10月4日(木)に、殿ヶ谷一座の最終稽古が、西砂町・阿豆佐味天神社境内の特設舞台にて、行われました。
この日は、ケーブルテレビのJCOMさんが取材にみえて、榎本座長と、演出の私がインタビューをうけまして、その後の通し稽古を撮影してくださいました。今年の「国定忠治」の宣伝と、本番にむけての意気込みをお話ししました。
こちらの模様は、さっそく本日5日(金)17:00~の「デイリーニュース多摩」で放送されます。(再放送は21:30~と23:30~です。)
JCOMが視聴できる方は、ぜひご覧ください。
さて稽古のほうは、TVカメラがまわってたのが、良い緊張感となり、まずまずの内容でございました。
「エンゲキは風に書いた芸術」
誰かがそんなことを言ってました。
絵画や彫刻、ドラマや映画は、半永久的に残すことができます。
しかし舞台芸術は生もの。
ビデオに残すことはできますが、それは平面の偽物です。
上手側のお客さんと、下手側のお客さんでは、違う絵に見える立体作品であり、最後に幕が閉まった瞬間に消えてなくなるのが「演劇」という芸術。
「ゲージュツ」なんていう言葉で語るのは、非常におこがましい素人劇ではありますが、
私が紙に書いた台本が、役者によって立体作品に生まれ変わり、消えてなくなる瞬間が近づいてまいりました。
私にとって、それは寂しさなんて微塵も感じない、極上の瞬間です。
多くの地域の皆様に喜んでいただけるよう、最後まで精一杯つとめたいと思います。
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