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■ 若い女生徒さんも/作品回顧展 No.61
新作も焼き上がってますが、前回の流れで引き続き回顧展を続けます。
今回もアルバムの No.31/134の作品です。いろんな生徒さんの作品が多い。
今回の作品は花の二期生の女生徒の神屋さんのロクロ作品です。
神屋さんは友達の秦さんと二人で入会。二人とも小柄だった。
高校を卒業したばかりのようだった。19歳か20歳くらいだったかな。
お友達はさばけててケラケラとあっけらかんに大きな声で笑う子だった。
私が動いたり、何か話すたびに笑い転げていた。何がおかしいのか??!
神屋さんはおとなしそうな子だったが、二人して大声で笑い合っていた。
若いので何でも楽しい年頃なのだろうと思ったりした。一挙手一投足で、
若い女性を笑わせたようなこともないので若返ったような気分にもなった。
二人が手びねりの基礎コースを始めて数カ月ほど経ったころ、
快活な秦さんがマッサージ指圧師になるからと大阪の専門学校に進学。
細身の小柄な女性だったので、マッサージ師になるとは想像できなかった。
小柄だが力があるのだろう。元気な子なので性格的には合っていそうだ。
秦さんがやめたので神屋さんは一人では来れないだろと思っていたら、
一人で陶芸を続けてくれた。真面目に楽しそうに長く通っていた。
神屋さんは手びねりの基礎、中級コースを修了しロクロコースにまで進級。
よく一人で続けてくれたものだと感心した。一人になるとしとやかに学んでいた。
秦さんは数年後にマッサージ師になって帰大したように聞いている。
ロクロコースに進級した神屋さんも素敵な食器を作つている。
ロクロコースの基礎課程での神屋さんの「中鉢」や「どんぶり」です。
初めての作品とは思えないね。上手にろくろ挽きが出来ている。
装飾も明るく若々しくていい。格子模様は下絵具とクレヨンで描いている。
アルバムの中に普段使いの「湯呑み」や「ぐい呑み」もありました。
ロクロは「湯呑み」づくりが基本ですが、
教室ではいろんな食器を作つて貰うようにしています。
最初は、土殺し(芯出し)と、土取りの仕方を覚えてもらい、
湯呑みづくりを始めます。胴体の挽き上げ方を一通り覚えたら、
次に「小鉢」「中鉢」「飯碗」「どんぶり」・・・づくりを行います。
一つの器づくりに集中するのではなく、いろんな食器づくりを行ってもらってます。
基本を覚える為の陶芸の小学校、中学校、高校の過程になります。
食器づくりが一通り終わった頃に神屋さんはやめている。
「早く結婚したい」と言っていたので彼氏ができたのかも知れない。
それから10年以上も経っている。楽しい家庭生活を営んでいるのでしょう。
この頃は開校して 3、4年目くらいですが熱心な女生徒さんが多かった。
ろくろコースへ進級する女生徒さんも多く 3台のろくろがいつも一杯だった。
その後、中古のろくろを 1台貰い受けたが、それでも足りないくらいだった。
新入会者も年間に 20人を超えるほどだった。教室を開いたころは、
陶芸ブームの余韻が残っていたので、若い女性たちがよく来てくれた。
昨今は入会者も減ってるが、コロナ禍の昨年などは新入会者が一人だった。
レギュラーの生徒さんが長く続けているので、少数精鋭の教室と謳ってます。
花のメンバーは、長く通ってくれた生徒さんや記憶に残る生徒さんたちです。
<花の一期生:AHS111>
佐藤真紀さん、石志嶺さん、倉山さん、伊藤さん、前田さん、
松本さん、村井さん、榊さん、安藤さん、野田さん、岩田さん
<花の二期生:AHS211>
木本さん、足立さん、東田さん(現:稲岡さん)、赤崎さん、神屋さん、
萩原さん、三上さん(男)、遠藤さん(男)、菊地さん、藤原(美)さん、三代さん(男)
<花の三期生:AHS311>
佐藤(朋)さん、首藤さん、大久保さん(男)、浅野さん(男)、佐々木さん(男)、
伊藤日向子ちゃん、高橋知佐さん、幾竹めぐみさん、藤沢さん、二村さん
<花の四期生:AHS411>
後藤さん、小嶋さん、三重野さん、古田さん(男)、古田さん(女)、恵良さん、
喜多川さん、武津春花さん、中村さん(男)、なかむら葉子さん、江島さん(男)
<花の五期候補生(現在):AHS511>
桐木さん、衛藤さん、羽田さん、川野さん、佐藤(恵)さん、
都甲さん(男)、橋本さん(男)、淋さん(男)など
大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
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どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます!
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粘土細工的でないオーソドックスな陶芸が普及することを願っています。
因みに、最初から形を作りながら成型するやり方を「手捏ね(てごね)」といいます。
代表的なものに「楽茶碗」があります。伝統的な抹茶茶碗の作り方です。
このような作り方もありますが、現代の電動ろくろの手法とは異なります。
現代陶芸においては、電動ろくろと一貫する手びねり技法を学ぶようにしましょう。
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