森に降る雨
2011-09-13 | 森
雨の日の森歩きは、やはり好いものだ。
気胞が洗われるような雨の匂いに、しっとり全身包まれる。
広がる天蓋の葉叢に濾過され、微かな甘い香を鼻腔に残す水の粒子たち。
ツンと鼻から頭の芯にかけて、プールから上がったときのように抜けてゆく刺激感。
しとしと静かに降り続ける雨の中、
久しぶりに五感を奔放に解き放った森歩きだった。
その夜は、久しぶりに面河道の愛大小屋に泊まった。
この雨の中、私一人かと思うと、先客がいた。
小屋に近づくと、梢を打つ雨音に紛れて音楽が聴こえた。
あの曲は何だったのでしょうね。Tさん?
「何を聴いていたの?」と尋ねても答えてくれなかった。
しとしと降り続ける雨の森で聴く音楽…
私なら何を選択するだろう?
Gasalsの奏でるSchumann?
翌朝も、また雨だった。
予定通り、御来光の滝へと下る。
頭に描いた雨に煙る瀧とは行かなかった(苦笑)
どうも手塚雄二の絵の呪縛から抜けられないようだ。
正午過ぎ、やっと雨が上がった。
雨上がりの陽光に竜胆が花片を綻ばせる。
虹を期待したが、この時間には見られなかった。
やっと虹が架かったのは、日没間近の雲を裂いて、
スルリスルリと七色の虹彩が山肌を延びてゆく。
「どうして虹を見ると幸せな気持ちになるの?」
偶然の出会いに目を輝かせて、広島の山ガールは呟いた。
4日以来、新たな写真を待ちわびていました。
ランスケさん、どうされているかと想いつつ、本日掲載の写真を堪能しました。
感謝。
ランスケさん、屋久島には行かれましたか。
もし未だでしたら是非ランスケさんの撮る屋久島の写真を見たいと思いました。
来月末に再度帰国予定、11月初旬に四国に戻り65番から再チャレンジです。今日はMr.ルマン、29回もルマンにチャレンジ、世界中のレーサーの中で現役最多出場の寺田陽次郎氏と最後の東京の夜を堪能していました。ランスケさんがフランスのルマンに出掛けたら何を感じ、何を撮るか、ちょっと想像してみました。
今回は酔っぱらいのお邪魔虫、失礼があったらお許し下さい。これから徹夜で荷作りです。
復活ですね。
これぞランスケワールドです。
写真は相変わらず、何の気無しの心配りです。
森はもう秋の気配ですね。
竜胆、大好きな花です。深山竜胆、蝦夷竜胆、阿蘇竜胆などなど・・・
高知県境の篠山、その篠山にまつられている神社の家紋が笹竜胆です。
水滴、小雨降る森、雨上がりの虹、自然を愛するランスケさんらしい写真であり、浪漫あふれる文章です。
雨の島、屋久島。未だ訪れていない憧れの島です。
屋久島の森に魅せられ移り住んだ「山下大明」という写真家がいます。
彼もまた雨の風景に憑りつかれた人です。
屋久島の森は、とても一度訪れたくらいでは捉えどころがなく
そのまま深みに入り込みそうで怖い(笑)
Mr.ルマン、寺田陽次郎さんの偉大さは、ほっほさんから教わりました。
(ごめんなさい。モータースポーツに疎いもので)
村井さんの多彩な交友関係に、その人柄が偲ばれますね。
いよいよ年内に結願ですね。
結願の地からのお便りを心待ちにしています。
心配りの書き込みに感謝です。
彦根藩の国宝屏風、なんとか観たいです。
23日までの展示というのは辛い。
なんとか時間を工夫してみます。
母も女学校時代の篠山登山で見た竜胆のことを
何度も懐かしそうに喋っていました。
篠山に祀られている神社の家紋でしたか。
先日、花屋の店頭で竜胆と吾亦紅とススキの秋の野草たちを見つけ、
今、仏壇に供えています。
どれも母の好きな秋の花々でした。
次回は大川嶺あたりで高原の野草風景を撮りたくなりました。
20本ばかり自生しています。
野生種でちょっと背が高いですが。
リンドウを見ると何故か?理由もなく
イワギキョウを想い出します。
一番好きな花なのに、コマクサよりも
好きなのに、何故かリンドウから
イワギキョウにいきます。
昔、魂胆を持って高山植物の名を
覚えようとした山神様怒りか?
それとも記憶過程で錯誤があったのか
それにしても、森ワンデリングの再開ですか。喜ばしいことです。
雨の林のすばらしさと懐かしさが
伝わってきます。
紫花はヤマトリカブト?
原石がダイヤモンドに結晶化したような
雨の森の写真
ランスケさんのことは、本当は何も知らないが
16歳で出合った時と今も何も変わっていない。
イワギキョウは、夏の3000m峰を歩いていると、何処でも見かける花ですが、
あの鮮やかな紫色の竜胆を思わせる花が岩肌に張り付くように咲く姿は
印象的ですよね。
私も好きな花で、何度も写しています。
さて、いよいよ恒例の石鎚の紅葉シーズンの始まりです。
もう今年は大混雑の天狗岳紅葉写真は、いいやと思うのですが、
また足を運ぶのでしょうね(苦笑)
今回の雨の森の撮影、写真の出来としては決して良いものが
撮れたとは云えません。
お遍路の途中で壊れたデジイチの代わりに、
今回購入した雨天や土埃の悪条件でも正常に機能するタフなカメラの
テスト撮影です。
まだ、その機能を充分に把握していないので試行錯誤の撮影でした。
少なくとも、小雨程度の条件なら問題なく撮影できることが
分かっただけでも収穫でした。
五嶋さんの要望への誠実な対応ありがとうございました。
確かに「諏訪敦」を巡る、五嶋さんとの出会いも不思議な縁ですよね。
それから、ランスケさんは、お遍路さんをされていらっしゃるんですね。実は、この夏に名古屋で大学時代の同窓会が35年ぶりに開かれました。再会した友人の一人が、もう3回目のお遍路に取り組んでいるという話を聞いて、少々興味を抱いたところです。仕事を退職したら、一度回ってみたいと思ってます。
今回のランスケさん、ほっほさんとの出会いを始め、最近は四国がらみの話題が身辺に多いので、きっと何かが僕を四国に呼んでいるような気がします。
リンクを張ってからでないと返事ができないと思い保留していました。
そんなこんなで週末まで延びて、
その上、台風による雨で私も自宅に停滞。
ついでと云うと失礼ですが、
撮りためた「森」の写真を整理してスライドショーにしてみました。
純有さん、縁とは不思議に重なるものだと思います。
ブログを通じて、遠く北海道やニューヨークとも縁(えにし)が出来てしまいました(笑)