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年寄りの独り言

インドという新潮流

2011年10月14日 | 再生可能エネルギー
英国のDatawind社が、世界で最も安いタブレット端末をインドで12月に発売する、と発表した。同製品には Android OS が搭載されており、インドの大学の学生を対象に35ドルで販売される。



japan.internet.com:Datawind、インドで世界一安いタブレット端末を発売へ

Ustrem:Datawind CEO Says $35 Tablet Computer

インドは世界一安い2000ドルのコンパクトカー、15ドルの浄水器、2000ドルでの心臓外科手術など世界の最先端の技術革新をなおかつ低価格で推進している。

東大では留学生を受け入れるため秋季の受験を考えているらしい。また厚生省などは看護師の人手不足の解決策で外国人の受け入れを考えているようだがお門違いだ。その前にやるべきことがもっとある。

コンピューターの世界でも医学の世界でもインド人はその優秀さを発揮しているらしい。アメリカの医師の4割がインド人で、その優秀な腕を持つ医師たちがインド本国に帰り、今度は外国からの患者を待っているというわけでやはり英語が通じるということが最大のメリットのようだ。





生き残り戦略

2011年10月10日 | 東日本大震災
復興構想会議
鳴り物入りでスタートした東日本大震災復興構想会議や復興実施本部が空中分解しているらしい。第3次補正予算も構想会議の議論なしに提出されようとしている。いまごろは政治家たちがその分け前の分配競争をしているころだ。これが復興庁となってもどうせその辺のゴミ高級官僚の寄せ集めになり、権限が与えられもしないので構想会議同様いつのまにか立ち消えになってゆく運命なのだろうか。事業仕分けや雇用対策、貧困・困窮者支援チーム、災害ボランティア活動も単なるパフォーマンスであったことが明らかになった。

この大震災であらためてわかったこと
生き残るすべを子供のうちから教育すべきだということ。。つま「津波てんでんこ」のように自分の命を守る教育をしながら、「あなたの命はたったひとつでいかにかけがえのないものであるか」を教えなければならない。地震のあとには津波がくる。そして三陸大津波は15メートル規模だったということが頭のなかに入っていればどこに逃げるべきかということは必然的にわかる。自分の命は自分で守るしかないという教育が必要だということ。そしてそれは「日本の3万人の自殺者の命を救う」ということにもつながり、数少ないボランティアの奉仕にまかせるのではなく政府自体が乗り出すべき問題にしなければならない。

いかに地域社会が大事かということ
昔東京砂漠という言葉があった。この地震が東京に起こったら日本は壊滅していただろう。この大災害で何日も命を支えたのは、民主党政権でもなく、自衛隊でもなく、地域の人々の助け合いだった。水がない、食料がない、冷えた体を温める暖もない、明かりも、何一つの情報もないせっぱつまった状態を互いに支え合った。人間が根元の生き残りを強いられた時に、いかに政治や社会また科学、技術というものが無力かということが明らかになった瞬間だった。

かわらない日本
アフリカでは新しい声が奔流のように湧き上がり、アメリカが変わろうとしている。我々はたった1%の富裕層のために働いているのではない。所得移転をどんどん進めて格差是正をという主張がウオール街のデモになっている。では日本ではどうだろう。戦後の経済成長により中間層が主流だった日本がたちまちに三流国に転落してしまった。その間に政府はなくなにもしようとしてこなかった。日本の政府は実力組織である自衛隊以外には手足のないだるまさんなのだ。日本の政治機構は明治期から変わっていない。官僚たちの公益法人や天下り組織にはまんべんなく行き渡るが庶民たちまでは決して届かない。

国家戦略
TPP問題、年金問題、復興構想、国家戦略局、積み上がる国債、それらが本当に官僚たちが必要と思えばすぐにでも解決案が提案されるのだろうが官僚にとっては重要でない、必要ないと思われているからいまだに立ち上がらないのだ。日本が本当に必要な「国家と個人の生き残り戦略」が政治家や高級官僚にとっては必要とされないことそれが「日本の不幸」なのである。