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HN天道(てんとう)

カタール航空

2006年09月07日 | Weblog
今回の旅行は、カタール航空でカタール国ドーハ空港を経由してアテネへ行きました。
全日空とタイアップした便です。
ドーハと関空を結ぶ便は昨年開通したばかりのようです。
行きも帰りもほぼ満席でした。

カタール国はアラビア半島に臍のように突き出た半島の小国です。
国内の大部分は砂漠で、首都ドーハに人口の半分が住んでいる国だそうです。
但し石油と天然ガスを埋蔵しているため、もしかしたら世界一の金持ち国とも言われています。
教育と医療費は無料、高度な福祉国家だそうです。
但し人口をはるかに上回る外国人労働者がいると言われます。

カタール国はイスラム教の国です。
飛行機の背もたれには小型テレビが設置されていますが、時々メッカの方角が映し出されます。
つまりイスラム教の聖地メッカの方角が飛行機の進行方向によって変わるわけですが、その都度飛行機から見てメッカは右上2時の方向というように矢印で示されます。
機長室内で全員メッカの方向を向いてお祈りしてるんじゃなかろうかと一瞬心配になります。
少なくともスチュワーデスはお祈りしてる様子はありませんでしたが。

敬虔なイスラム教徒は日に5回メッカのほうを向いてお祈りするといいます。
そしてカタール国のほぼ全員が敬虔なイスラム教徒だと言われています。

1日も5回もお祈りする義務があるなんて不便な宗教のような気がしますが、職業上地面に頭をつけてお祈りできない場合は免除されているのかと思います。
その分後でまとめてお祈りするのかもしれません。

そういえばイスラム教徒は飢え死にすることはないそうです。
それは教義に貧しい人を助けなさいという教えがあり、富んだものは貧しい人に分け与えること、喜捨することを求められるからだそうです。
断食ラマダンの習慣も、植えることのつらさを自ら経験するためともいわれます。
日が昇っている間一切食べ物を口にしないというのは内蔵を休め活性化するのには大変いいこととも聞きます。

飛行機の中でメッカの方角の表示から、イスラム教徒の日常生活を少し垣間見た気がしました。