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年寄りの独り言

JR東の新幹線システム障害、原因は処理限度値のオーバー

2011年01月23日 | ニュース
JRのシステム障害が問題になった。

JR東の新幹線システム障害、原因は処理限度値のオーバー

JR東の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害の原因は、ポイント不転換が発端となって必要になった列車のデータ修正がシステムの限度値をこえてしまったためだった。

JR東日本の新幹線運行トラブルを起こしたシステム障害について、同社は1月18日、原因は、輸送障害の発生で必要になった後続列車のデータ修正数が、システムの限度値を超えたためだったと発表した。
今後は修正時の入力方法を改善するほか、限度値を超えても問題が発生しないようにシステム改修を検討する。
2011年01月18日 20時23分 更新


運行管理システム「COSMOS」システムが古すぎて本数の増加に対応できなかったらしい。しかしこれはプログラマーにとっては当たり前すぎる問題でJRがこれほどの初歩的な問題に対応してこなかった方が問題だ。

システムのプログラムでは再帰ルーチンというのがある。ループの中でプログラムが再度同じルーチンの中に入り込み何度も繰り返す。しかも永遠に戻れなくなることもある。将棋とか碁とかの解決が難しいのと同じ問題だ。

しかし今のシステムでは1ギガとか1テラとかのメモリーが簡単につめる。そろほどおそれるにたる問題ではない。それなのにJRではシステムを更新していなかった。これは経営陣の問題だろう。

今の日本は同じシステム障害に陥っている。有効な解決策はあるはずなのに、変な無限ループに入り込んで抜け出せなくなってはいないか。

正義とは何か

2011年01月19日 | ニュース
NHKでは「「ハーバード白熱教室」という講義が集中して放映された。そのせいかもしれないが正月は睡眠不足+インフルエンザでダウンしていた。
アメリカ人の正義と日本人の正義がどれだけ違うのかそれとも違いがないのかはわからない。サンデル教授は人が人を食べるという学生にはショッキングな事柄をもとりあげ正義とはなにかを問う。

教授の授業はジョン・ロールズの正義論を下敷きにしているらしい。ウィキペディア(Wikipedia)の解説によれば、第二次世界大戦中は歩兵としてニューギニア、フィリピンを転戦、降伏後の日本を占領軍の一員として訪れて、広島の原爆投下の惨状を目の当たりにする。そして原爆投下をその不要性から、「すさまじい道徳的悪行」とし戦争に関する六つの原理を提示する。また彼は「正義論」のなかで「基本的自由に対する平等の権利」と「不遇な立場にある人の利益を最大にすること」を唱えた。

昔「空気の缶詰」という缶詰が発売されたことがある。さしずめ今の民主党は中味のない空気の缶詰を売っているのかもしれない。菅首相や民主党に限らず過去の検察の愚行、沖縄の基地問題、低所得者いじめの論議なき消費税増税、献金ほしさに経済団体のいいなりでの大企業減税など、いまこそ「国家」とはなにか、国家が行使する「正義」とは何かが真剣に検討されなければならない。