不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

1月12日(日)ポリウ”ェーガル理論を学び語る会14時~16時、会場は市民交流棟2階。要申込。

「経験者の声を現場に」

2013-03-06 23:40:36 | 不登校

全国不登校新聞fonte3月1日号が届き、ある記事に目が留まりました。

 

抜粋してお伝えすると、千葉県教育委員会設置の相談機関「千葉県子どもと親のサポートセンター」では、不登校の相談に経験者を起用。画期的、先駆的取り組みを2002年より不登校経験者と親の立場の経験者5名が週一回、嘱託職員の立場で登用され、相談業務をしてきた。

そこでは、個別相談、フリースペース、親の会、講演会等企画運営し、さまざまな理由で不登校になった子ども、親をこれまで継続的に支援してきた。

ところが昨年末に、突如予算の都合により現体制を維持することは困難と通告があった。

事業自体は来年度以降も継続するが、不登校経験者の嘱託配置はすべて打ち切り、センター職員で事業を行うとのこと

 

・・・この内容で掲載されていました。その後、「千葉県子どもと親のサポートセンター」経験者とその親による相談業務の継続についての要望書(署名)を提出しました、と報告がありました。

 

・・・行政が「不登校の子どもと親をサポートしようと、不登校経験者や親を起用すること」を始めたこと自体、やはり画期的だし、先駆的だと思います。それを途中で打ち切らずに継続してほしい。誰もが願っていることです。

 

・・・子どもが学校へ行けなくなったとき、初めの窓口は学校。先生が不登校について理解されているかいないか、その対応に大きな違いがでてくると思います。サポートセンターは、不登校の子どもと親にとってその気持ちを理解してくれる機関であってほしいと切に願います。

 

・・・私たちが、初めて親の会を立ち上げたとき、やはり不登校を経験した子どもの親どうしだからこそ、その気持ちを伝え合うことができる、お互いの気持ち、辛さを理解しあえる、わかりあえるという安心感があったからです。専門家に相談することも時には必要かもしれません。しかし、当事者の心の傷みは当事者どうし共有できるところに大きな意味があるのだと感じてきました。そして、何より経験した方(親も子も)のその後の生き方を語ることで、私たちはまだ先の見えないトンネルのなかを歩きながらも一筋の光を信じて歩くことが出来るのです。

 

 

 

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