リンク切れがあるのはご容赦ください。
原子炉というのは、超精密機器ではないのか。
燃料棒の脱落や高圧の蒸気発生器のための細管の破断などはないのか。
設計限界を超えたなら、本来全部の部品を点検交換しなければならないはず。
柏崎刈羽原子力発電所の再稼動がはたしてできるのか。
東電発表
柏崎刈羽原子力発電所6号機原子炉建屋3階の放射性物質の漏洩について
なお、放出は現在止まっており、6号機の海水モニタの値に有意な変化はなく、
法令で定める値以下であり、環境への影響はありません。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071604-j.html
柏崎刈羽原子力発電所で観測された地震動
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071603-j.html
新潟県中越沖地震の影響について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/07071601-j.html
現在のプラントの状況について午後6時30分現在の状況
1号機(定期検査中):使用済み燃料プールの水位低による運転上制限の逸脱お
よび復帰。(発生時刻15時47分、復帰時刻16時15分)
2号機(定期検査中):使用済み燃料プールの水位低による運転上制限の逸脱お
よび復帰。(発生時刻15時45分、復帰時刻16時15分)
3号機(停 止 中):使用済み燃料プールの水位低による運転上制限の逸脱お
よび復帰。(発生時刻15時45分、復帰時刻15時45分)
原子炉建屋ブローアウトパネルの外れにより運転上制限
の逸脱。(発生時刻15時37分、現在調査中)
http://www.meti.go.jp/press/20070717001/press.pdf
(東京電力?からの報告内容)
7月16日に発生した平成19年新潟県中越沖地震において、定期検査中の柏崎刈羽原子力発電所6号機の原子炉建屋3階及び中3階の非管理区域で漏えい水があることを確認した。漏えい水を調査した結果、3階では、漏えい水が約0.6リットル、放射能量が約2.8×102Bq、中3階では、漏えい水が約0.9リットル、放射能量が約1.6×104Bqであった。
また、当該非管理区域からの漏えい水が発電所内の排水経路を通じて海に放出されていたことを確認した。その量及び放射能量は約1.2m3、.0×104Bqと推定している。
東京電力?は、当該放射性物質が希釈によって3月間あたりの周辺監視区域外
の濃度として、2×10-10Bq/cm3以下と推定している。この値は告示に基づく3月間あたりの周辺監視区域外の放出濃度限度である0.2Bq/cm3を十分下回るものと評価している。
(原子力安全・保安院としての評価)
放射性物質を含む漏えい水の放出が現在止まっていることを保安検査官が確
認しました。
また、東京電力?の推定が妥当であることを確認しました。
東京電力?に対しては、引き続き、周辺監視区域外への放出がないように厳
重な管理を求めるとともに、厳格な報告体制の確立と、本事象についての原因究明及び再発防止を早期に行うよう指示しました。
原子力発電所Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
柏崎刈羽原子力発電所
1997年7月2日の時点で、7基の原子炉が発生する合計出力は821万2千キロワットにもなり、世界最大の原子力発電所になった。
沸騰水型原子炉
原子力安全保安院
http://www.nisa.meti.go.jp/
ガス爆発の報告はあるが、柏崎刈羽原発の報告はなし。??
電力不祥事
http://www.janjan.jp/living/0705/0705014722/1.php
http://fukurou.txt-nifty.com/f2/2007/03/post_168f.html
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CB0041002&
地震での耐震安全評価(女川原子力発電所)
http://www.meti.go.jp/press/20060120002/20060120002.html
原子力施設のトラブルの評価について
http://www.meti.go.jp/press/20051207002/ines-set.pdf
制御棒脱落後の「臨界」状態・再論
http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/2007/03/post_916c.html
原子力発電所というのは、事故、故障、不正報告の巣?
新潟地震5
6号機の建物の耐震設計はここみたい。
http://www.kajima.co.jp/tech/katri/technical/treatise/1997/list-4-j.html
一号機は1985年9月運転開始20年経過、7号機でさえ97年7月だから10年たっている。
原子炉の中の点検といっても、できるのは、せいぜいマイクロスコープで覗くくらいでしょう?。
ーー>ナトリウム漏れ事故のときも、命がけで点検していたけど。
でも、肝心なのは中身??ジャンボだって、何年かに一度はオーバーホールするのに原子炉のなかは、できるのかな。
航空機整備の品質保証
http://www.sjac.or.jp/kaihou/200704/070405.pdf
≪追記:3月31日≫
柏崎刈羽原子力発電所は最近になってやっと運転を再開し始めた。これだけの年月がかかったということは想像するに点検しただけではなく殆ど完全更新したということ?
2009年12月 7号機営業運転再開
2010年1月 6号機営業運転再開
2010年8月 1号機営業運転再開
2011年2月 5号機営業運転再開
計画停電という状況のなか他の原子炉の運転再開がまたれる。
新潟県中越沖地震は耐震設計時の予想以上の震度だったということだが、想定外のことを考慮するのが危機管理だ。この時点で福島原発にこの地震の教訓が生かされていればと思う。津波がくることも当然予想されたことだろう。東京電力には安全神話という非科学的宗教が蔓延していたのか。技術者達は今非常に悔しい思いをしているに違いない。
≪追記の追記:3月31日≫
ロイターの記事:特別リポート:地に落ちた安全神話─福島原発危機はなぜ起きたかで大規模な津波の可能性について0.1パーセントかそれ以下の確率で起こりうると認識していたこと。さらに東電のアクシデント・マネジメントにはこのような多重事故のシナリオが存在しなかったと指摘している。
また池田信夫氏はそのブログで先の世界大戦になぞらえて失敗の本質と指摘している、自分はこの本は読んでいないが三野正洋氏の「失敗の連鎖」を開いてみてまさに東電のそして大本営の本質に暗然とさせられる。