やっぱり苫社協~苫小牧市社会福祉協議会日記~

社協行事の案内や報告、
職員が思ったことや感じたことなどを書いています。

孤独なのか自立なのか

2012-04-17 18:12:44 | 雑件

 昨日の寒さから、今日は朝から雨降りの苫小牧。

 雨→→雨→→雨 この一連の流れが苫小牧の「春」なんでしょうね~。

 今年に入ってから地域での「孤独死」について、新聞、ニュースで頻繁に取り上げられていました。

 そのような事件は、突然起こったわけでは無くて、全国各地でこれまでに頻繁に起きていると思われます。

 そんな状況で本屋で目にとまったので、読んで見ました。

          

 盛んに日本で騒がれていた「孤独死」ですが、著者によると必ずしも「孤独死」が特別な事件ではなく『日本のメディアは「孤独死、孤独死・・・・・」と少し騒ぎすぎではないかと思う。』とアメリカ社会と比較して書いています。

 アメリカでは、日本で言われるような悲しい寂しい「孤独死」ではなく、人とのつながりをもち、自分で選択した人生を楽しみながら一人で死ぬ「自立死」とは異なると書いています。

 つながりを持って生きるための取り組みとして、アメリカでの様々な取り組みが書かれていますが、本で紹介されている取り組みのほとんどは、日本でも、とりわけ苫小牧でも同じようなものがあります。

 給食サービス、緊急通報システム、そのほかにも社協では愛の一声運動や町内会のサロン、そして民生委員児童委員さんの活動がありますよね。

 こう見ると、苫小牧のつながりの制度は充実していると感じますが、孤独死が起きるたびに人とのつながりの希薄が問題にされてしまいます。

 この本を読んで思ったんですが、一人暮らしの方を24時間365日見ることは出来ないのは当たり前です。それでも孤独死が問題視されるのは、アメリカと日本では一人暮らしをする上での「前提」が違うと感じました。

 おおざっぱな考えですが、日本は、「人と人のつながりがある」ことが前提の社会で、アメリカ人は「自分の意思でつながりをつくる」ことが前提の社会なのでは?と・・・

 国が違うと言うことは、歴史も文化も違うので、おのずと価値観や考え方も違ってきますよね。

                              「自由の国アメリカ」、それでも俺は日本が好きだ!(さっく)

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