教室では、やめた生徒さんや体験の人たちが残していった素焼き品を子供たちの絵付け用などに使ったりしている。使える器づくりを教えているので。使える器になっている。私としてはきちんと丁寧に教えて作ってもらった器なので廃棄処分するのが忍びないのです。
また、教室では、体験の人が作って取りに来なかった作品なども捨てずに残していたが、昨年の即売会の際に出したら、数は少ないのだが、安くしたこともあるが、いびつながらも温かみのある作品なので飛ぶように売れた。有効に活用できてほっとした。教室では、体験に来た人たちにも、削りも、釉薬掛けもやってもらってるので、温もりのある作品に仕上がっている。ここまでして自分が作った作品に愛着が湧かないのだろうかと、一抹のむなしさも感じている。
昨日のブログのダミーの大鉢も長く教室で保管しているが、欲しいという生徒さんが二人いたので、場所もとるのでそれぞれ釉掛けして使ってもらうつもりでいた。生徒さん同士も知らない仲でもないので、念のために本人に断ってもらったところ、自分で釉掛けに来ると言うことになったが、そのままになっていたのです。それが今回はひょんなことで役に立ったが、早く本焼きして作品として使ってもらいたい気持ちです。
この大鉢を作った遠藤さんが、何年か前に「快気祝」として足立さんへ贈った大皿があります。教室の生徒さんたちがサインを入れています。生徒さんたちの絆を感じさせる暖かみのある大皿です。それが上段にアップした飾り皿です。
この大鉢には貫入模様(ひび割れ模様)も綺麗に入っています。貫入の器として有名なのが萩焼の湯呑みです。使ってると茶渋で貫入模様の景色が徐々に変わるので 「萩の七化け」 と言われてます。貫入は拙著でも紹介した秘伝の渋汁に浸けて出したものです。
( 拙著については、カテゴリーの「陶芸の本」をクリックしてみて下さい )
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