4月21日(火) 曇りのち晴れ 22日(水) 曇り
預かった古いミシン。
電源が無いという。
AC入力端子はこんな形。
端子が3つなのでモーターの速度調整ができるフットコントローラーがあったのだろう。
ネットで調べるとフットコントローラーでモーターに加える電圧を調整しているようだ。
回路はこんな感じか。
1-2はランプへ。
1-3はモーターへ。
電圧制御はライトコントロールが使えるのではないか?
このコントローラーは白熱灯400Wまで使えるとなっている。
モーターの消費電力は、そんなに高くないだろう。
サイリスタを使っているのかな。
フットコントローラーは5000円くらいするらしい。
ミシンが古いせいか、端子の形状は合わない。
電熱器のプラグの形状が合いそうだ。これを使おう。
丸い端子の形状に合う。
端子の配置を見ようとしたが、見えない。
テストしてみると、モーターの端子は外側だった。
途中に2Aのヒューズを入れて、テスト用コントローラーが完成。
モーターは回っても、針が動かなかった。(写真は、ランプの点灯試験)
手で回しても硬いのは、グリスなどが硬化しているからだろう。
ふたを外してグリスアップしよう。
外せるところは外そう。
やっぱりグリスが硬くなっている。
ウォームギヤをアルコールで清掃して、グリスを塗る。
錆びているところは、サビ落としを使い、可動部にはグリススプレーを塗る。
あれ、Eリングが2個落ちてきた。
こんなもの、普通は外れない。どこからはずれてきたのか不明。
電源を入れてみたが、針は動かない。モーターがスリップしている。
手で回してみる「キンッ」
針が折れた。
どこかに当たるらしい。
さらにお釜が引っ掛かる。
手で回すとどこかに当たって回転が止まる。
はめ込んだ樹脂成型パーツが、矢印のところに当たっていた。
これはウォームギヤのグリスを拭き取った時、勘合位置がずれたためらしい。
『こんなところか』と言うところにずらしたら、当たらなくなった。
しかし、モーターのスリップは直らず、針は動かない。
スリップする原因は不明。
結局使えるようにはならなかった。(┳ω┳)