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年寄りの独り言

ろうそく

2013年10月13日 | 原発再稼動
死神に気に入られた男が自分の分の命の「ろうそく」が今にも消えそうになっているのを見せられ自分のろうそくに新しいろうそくを継ぎ足し生き残ろうとする。だがその継ぎ足したろうそくは自分の息子の命のろうそくであったというのが落ちである。グリム童話の話で落語にもある。三遊亭圓朝が翻案したらしい。立川談志なども得意にしていた。

10月も半ばなのに東京で気温が30度を超えたのは100年ぶりという。地球の温暖化が言われて久しい。電力会社は「原発」は二酸化炭素をださないから地球の温暖化防止に役立つと喧伝する。だがその「原発」が「一基100万Kwの湯沸かし器」で海水を温めてつづけていることは言わない。火力発電所も同じく海水を暖めている巨大な湯沸かし器である。さらに悪いことに火力発電所は化石燃料を燃やし尽くしその化石燃料は人類には再生できない。

我々人類が1分火力発電所を動かすことは我々の未来の人類の未来を1分づつ奪うという事である。電力会社の儲けが「人類の未来を奪う」という自覚が経営のトップにあるか疑問だ。自分たちの利益のためだけに会社や政策を運用する人々に人類の未来を奪う権利はない。

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