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ー 「陶芸」 が教えてくれる 15 のしあわせ ー
第八章 : たくさんの「本物」をみること/その3
翌年は、京都の 「清水焼」 や、奈良の 「赤膚焼」 を見学した。この時は長男の会社の京都の保養施設に泊まった。保養所が清水焼団地の一角にあったので、朝食後は陶器店をいくつか観てまわった。一軒では小碗のろくろ挽きを実演して見せてくれた。お皿のように開いてから、すぼめて器にするバイ挽きという挽き方で年季が感じられた。
午後は、京都市内に戻り清水寺へ行った。修復中で入れなかったので清水坂を散策してから、坂を下って 「河井寛次郎記念館」 を訪ねた。格子戸に囲まれた趣きある佇まいだった。その後は、京都御所の近くにある抹茶茶碗の窯元の 「樂美術館」 を訪ねた。この美術館は気に入ったので、その後も何度か訪ねている。初代の長次郎の抹茶茶碗は有名だが、私は、現在の第15代 樂吉左衛門さんの斬新な造形や景色の抹茶茶碗に惹かれる。
翌日は、奈良へ行って 「赤膚焼(あかはだ)」 の窯元を2軒ほど見学した。奈良絵の色絵付けが施された器である。上下2本の線の中に古都を偲ばす人物や鳥居、木、鹿などが童画風に軽いタッチで描かれている。愛らしく可愛かった。その後、色絵磁器の陶芸家の 「富本憲吉記念館」 や 「東大寺」 などを見学した。
民芸風な絵と言えば、東京・駒場の 「伝統工藝館」 で見た、皆川マスさんが描いた素朴な絵も心を打つものがあった。益子焼の土瓶に絵を描く最後の絵付師と言われた明治時代の女性である。80歳まで描いている。益子焼が全国区になる前である。その器の絵をアップしよう。マスさんは益子焼の再興の父と言わる人間国宝の濱田庄司さんに見出されている。濱田さんのお弟子さんの島岡達三さんも人間国宝になっている。
雑誌 『民藝 535』 の掲載写真。
数日前に図書舘から 『伝統工芸を継ぐ男たち』 と 『伝統工芸を継ぐ女たち』 という本を借りてきて読んでいるが、東京・青山 (赤坂) に、経済産業省が指定した各地のさまざまな伝統的工芸品を紹介する 「伝統工芸 青山スクエア」 というギャラリーがあるようだ。この本の末尾に細い字で遠慮がちに注書きとして補足されていた。次回上京した時に訪ねてみよう。各地の伝統工芸品が展示され販売されているようだ。
この二冊の本は、さまざまな伝統工芸を継いでいる工芸家たちを特集している。男性編では精悍なりりしい顔立ちの若手工芸家たちが登場する。女性編では優しい顔立ちの才色兼備の若い女性たちが特集されている。
先々週に借りた 『伝統工芸、女性の匠たち』 という 「織る、染める、焼く ・・・ 至宝12人の技と生き方」 という本では、マスさんのような熟練の女性伝統工芸士が伝統の技を守り続けていた。また、『職人男子 伝統に生きる僕たち』 という本では男優のようなイケメンの若い職人さんたちが伝統工芸を継承するために励んでいた。
・・・ 次回へつづきます ・・・
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☆ 自費出版 : 『生活にうるおいを与える食器づくり』
こういう本があるといい。こういう本が欲しい。残りは5,6部。
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翌年は、京都の 「清水焼」 や、奈良の 「赤膚焼」 を見学した。この時は長男の会社の京都の保養施設に泊まった。保養所が清水焼団地の一角にあったので、朝食後は陶器店をいくつか観てまわった。一軒では小碗のろくろ挽きを実演して見せてくれた。お皿のように開いてから、すぼめて器にするバイ挽きという挽き方で年季が感じられた。
午後は、京都市内に戻り清水寺へ行った。修復中で入れなかったので清水坂を散策してから、坂を下って 「河井寛次郎記念館」 を訪ねた。格子戸に囲まれた趣きある佇まいだった。その後は、京都御所の近くにある抹茶茶碗の窯元の 「樂美術館」 を訪ねた。この美術館は気に入ったので、その後も何度か訪ねている。初代の長次郎の抹茶茶碗は有名だが、私は、現在の第15代 樂吉左衛門さんの斬新な造形や景色の抹茶茶碗に惹かれる。
翌日は、奈良へ行って 「赤膚焼(あかはだ)」 の窯元を2軒ほど見学した。奈良絵の色絵付けが施された器である。上下2本の線の中に古都を偲ばす人物や鳥居、木、鹿などが童画風に軽いタッチで描かれている。愛らしく可愛かった。その後、色絵磁器の陶芸家の 「富本憲吉記念館」 や 「東大寺」 などを見学した。
民芸風な絵と言えば、東京・駒場の 「伝統工藝館」 で見た、皆川マスさんが描いた素朴な絵も心を打つものがあった。益子焼の土瓶に絵を描く最後の絵付師と言われた明治時代の女性である。80歳まで描いている。益子焼が全国区になる前である。その器の絵をアップしよう。マスさんは益子焼の再興の父と言わる人間国宝の濱田庄司さんに見出されている。濱田さんのお弟子さんの島岡達三さんも人間国宝になっている。
雑誌 『民藝 535』 の掲載写真。
数日前に図書舘から 『伝統工芸を継ぐ男たち』 と 『伝統工芸を継ぐ女たち』 という本を借りてきて読んでいるが、東京・青山 (赤坂) に、経済産業省が指定した各地のさまざまな伝統的工芸品を紹介する 「伝統工芸 青山スクエア」 というギャラリーがあるようだ。この本の末尾に細い字で遠慮がちに注書きとして補足されていた。次回上京した時に訪ねてみよう。各地の伝統工芸品が展示され販売されているようだ。
この二冊の本は、さまざまな伝統工芸を継いでいる工芸家たちを特集している。男性編では精悍なりりしい顔立ちの若手工芸家たちが登場する。女性編では優しい顔立ちの才色兼備の若い女性たちが特集されている。
先々週に借りた 『伝統工芸、女性の匠たち』 という 「織る、染める、焼く ・・・ 至宝12人の技と生き方」 という本では、マスさんのような熟練の女性伝統工芸士が伝統の技を守り続けていた。また、『職人男子 伝統に生きる僕たち』 という本では男優のようなイケメンの若い職人さんたちが伝統工芸を継承するために励んでいた。
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