私がろくろ挽きした大皿も穴窯で焼いてもらいました。24.5㎝径×3.5㎝高さの8寸皿です。我が家の食器棚に入るサイズにしました。成形時のサイズは27.5㎝です。口径が3㎝ほど縮んでいます。因みに円周の長さは9㎝ほど縮んだことになります。食器では口径が25㎝~30㎝のお皿を大皿と言います。
いい感じに焼き上がっています。上部の口縁の部分には焦げが観られます。器肌の変化も奥深い景色です。薪窯でしか得られない窯変と言われる器肌になっています! 実際の色合いは私のカメラでは撮れません。2段目の横から見た感じに近いです。お刺身を盛っても映えそう。使うのが楽しみです!!
穴窯焼成の場合は焼成温度が高いので、壷や花器などを焼くのが一般的ですが、今回は挑戦心でお皿を焼いてもらいました。それも、目の細かい赤土にしたので、高温に耐えられるように少し厚めに作ったのですが、それでも少し歪みが出ています。薪の炎の力は凄い! 恐らく1,270℃くらいまで上がったのでしょう。この温度領域での10℃、20℃の違いは大きい。教室の電気窯では1,240℃で焼成しています。
昨年も、長い間放置していた中国の宣興窯の紫泥土で急須を2個つくり、温度の低そうな所に置いてもらったのですが、やはりつぶれてしまいました。この土は耐火温度が1,100度ですので、薪窯の焼成温度には到底耐えられる土ではありません。薪窯の場合は1,270度くらいまでに上げるので無謀なことでした。焼きつぶれた急須がこちらです。
教室に 「焼きつぶれ急須」 として飾ってます。もう1個も蓋受けの部分が取っ手の方向にゆがんでます。荷重がかかったのでしょう。小さい蓋に取り替えれば使えないこともないです。1個は電気窯で焼成を試みてもよかったように思いましたが、後の祭りでした。
「焼きつぶれ急須」
原型の急須 (素焼き後)
因みに、この宜興窯の紫泥土は地下300m位の地層から採取した土だそうです。ビックリです。新宿陶房にいるときに珍しい土が入手できたと言われて買ったものですが、使う機会がなかったので10数年間も放置していました。一般に、陶土は山の土ですが、日本でも備前土は田畑の2m下の地層から採取された土です。両土とも粒度が細かく耐火度が低い。備前土の場合は、1週間から10日間くらいかけてゆっくりゆっくり昇温させて登り窯で焼成します。
こんな無謀なことを2回も試みたのは、昨年も今年も送る作品が少なかったので、私が急遽作ったのです。それならばいっそのこと違う土で挑戦してみようと思い、冒険心も沸いてきて、僅かな期待をかけて穴窯で焼成してもらったのです。
穴窯焼成の場合は、目の荒い小石の多い信楽の白土を使うのが無難です。石はぜなども出たよい焼き締め作品が期待できます。穴窯の焼き締めは魅力が大きいです。
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穴窯焼成の場合は焼成温度が高いので、壷や花器などを焼くのが一般的ですが、今回は挑戦心でお皿を焼いてもらいました。それも、目の細かい赤土にしたので、高温に耐えられるように少し厚めに作ったのですが、それでも少し歪みが出ています。薪の炎の力は凄い! 恐らく1,270℃くらいまで上がったのでしょう。この温度領域での10℃、20℃の違いは大きい。教室の電気窯では1,240℃で焼成しています。
昨年も、長い間放置していた中国の宣興窯の紫泥土で急須を2個つくり、温度の低そうな所に置いてもらったのですが、やはりつぶれてしまいました。この土は耐火温度が1,100度ですので、薪窯の焼成温度には到底耐えられる土ではありません。薪窯の場合は1,270度くらいまでに上げるので無謀なことでした。焼きつぶれた急須がこちらです。
教室に 「焼きつぶれ急須」 として飾ってます。もう1個も蓋受けの部分が取っ手の方向にゆがんでます。荷重がかかったのでしょう。小さい蓋に取り替えれば使えないこともないです。1個は電気窯で焼成を試みてもよかったように思いましたが、後の祭りでした。
「焼きつぶれ急須」
原型の急須 (素焼き後)
因みに、この宜興窯の紫泥土は地下300m位の地層から採取した土だそうです。ビックリです。新宿陶房にいるときに珍しい土が入手できたと言われて買ったものですが、使う機会がなかったので10数年間も放置していました。一般に、陶土は山の土ですが、日本でも備前土は田畑の2m下の地層から採取された土です。両土とも粒度が細かく耐火度が低い。備前土の場合は、1週間から10日間くらいかけてゆっくりゆっくり昇温させて登り窯で焼成します。
こんな無謀なことを2回も試みたのは、昨年も今年も送る作品が少なかったので、私が急遽作ったのです。それならばいっそのこと違う土で挑戦してみようと思い、冒険心も沸いてきて、僅かな期待をかけて穴窯で焼成してもらったのです。
穴窯焼成の場合は、目の荒い小石の多い信楽の白土を使うのが無難です。石はぜなども出たよい焼き締め作品が期待できます。穴窯の焼き締めは魅力が大きいです。
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