tosiyorino_hitorigoto

年寄りの独り言

経済大国の落日

2012年03月18日 | 経済

少し前まで日本は経済大国、福祉国家としてアジアのみならず世界から目標とされ賞賛される国であった。それが一転いまは政治も経済も三流国、あまつさえ消費税を5分から一割へ上げ、ヤクザなテラ銭国家に成り下がろうとしている。

世界保健機関(WHO)が発表している一人あたり国民所得(GNI)の統計がある。
国民の幸福度とはちがうが少なくとも経済的な幸福指数には近いのではないか。

2000年には35,620ドルで5位であったのが2011年の統計では世界19位の33,470ドルで、しかも2000年よりも減っている。これは他の国では考えられない日本だけの稀有な現象であろう。しかも日本のあとに続いているのは20位スペイン、21位イタリア、22位ギリシャといういってみればEUのお荷物というのが情けない。

ちなみに日本を目標に頑張るといっていたシンガポールが2000年には24,750ドルで19位であったのが、2011年49,780ドルで世界第3位であるのは立派。また中国は2000年から8倍、韓国は3倍増となっている。

世界及びアジアは成長し続けているのに日本は停滞どころか、後ろ向きに走っているのではないか。内向きではなく世界戦略として一から考え直さなければならない。

 

国民総所得(GNI)ランキング・国別順位(2011年)

MEMORVA 統計、指標、ランキング

外務省: 1人あたりの国民総所得(GNI)の多い国
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