Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

Cold sleep / 氷結の森

2016-01-22 | 

 

めまぐるしく天気が変わる。

大雪の後の晴れ間を狙って、堂ヶ森へ入る予定だった。

ところが、もう次の南岸低気圧が来ている。

金曜、土曜日と並んでいた晴れマークが消え、

また週末は大雪の予報。

入山は週明けに繰り越される。

落胆していると、朝から青空が広がったりする(汗)

まったく読めない空模様だ。

 

そして、また思いついたら皿ヶ嶺。

「これより上、凍結。チェーン必要。」の道路標示。

日没後の帰路を考えると道路の凍結が怖い。

自転車を上林バス停に残置し、ここより歩く。

しばらく歩くと、もう道路は真っ白になる。

ブナの樹林帯に入ると、幹まで白く氷結している。

朝方まで森は吹雪いていたのだろう。

青空は、すっかり消えて、真っ白に氷砂糖を塗したような銀世界。

光が射さないので風景が平板になってしまう。

でも、またこれはこれで、大雪の後の氷結の森の姿だ。

自然現象を、そのまま写し撮るのが一番。

余計な作為を廃して、ありのままの森の姿を。

 

皿ヶ嶺は、普段から入山者が多いので大雪の後でも明瞭なトレースが出来ている。

トレース脇に固められた雪嵩を考えると30〜50cmくらいの積雪。

入山者の少ない山域では、それなりのラッセルを覚悟しなければならない積雪量だろう。

週末は今シーズン最強の寒波がやって来る。

 


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2 コメント

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昨日のこと (鬼城)
2016-01-23 09:52:57
上野の生涯学習センターより、川内方面へ・・・
適当に走っていたので上林方面に出ました。
電話するため停車・・・
ふっと山を見ると雪山!
ランスケさんのことをふっと思いました。
雪の森、いいですね。
体調を整え厳冬期、石鎚へ・・・
楽しみにして居ます。
しかし、無理はされませんようにしてください。
なぜか仰角のワイド写真が好きなんです。
返信する
無情の空 (ランスケ)
2016-01-23 11:02:29
なんとも気が滅入る晴天です。
昨日、今日と直前の天気予報は曇天や雨天を予報していたのに…
見事な青空の広がる冬晴れの一日(苦笑)

こんなことなら当初の予定通り、堂ヶ森へ入っていたなら、どんな風景に出会えただろう?
などと詮無い想いに囚われてしまいます(汗)
自然風景を対象に写真を撮っていると、
ままならないお天気に一喜一憂の日々です。

そうでしたか。
鬼城さんは、何時の間にか懐かしい場所へ導かれたようですね。
学生時代に竜神平で山スキーをしたと聞いています。
この日も竜神平でスノーシュー遊びをする人がいました。
充分に山スキーが出来るくらいの積雪量でした。
確かに、森の風景を撮るには、フィッシュアイの画角は魅力的ですね。

さぁ、明日は今シーズン一番の寒波がやって来ます。
今度こそ宇和島市内も雪化粧するでしょうか?
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