思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

手が震える

2006年07月10日 | Weblog
多分アル中だと思うが、近所の飲み屋で酒を注ぐ時に手が震える人がいる。
一人は近所の床屋のおじさん、さすがにその床屋には滅多に客はいない。
みんな知ってるからだ。
私もこの床屋さんだけは絶対に行かないぞと数年前に覚悟を決めている。
おじさんもいい年だし、酒をやめて体を鍛えなおさないと廃業は近い。
以前は奥さんと一緒に来て歌っていたが、最近はこの飲み屋には来なくなった。
わざわざ遠いところへ飲みに行ってるみたいだ。

もう一人、浮気がばれて離婚の憂き目にあっているおっさん、ほぼ毎日のように10年来この店に顔を出していたが、ここ何ヶ月か一度も会ってない。
相当の飲兵衛で現場仕事がない雨の日は昼から飲んでいた。
どうしたのかとママに聞いても「あんな奴知らんわ」と取り合わない。
どうやらこの店に出入り禁止にされたらしい。
安い給料を殆どアルコールに注ぎ込んでいたが、さすがに金が続かなくなったらしい。
さんざん飲んだ後に、手持ちがないからツケにしといての日が何日が続いたらしい。
遂には「今月は生活費が足りないから貸しておいて」となり、さすがのママも「いい加減にして、もう出入り禁止や」といったら「なに、よし分かった」といったきり店に来なくなったという話だ。
しかし、他の店では時々顔を見る。
また、別の女を作って僅かな飲み代を貢がせているのかも知れない。
そんなことを繰り返しているおっさんだ。
悪いやつではないのに酒と女には溺れかけている。

自分の老後を真剣に考えないといけない年なのに、と心配になる。