やっぱり苫社協~苫小牧市社会福祉協議会日記~

社協行事の案内や報告、
職員が思ったことや感じたことなどを書いています。

Oさんからのメッセージ

2009-11-16 21:03:26 | 雑件

自分は、今までに数々の場面で、最後まであきらめないことの大切さを感じた場面を経験しました。特に、スポーツ観戦の好きな私は、スポーツの試合などでそのように感じる場面が多くありました。

 

先日、サッカーJ1のジュビロ磐田を自由契約になった中山雅史選手のプレイに、そう感じたことが多かったと思います。中山選手のプレイは、泥臭いという言葉がよく使われますが、ぎりぎりのボールでもシュートを試みたり、ちょっとしたミスで相手ボールになってもすぐに取り返しにいくなど、本当に最後まであきらめないプレイスタイルの選手で、私は、この中山選手がとても好きです。

 

ドーハの悲劇として知られる1994年サッカーワールドカップアメリカ大会のアジア予選で本大会出場のかかるイラク戦(最終戦)、前半1-0とリードしながらも、後半同点に追いつかれ、なおも劣勢だった日本の雰囲気を変えたのが、中山選手の勝ち越し点でした。その後、中山選手は終盤に交代し、ベンチからピッチ上にいる選手に声をかけていました。

そして、試合終了直前、同点に追いつかれ、日本のワールドカップ初出場という夢は、叶わなかったのでした。この瞬間、ベンチで立って声をかけていた中山選手は、後ろに倒れ、悔しい気持ちを体中で表していた姿がとても印象的でした。

 

先日、自由契約になってインタビューを受けていた中山選手が、こんなことを言っていました。「あの時に倒れたことは、まだ、自分が弱かった証拠。倒れるのではなく、どうして、最後まであきらめるなとピッチの選手を激励できなかったのか」と後悔しているようなことを話していました。

この言葉をきいて、私は、「最後まであきらめない」ということは、よく言葉では言っているし、意味もわかる。でも、本当に最後まであきらめていないのか、あらためて考えさせられました。

だいたい、サッカーでは、シュートを打つことがベストだと思ったら、どんなにつらい体制でもシュートを打つ、ボールを奪われたら、すぐに取り返しにいく、ボールがタッチラインを越えるまで、ホイッスルが鳴るまであきらめずにボールを追うなど、どこの指導者も子どもたちに言っていることだし、当たり前のことだといわれています。

そんなあたりまえのことでも、中山が最後まであきらめないプレイスタイルが評価されるのは、本当に最後まであきらめていないからだと思ったのです。

 

こんなことを考えていると、先日亡くなったボランティアのOさんに、「お前は口だけだなあ」とよく言われましたが、そのことを思い出しました。この中山選手のインタビューは、最近の私の姿をみたOさんから、私へのメッセージのような気がしてきました。

ありがとう

 

クリックで救える命がある。

                                       ya

やっぱり苫社協苫小牧市社会福祉協議会日記 クリックお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする