二つの陶芸ランキングに参加してます。3位と2位です。応援クリックしてね! 人差し指や中指でこの ↓↓ バナーをトントン。
人気ブログランキング
にほんブログ村
陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載6
■手びねり上級編/回転を入れた成形
5回にわたって、手びねりの 「玉づくりの基本の手法」 を解説してきました。陶芸は 「筒づくり」 から始まります。
この筒づくり の手法で、湯呑みやコーヒーカップ、小鉢、中鉢、中皿、飯碗、大鉢、大皿などいろいろな食器を作陶して手びねりの修得に励みましょう。
基本は、最初は少し難しく感じますが、慣れるとスムーズに出来るようになります。土をこねくりまわして作る子供のような陶芸が席巻していましたが今や風前の灯です。今こそ理に叶ったオーソドックスな陶芸を興す転機ではないでしょうか。ちょちょんと作るイメージは払拭されなければなりません。陶芸も学ぶものです。時間をかけてコツコツと習得しましょう。フォルムの整った、使える器が自在に出来るようになります。楽しみが増え、生きがいを感じるようになります。
いろいろな食器づくりをして玉づくりに慣れてきたら、次は回転を入れて作りましょう。回転を入れて作ると、さらにフォルムの整った器が出来るようになります。これが、玉づくりの “最終目標” です。この手法を開示しましょう。
この “最終目標” に向かって手びねりに励んで下さい。
回転を入れた作り方
玉取りした陶土をドーナツリング状に半筒形にして、
胴を摘まんで寄せて、立ち上げ、筒づくりをする所までは同じです。
1.筒づくりが出来たら、これまではコテで口縁を小まめに反らせましたが、
2.回転を入れて口縁を反らせます。左手で手ろくろを回転させます。右回転です。
3.次に、卵形のコテを胴の内側に当てます。口縁から1㎝くらい下に当てます。
4.当てたコテを徐々に手前に倒すと口縁が反ってきます。洗面器の縁のようになります、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/aa/e3e8736a445eb2180b6804b95bea44ee.jpg)
5.口縁を反らせたら、次は内側の反り目の出っ張った所にコテを当てます。縁から1㎝下です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/c7/58436dd3976c783ffc0775b9ecfea575.jpg)
6.胴が広がります。順次、同じ要領でその下にコテを当てます。段階的に行います。
7.最下段まで行ったら、最初に戻り、また口縁を反らせます。
8.同じことを繰り返します。手ろくろを回転させながら行います。
9.胴が広がってきます。
10.所定の外径まで広げたら出来上がりです。
11.ろくろは、下から広げますが、手びねりは、上から広げます。
尚、さらに上達してきたら、口縁を反らせてから、
ろくろと同様に下から上に連続して広げることも出来ます。
12.口縁を指で締めます。そして、なめし皮で整えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7f/478c8fd80b2a4f18caa4d2b65a98d37a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/43/be64354a283b8337addde4bd35be1ad6.jpg)
13.完成です。ご飯茶碗が出来上がりました。恵良さんの作陶です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/70/517117afd09275e8e97438e63d78ce06.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/e1/6e7edc3bb82c2717239b212db42c11ac.jpg)
回転を入れるまでの過程は、前回の鉢づくりや、お皿づくりで説明した通りに行って下さい。ろくろと遜色のない器が出来るようになります。愉しいですよ。
連載シリーズの最初にも書きましたが、多くの参考書や、ブログ、 You Tube などで紹介されてる 「手びねり」 は適当な異質な作り方です。誰かが、最初に そんな粘土細工的な作り方を紹介したのでしょう。
陶芸も学ぶものです。ステップ バイ ステップで日々を重ねて学ぶ陶芸を定着させたい 、、、そういう思いで今回、「玉づくりの手法」 をブログに開示しました。多くの人に見てもらいたいと思っています。そして、実践してほしい。
一過性のろくろ体験などは、遊びで終ってしまいます。陶芸を学ぶことにはつながってきません。ただ、オーソドックスな陶芸を広めることも難しいことです。
暫らくしたら、「ろくろの基本」 も書いてみたいと思います。また、その前に 「陶芸の用具」 のことなども少し紹介しようかと思っています。皆さんもオーソドックスな陶芸に取り組んでみませんか。陶芸教室を開けるようになるかも??! あなたが先生です!
陶芸の基本をこの連載シリーズから学んで修得してほしい。陶芸家の人たちは独学の人たちが多いようですが、才知ある人はそれでよいと思いますが、皆さんには基本を学んでほしいと思います。私は、陶芸の基本を富士五湖の山中湖の陽だまり工房から30%、東京・渋谷のジック・セラミック・スタジオ から40%、その他の教室から10%、陶芸の本や雑誌から20~30%くらい学びました。そして、私の経験が10%くらいプラスαされています。
私が学んだ二つ、三つの教室も何年か前になくなったようです。20年以上もやっていたので、代替わりの節目にきたのでしょう。その教えを継承し進化して行かねばなりません。
陶芸は、成形、削り、釉薬掛けの三つの工程があります。時間と手間がかかるものです。さらに加飾や装飾の工程もあります。かなりの時間を要します。このように手間をかけて作るものです。それが楽しみや、生きがいになることを知ってもらうことが一番大切ではないかと思っています。おのずと手づくりの器の評価や、価値もより高まってくるのではないでしょうか。とは言っても、現実はなかなか難しいところです。老婆心ながら思うことです。老爺心です。
恵良さんが大皿を成形している写真もアップします。
手びねりでは難しい大皿ですが、口縁まで立ち上げています。
お見事です。手びねりの玉づくりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a5/30a410f104a45d1ee6aa6713ee521e0b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1f/ad8e73edcec11dd37e285ab5731edc4a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/c4/3aa93df7930b1f3f9b09a2f1370d41a9.jpg)
↓↓ 励ましのクリックをしてあげてね!! 皆さんの 1日 1回の励ましのクリックが 10ポイントになります。にほんブログ村 陶芸ランキングは 2位、もう一つの人気陶芸ランキングが 3位です。
にほんブログ村
陶芸ランキング
![人気ブログランキング](https://blog.with2.net/img/banner/m01/br_banner_fuji.gif)
![](http://art.blogmura.com/ceramics/img/ceramics125_41_z_kaeru.gif)
陶芸の基本 (元祖陶芸?! 目から鱗が落ちる!)/連載6
■手びねり上級編/回転を入れた成形
5回にわたって、手びねりの 「玉づくりの基本の手法」 を解説してきました。陶芸は 「筒づくり」 から始まります。
この筒づくり の手法で、湯呑みやコーヒーカップ、小鉢、中鉢、中皿、飯碗、大鉢、大皿などいろいろな食器を作陶して手びねりの修得に励みましょう。
基本は、最初は少し難しく感じますが、慣れるとスムーズに出来るようになります。土をこねくりまわして作る子供のような陶芸が席巻していましたが今や風前の灯です。今こそ理に叶ったオーソドックスな陶芸を興す転機ではないでしょうか。ちょちょんと作るイメージは払拭されなければなりません。陶芸も学ぶものです。時間をかけてコツコツと習得しましょう。フォルムの整った、使える器が自在に出来るようになります。楽しみが増え、生きがいを感じるようになります。
いろいろな食器づくりをして玉づくりに慣れてきたら、次は回転を入れて作りましょう。回転を入れて作ると、さらにフォルムの整った器が出来るようになります。これが、玉づくりの “最終目標” です。この手法を開示しましょう。
この “最終目標” に向かって手びねりに励んで下さい。
回転を入れた作り方
玉取りした陶土をドーナツリング状に半筒形にして、
胴を摘まんで寄せて、立ち上げ、筒づくりをする所までは同じです。
1.筒づくりが出来たら、これまではコテで口縁を小まめに反らせましたが、
2.回転を入れて口縁を反らせます。左手で手ろくろを回転させます。右回転です。
3.次に、卵形のコテを胴の内側に当てます。口縁から1㎝くらい下に当てます。
4.当てたコテを徐々に手前に倒すと口縁が反ってきます。洗面器の縁のようになります、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/aa/e3e8736a445eb2180b6804b95bea44ee.jpg)
5.口縁を反らせたら、次は内側の反り目の出っ張った所にコテを当てます。縁から1㎝下です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/c7/58436dd3976c783ffc0775b9ecfea575.jpg)
6.胴が広がります。順次、同じ要領でその下にコテを当てます。段階的に行います。
7.最下段まで行ったら、最初に戻り、また口縁を反らせます。
8.同じことを繰り返します。手ろくろを回転させながら行います。
9.胴が広がってきます。
10.所定の外径まで広げたら出来上がりです。
11.ろくろは、下から広げますが、手びねりは、上から広げます。
尚、さらに上達してきたら、口縁を反らせてから、
ろくろと同様に下から上に連続して広げることも出来ます。
12.口縁を指で締めます。そして、なめし皮で整えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/7f/478c8fd80b2a4f18caa4d2b65a98d37a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/43/be64354a283b8337addde4bd35be1ad6.jpg)
13.完成です。ご飯茶碗が出来上がりました。恵良さんの作陶です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/70/517117afd09275e8e97438e63d78ce06.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/e1/6e7edc3bb82c2717239b212db42c11ac.jpg)
回転を入れるまでの過程は、前回の鉢づくりや、お皿づくりで説明した通りに行って下さい。ろくろと遜色のない器が出来るようになります。愉しいですよ。
連載シリーズの最初にも書きましたが、多くの参考書や、ブログ、 You Tube などで紹介されてる 「手びねり」 は適当な異質な作り方です。誰かが、最初に そんな粘土細工的な作り方を紹介したのでしょう。
陶芸も学ぶものです。ステップ バイ ステップで日々を重ねて学ぶ陶芸を定着させたい 、、、そういう思いで今回、「玉づくりの手法」 をブログに開示しました。多くの人に見てもらいたいと思っています。そして、実践してほしい。
一過性のろくろ体験などは、遊びで終ってしまいます。陶芸を学ぶことにはつながってきません。ただ、オーソドックスな陶芸を広めることも難しいことです。
暫らくしたら、「ろくろの基本」 も書いてみたいと思います。また、その前に 「陶芸の用具」 のことなども少し紹介しようかと思っています。皆さんもオーソドックスな陶芸に取り組んでみませんか。陶芸教室を開けるようになるかも??! あなたが先生です!
陶芸の基本をこの連載シリーズから学んで修得してほしい。陶芸家の人たちは独学の人たちが多いようですが、才知ある人はそれでよいと思いますが、皆さんには基本を学んでほしいと思います。私は、陶芸の基本を富士五湖の山中湖の陽だまり工房から30%、東京・渋谷のジック・セラミック・スタジオ から40%、その他の教室から10%、陶芸の本や雑誌から20~30%くらい学びました。そして、私の経験が10%くらいプラスαされています。
私が学んだ二つ、三つの教室も何年か前になくなったようです。20年以上もやっていたので、代替わりの節目にきたのでしょう。その教えを継承し進化して行かねばなりません。
陶芸は、成形、削り、釉薬掛けの三つの工程があります。時間と手間がかかるものです。さらに加飾や装飾の工程もあります。かなりの時間を要します。このように手間をかけて作るものです。それが楽しみや、生きがいになることを知ってもらうことが一番大切ではないかと思っています。おのずと手づくりの器の評価や、価値もより高まってくるのではないでしょうか。とは言っても、現実はなかなか難しいところです。老婆心ながら思うことです。老爺心です。
恵良さんが大皿を成形している写真もアップします。
手びねりでは難しい大皿ですが、口縁まで立ち上げています。
お見事です。手びねりの玉づくりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/a5/30a410f104a45d1ee6aa6713ee521e0b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/1f/ad8e73edcec11dd37e285ab5731edc4a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/c4/3aa93df7930b1f3f9b09a2f1370d41a9.jpg)
↓↓ 励ましのクリックをしてあげてね!! 皆さんの 1日 1回の励ましのクリックが 10ポイントになります。にほんブログ村 陶芸ランキングは 2位、もう一つの人気陶芸ランキングが 3位です。
![にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ](https://b.blogmura.com/art/ceramics/88_31.gif)
![陶芸ランキング](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1763_1.gif)
大分市内にある数少ない 陶芸教室 「夢工房あすか」 です。
意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
下記の教室案内をクリックしてご覧下さい。
陶芸を基礎からコツコツと学ぼ~う。
電動ろくろもスムーズに習得できます。
意外にも近くにあるのに気付かない人たちが多いですが、
下記の教室案内をクリックしてご覧下さい。
陶芸を基礎からコツコツと学ぼ~う。
電動ろくろもスムーズに習得できます。
こういう本があるといい。こういう本が欲しかった。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
リユース本には、5,000円のプレミアムも付いてます!!
≪陶芸の基本シリーズ連載記念の特典≫
自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版が少し残っています。
ほしい方がおられましたらお分けします。
定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円としました。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。
アマゾンの陶芸ベストセラーでNo.1 にランクされたこともある実用書。
アマゾンへは、こちら をクリック。定価は1,400円です。
リユース本には、5,000円のプレミアムも付いてます!!
≪陶芸の基本シリーズ連載記念の特典≫
自費出版した 『生活にうるおいを与える食器づくり』 の
改訂版は完売しましたが、改訂前の初版が少し残っています。
ほしい方がおられましたらお分けします。
定価は @1,400円ですが、硬貨だとかさばるので、
お札で、送料込みで @1,000円としました。
初版ですが、ページ数は改訂版と変わりません。
※ 令和 2年1月16日から
「いいね」 などの表示ボタンもアップしてみました。
下のどれをクリックしてもブログ画面は変わりませんが、
Goo ブロガー以外の方は、ログインが必要になるようです。
誰でもオープンに参加できると、いいんですけどね ・・・。
又、「いいね」 ボタンなどをポチッとしていただいた後に、
陶芸のランキングバナーもクリックしていただけると深々と
最敬礼です!! 他の陶芸ブログも参考になると思いますよ。
「いいね」 などの表示ボタンもアップしてみました。
下のどれをクリックしてもブログ画面は変わりませんが、
Goo ブロガー以外の方は、ログインが必要になるようです。
誰でもオープンに参加できると、いいんですけどね ・・・。
又、「いいね」 ボタンなどをポチッとしていただいた後に、
陶芸のランキングバナーもクリックしていただけると深々と
最敬礼です!! 他の陶芸ブログも参考になると思いますよ。