思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

罪の意識

2006年07月21日 | Weblog
今日もまだ雨降りが続いている。
当地の梅雨明けは平年よりも1週間以上遅れそうだとか。
そのせいか今日の英会話レッスンの会場の駐車場は満杯、やっとのことで隅っこに駐車スペースを見つけて車をねじ込んだ。

開講前の立ち話。
「また雨ですねえ、車で来てるんですか、駐車場一杯でしたね、どこに駐車しました」と彼女に聞く。
というのは私より少し遅れてきたのだから、彼女は駐車スペースをどうやって見つけたのだろうかと興味があったからだ。
「隅のほうに何とか置けました」
と彼女は答えるが、隅の方とはどこなのか言葉を濁す。

どこか秘密の駐車スペースがあるのかなと思ったが、それは帰り際に分かった。
彼女、障害者用の駐車スペースを4分の1ほど占有してフェンスに擦りそうなほど端っこに遠慮がちに駐車していた。
障害者でもなく無断で停めた彼女は、自分では恥ずかしい行為だという罪の意識があったのかもしれない。
この障害者用のスペースは車1.5台分ほどのスペースをとってあるがいつも空いている。
夜の時間は満車になるとその場所も一般車に開放している。

そこに駐車せざるを得なかった彼女の心の葛藤を思う。
何となく彼女の人柄が偲ばれる。
因みにうちの女房なら
「あれ、ここいつも空いてるやん、停めていいか係りの人に聞いてくるからチョット待ってて」
という設定になる。
つまり罪の意識は自分では背負わない、係員のせいにすることになる。
人の性格はその人の歩む人生をも大きく左右する。