北海道ボランティアコーディネーター協会が主催する研究セミナーに参加しました。ところで、ボラコとは何?
ボランティアコーディネーターの略称で、ボランティアに関する相談支援、講座や体験プログラムなどの事業企画、広報誌やホームぺージなどを中心とした情報発信など、担うことはたくさんあります。特に国家資格があるということではありませんが、枠にはまらない広い分野の相談を受けたり、様々な視点で事業を企画するなど、専門性というか知識の広さが求められる役割です。現在の苫小牧市社協では、ボランティアセンターにいるとよっちということになります。
さて、そのような期待の高い仕事を行うには、日頃の研修もとても重要です。それも、幅広く研修しなければなりません。その研修にお勧めなのが、今回、私たちが参加したセミナーなのです。いろいろな角度から、いろいろな手法を用いて研修をしますが、普段仕事をするうえでのヒントや気づきをくれるセミナーです。
今回の内容ですが、時々紹介する鳥居先生のほか、愛知淑徳大学の伊藤教授、弘前学院大学講師で協会理事の船木さんによる問題提起「ボラコの”根っこ” ~時代が流れても変わらないもの」と題して、それぞれからボラコや社協職員に求められることなど、それぞれの経験などからシンポジウム形式で話されました。
ワークショップでは、「ワールド・カフェ」という手法で、”ボラコの要素”について自由に意見交換しました。
「ワールド・カフェ」という手法で、自由な意見交換をしているところです。模造紙に、その時の感じたことやキーワードなどを書き、線で結んだり囲ったりしながら、話が自然に盛り上がっていきます。さらに、メンバーをチェンジすることでさらに話がふくらみました。
協会発足10年の節目を迎え、この10年を年表で振り返りながら、熱く語っている鳥居先生です。
2日目、鼎談(ていだん)の様子です。鼎談とは、三人で向かい合って話すことだそうです。
ここでは、鼎談を外から聴き、最後に質問などをしながら、みんなで確認する手法でした。中の三人は、みんなに観られながらなので、ちょっとやりにくそうでしたが、熱い想いを聞くことができました。
自分が一番良かったと思ったのは、協会の年表をバックに、参加者全員が自分のボラコとしての原点と、これからの目標や決意など、全員の前で話したことです。
「原点は協会の設立だ」「鳥居先生との出会いが原点」「どこが原点かわからない」など、原点についてもいろいろありましたが、1分程度という司会者の指示にも関わらず、みんな熱い想いを語りだし、とても長くなりました。
しかし、愛ランドという大きな事業が終わって、燃え尽き症候群的になっていた自分にとっては、みんなの熱い情熱を感じ、自分の中で消えそうになっていた火に燃料を分けてもらった気がします。
特に印象に残っている話が「ある高校生に、社協の事業っておもしろくないんだよな」と言われ、「じゃーおもしろいと思う事業を企画してみないか」と、高校生と一緒に事業を企画しているという話でした。熱意がある分、そのような厳しい声もしっかり受け止めているんですよね。
ちなみに、自分の決意は..... ないしょ...
いつもですが、協会のセミナーに参加した後は、よしやるぞーという気分になるのです。
協会は、10年の節目を迎えたとのことですが、長い間積み上げてきた重みを感じるセミナーでした。
yasu
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