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年寄りの独り言

大つごもり

2012年12月31日 | 日記

先生方が一生懸命に走り回った総選挙もおわり、今日はいよいよ大晦日。

 東日本震災の被災者は30万人、原発難民は16万人の立場は一年前とほとんど変わっていないという。総選挙で争点ははずされ、テレビで取り上げられる時間も一日20分に減ったという。

 だが考えてみれば彼らの人数は東京の一つの選挙区の一議員の得票数と変わらない。東北全体でみても10数人の議員数にしかならならない。300人近くの議員を当選させた与党にとってはとるに足らない有権者の一部にしかすぎない。脱原発、卒原発といっても9人しか当選させられなかった党とかわりなく無視してよい存在なのか。

 みちのくは白河以北一山百文といわれ続け明治以来軽んぜられてきた。政府や政治家はたよりにならないずとも雨にも負けず夏の日照りにも冷害にも負けないたくましいその受け継がれてきた「ど根性」を発揮していまこそひとりで立ち上がる時にきているのかもしれない。