とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

土壌微生物 分類

2019年02月12日 | 日記
土壌微生物は形態や生理的特性に基づいて4種類に大別される。
生体量(重量)で言えば、糸状菌が圧倒的に多く、細菌と放線菌がそれに次ぐ存在。





<藻類の詳細>
藻類は、酸素発生型光合成を行う生物のうち、コケ植物、シダ植物、種子植物を除いたものの総称。原核生物であるシアノバクテリア(藍色細菌、藍藻とも呼ぶ)から真核生物まで広い範囲を含む。
海水や淡水中に生息するものが多いが、乾燥条件に適応した「陸棲藍藻」(ネンジュモ属イシクラゲなど)や、他の植物との共生によって陸上に生息する「共生藻」(藍藻や緑藻など)と呼ばれるタイプもある。共生藻の宿主は、陸上では地衣類やツノゴケ、ソテツなどが知られる。地衣類は、藻類(藍藻あるいは緑藻)を共生させることで自活できるようになった菌類で、風化しつつある岩の上、地表、樹皮上などに着生する。

<放線菌の詳細>
カビのように分岐した糸状の細胞や菌糸を生じる偏性好気性の細菌。菌糸が極めて微細なため、綿のように見えるカビと異なり、肉眼では粉が吹いたように見える。土壌中に広く分布し、動植物に寄生するものもある。キチン質(動物性繊維)を分解する酵素(キチナーゼ)を持ち、糸状菌や節足動物などの遺骸を分解して養分を得る。放線菌が出すキチナーゼは、生きた糸状菌の外骨格まで溶かすため、病原性糸状菌を抑制する効果がある。
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