地域へ広げていきたいなぁ、と思います。
(ささっち)