けやきと見る夢~殿ヶ谷十二支はやし連ブログ~

東京都立川市西砂町で活動する 重松流・殿ヶ谷十二支はやし連の公認ブログです

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殿ヶ谷まつりレポ③本祭り 子ども神輿と山車

2016年10月09日 | 西砂・阿豆佐味天神社祭り

10月2日(日)は、朝から晴れ渡り、最高のお祭り日和となりました。


瑞穂・殿ヶ谷囃子連より、3人の師匠も応援に駆け付けてくださいました。


狐さんの力作のリヤカー屋台も、大規模な改修が行われてピカピカに。お祭りのときは給水車両ですが、元旦の門付のときには、これに太鼓をのせて叩きます。


前夜祭と同様に、今年は本祭りでも山車を境内に入れまして、9時からの神事の際に、子ども神輿と一緒にお祓いをしていただきました。そして10時30分に宮出しとなり、町内を練り歩きました。


今年は、私たぬきと狐さんと会長jr.の3人の連名で「子供用たすき鈴」をお祭りへのお祝いとして奉納させていただきました。朝、集まった子どもたちに配ると、想像以上に大好評でした。






最近、急に子どもたちが腕を上げました。「本番は最高の練習なり」

さて、巡行のほうは順調に時間通り・・・とは行きませんで、今年は予定よりだいぶ遅れてしまい、残念ながら子ども神輿と一緒に宮入りする予定を変更して、途中でお神輿と別れて、山車は中里ふるさと祭り会場へと直行いたしました。


「西砂・囃子の競演」2回目も、前夜祭のときと同様に静かモノから開始。


中里・小林会長の拍子木の合図で、にんばに。


続いて屋台囃子で競り合い。

 

 

手締めの後、蜘蛛の巣テープが飛びまして、終了でございました。

中里さんの会場から、今年も宮沢さんの諏訪神社に移動して奉納囃子を披露させていただきました。
中里さんにも宮沢さんにも、たいへんお気遣いをいただきましてありがとうございました。


この後、会長宅に全員で移動しまして、いただいたおにぎりで遅い昼食をとり、
8月のよいと祭りの時から組みっぱなしの山車を解体いたしました。

今年の本祭りでいちばん印象深かったのは、
朝、お神輿を担ぐために集まった子どもたちの「まだかまだかっ」という期待いっぱいの表情でした。
私は、鈴を配るために受付の横で待機していたのですが、すっかり圧倒されてしまいまして・・・
ゲームとかケータイとか、面白いモノは沢山あるけど、
「お祭り」っていうのは、子どもたちにとって、やっぱり特別なんですね。
もっともっと、この子たちのために頑張んなきゃな、と思いました。

え、泣いてないよ、泣いてないですってば!

殿ヶ谷まつりレポ④番外編につづく




殿ヶ谷まつりレポ②前夜祭・殿ヶ谷一座

2016年10月09日 | 西砂・阿豆佐味天神社祭り
前夜祭のトリは
殿ヶ谷一座第28回奉納芝居「伝七捕物帳」

「北町奉行遠山左衛門尉が公金を使いこんで旅行三昧、温泉三昧!」
特ダネを連発して大人気の瓦版屋・文春堂が伝えた記事で江戸界隈は大騒ぎ。その噂は上野黒門町の伝七親分のもとにも伝わる。



子分のがってんの勘太と、かんざしの文治は、早速捜査に乗り出す。

伝七は元は罪人だったのだが、その気風の良さに惚れ込んだ遠山によって御赦免となり、かわりに十手を預けられ岡っ引きとなった過去があった。その「罪」とは何だったのか。問い詰める女房のお美代に、伝七は少しずつ昔のことを語り始めた。


伝七の幼馴染の襖絵師・新吉は妻を早くに亡くし、幼い娘・小春と二人で暮らしていた。そんな新吉に地元のヤクザ寅蔵一家が「仕事」の話を持ちかける。狩野探幽の名画の「贋作」を描けというのだ。娘を人質に取られ、新吉は仕方なく絵を仕上げる・・・。


「北町奉行・遠山左衛門尉さま、ご出座ぁー」
榎本座長が演じる遠山の金さんが、台車でゴロゴロと登場。場内は大爆笑となりました。


はやし連の大野会長は、同心・早瀬市之進という役を演じました。


セリフを言いながら背景画を転換する場面では、段取りを間違えて、これも大爆笑。天性の才能ですな。こういうことやらせたら右に出る人はいません。


私たぬきは、ヤクザに雇われている用心棒役。編み笠を、竹かごで代用して被ってみたら面白かったので、これで演じました。出番が少ないうえに、顔を出したのは、最後に井戸に落とされる前の30秒だけ。
「どうせ、30秒だからな~」と、メイクは、下地塗って、目をちょっと書いて10分足らずで完了。


青い照明で、夜の場面を演出。


一座の絵師・矢島氏の傑作「岩松図」。
よーく見ると松の幹の曲線が、母親の横顔に・・・見えますか?
脚本家の無茶振りを、見事に絵で表現。これぞ、まさに総合芸術!


「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイッ」からの「明日の殿ヶ谷は日本晴れだぜ!」

最後は榎本座長のキメ台詞で拍手喝采となりました。



ご来場、誠にありがとうございました。