動画サイトなどにも映像がのこっている。
東北地方太平洋沖地震 2011/3/11 気仙沼の火災
あれから二年。気仙沼の港にも少しずつだが漁船は戻っているようだ。
復興屋台村も
だが戻らないものも。気仙沼鹿折唐桑駅の駅前にどんと居座っているもの。
鹿折唐桑駅から海岸までは1Kmほどもある。
巨大な漁船<第十八共徳丸> 東日本大震災の津波の遺産として残そうという動きもあるようだ。
高田松原の一本松はアンドロイド化されて残った。
311から2年4ヶ月
陸前高田の45号線はダンプ街道になりトラックに占領されていた。
政府の言う高台移転とは巨大土木事業にほかならなかった。
どこからかはわからないが緑の山を崩し高台を造成する。
これが美しい日本を取り戻すことになるのか。
このアパートは崩壊したまま取り残されていた。
昨日の雨は完全にスコールというべきものであった。日本が年々暖かくなっているのは確実らしい。
気象庁も確実に把握していて「日本の年平均気温の偏差の経年変化(1898~2012年)」このグラフはわかりやすい。
世界の状況も同じような傾向である。
地球全体の平均気温の推移(WikiMedia 気温)
数年前までは「排出権取引に関する議論」がマスコミで取り上げられたがあれも原発の安全神話同様に幻だったのかもしれない。
自然エネルギー問題を調べるときこの図をいつも思い出す。
Wikiの太陽光発電の中の図である。
一番右がドイツ、中央がEU25カ国、そして左が全世界の需要と等しい電力を太陽エネルギーで発電するのに必要な面積なのである。理論的には地球の裏側にこれと同じだけの太陽光発電所を作れば全世界の電力をまかなうことが出来るのだ。
これがWikiMediaの威力のひとつなのかと思う。
日本のエネルギー問題ももっと簡単に考えてみることも出来るのではないか。
例えば太陽光発電所や風力発電所は日本ではヨーロッパやその他に較べると普及が遅れている。だが逆転の発想で福島県にはほとんど耕作出来なくなった土地がある。そこに太陽光パネルを並べれば原子力発電の街から一転、自然エネルギー県になる。
海岸には瓦礫や流れ込む放射能のために働けない漁師達がいるが、海岸線で風力発電を行えば点検やメンテナンスで収入を得ることも可能だ。農家や漁師が小さな自然エネルギー発電所の所長になる。それはこの場所で生業を失った人々が何十年後に夢をとりもどす術と子供達への贈り物になるかもしれない。
予算が足りないとかはナンセンスである。流用すべき予算はいくらでもある。オリンピック競技場の建設費、中央リニア新幹線の建設費は9兆円だという。
幸いアベノミクスにより2012年度の国の一般会計の決算は、税収が予想より1兆3000億円上回るそうなのでこれも大いに活用できる。ただこの金は貸付であって事業がうまくいけばかえしてもらえる。税金で国民全体から徴用するカネとは違う金である。
だいたい復興予算として23兆円もの金を使い切ってあの金はどこにいったのだろうか。たしかに景気は上向いてきたようにも見えるがこれは円安効果と海外からの株投資の影響が大きいらしい。
国は除染費用として建設会社に盛大に金をばらまいたがこれもいずれは東京電力に払わせるのでいずれは電気代として国民につけが回ってくるはずである。