白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

勉強しないアメリカの高校生

2019-01-24 12:16:34 | アメリカ生活雑感
アメリカで子育てしていて本当に思う。
アメリカの子供は勉強の絶対量がたりない。


100万人に一人の超天才が出るのは確かかもしれない。
しかし一般人のレベルが低すぎるのは、ひとえにこの絶対量が足りないせいだと思う。



長男は高校生だ。
現在期末試験期間中。

でも長男は「特にやることがない」と言ってなにもやらない。
試験前の一週間も、特に勉強をしている様子はなかった。

「少なくとも習ったことの復習くらいしていきなさい。」っというと、
「そういう試験じゃないんだよ。」

っとのこと。

社会のテストは、感想文。
それはいつも同じ。
歴史でも現代社会でも、感想文を書くのが社会。
暗記はゼロ。
なにもやらない。

今回の英語のテストは、
3~4人でのディスカッション。
先生は全体を見て、ちゃんとディスカッションしてるか見る。
ちゃんとやっていれば満点で、やってなければ・・・さぁ知らない。

数学は、中間や期末まで待つとみんな忘れちゃうから、ちょっと教えるたびにおさらいテストをする。
長男が言うにはめちゃくちゃ簡単だから、
何も勉強しなくても満点とれるらしい。
中間や期末テストはない。
受験もないから、習いながら忘れていく。

理科は?
テストがあったらしいけど、15分で終わったとのこと。
できばえは?
「満点だと思うよ。」
いったいどんだけ簡単なテストなんだ?

唯一テストらしいテストは外国語。
長男は中国語を選択している。
んで、どうだったの?
「一個間違えたかも。でも確実に95点は取れてる。」

まったく試験勉強しないで?
冗談でしょ。


こんなんだから、やる気が出ない。

もう知らん。好きにせい!

きっとまだ高1だからこんな簡単なんでしょ。
きっと、きっと、これからどんどん難しくなっていくんでしょ。


そう信じることにする。


トランプの暴君ぶり

2017-02-03 07:03:27 | アメリカ生活雑感
トランプ、我慢出来ないんですけど。
彼の暴君ぶりは、権利の乱用としか言えない。

今までは
「大統領と言えど好き勝手はできない。三権分立だから」

と聞いてた。

それが、え? なに?大統領の一存でこんな馬鹿げたことできるの?というのが次から次へと。。。

たった今ニュースで言ってたんだけど、外交関係で最も力を入れるのは、日本との関係ならしいよ。

日本はとにかく不公平だ。あアメリカがバカを見ている・・・っと。

あっちゃー。
まぁー、日本を揚げ玉にとる気持ちはわかる。

中国は怖いからあまり触発しない方がいい。

ここは、最もいい子ちゃんで言うことをよく聞く日本から手を入れるのが妥当と思うのが自然でしょ。

んもー、日本もうちょっとしっかりしてよ。

ガツーンと何か言ってはね返しちゃえよ。


合格基準でアジア人差別

2015-05-27 13:12:44 | アメリカ生活雑感
ハーバードやプリンストンが、入学選考時にアジア人を差別しているとして訴えられたそうです。
http://jp.wsj.com/articles/SB10520257288521003311804580647762311956200

ハーバードやプリンストンに限らず、アメリカの一流大学ではアジア人を制限しているのは周知の事実。
考えてみれば、これほどの明らかな人種差別を今まで訴えなかった方が不思議でもある。

全米人口の6%くらいにしかすぎないアジア人ですが、単純に高校の成績と統一テストの結果だけで合否を決めるなら、一流大学の過半数はアジア人が占めてもおかしくないと言われております。
現在ハーバードでは20%程度なのだとか。
公立でトップのカリフォルニア大学バークレー校はアジア人は40%ならしい。理系の学部になると70%近くなると聞いたことがある。
もう一つ公立で有名なUCLAは、みんな冗談でUniversity of California Lots of Asianの略だって言ってる。
それでも中国人たちは「制限している」と文句を言っている。公平なはずの公立大学でも「社会的弱者に機会を与える」目的で全体の何パーセントかは黒人やヒスパニックのために枠を確保しているため、どんなにアジア人が優秀でもこれ以上の比率になることはないのだとか。


でもね、まぁ気持ちがわからんでもない。

アメリカの一流大学はほとんどが白人がつくった私立大学でしょ。
考えても見てよ、もし日本が移民を受け入れて人口の6%が中国人と韓国人になったとして、東大合格者の過半数が中国人韓国人だったとしたら・・・、「日本人に下駄をはかせようか?」という気が起こるのも仕方ない気もする。
「東大はもともと日本人のための大学なんだ~~~」とか言って。

だってもともとハーバードなんて、アングロサクソン系白人でプロテスタントだけしか入れなかった大学だからね。いくらアジア人が優秀だからって過半数をアジア人にすることはないでしょう。

分かっていても、腹が立つ。
ちょっと中国人、韓国人、台湾人、インド人頑張りすぎじゃない?この人たちのせいで、日本人までとばっちりをくらって、合格ラインを引き上げられるのは割にあわん。

あの人たちの尋常でないスパルタ教育を我が子にする気もない。
日本人は別枠にしてほしいな。


雨で学校休み

2014-12-11 10:01:43 | アメリカ生活雑感
昨日学校から緊急電話がかかってきました。

明日は大雨洪水の恐れがあるため、学校は休み!とのこと。

え?ただの雨で休みなの?
台風でもハリケーンでも何でもないのに。

予測としては一日で3インチ降るらしい。
3インチって約7.5cm。
それってたったの750ミリってことでしょ。

それで大騒ぎ。
確かにこれだけ雨が降らないところでそんなに雨が降ったら、あっちこっち水があふれて洪水になるでしょうねぇ。
んでも、たったそれだけでこんなに大騒ぎか?と雨がよく降る日本から来た私としては「ばかばかしい」と思ってしまう。

クリスマスカードができたから、郵便局へ。
この時期はクリスマスプレゼントを送る人でいつもなが~い列ができている郵便局ですが、
今日は雨のため、だ~れもいない。
ならばずに済んだ、ラッキー。
帰るまで一人も来ませんでした。

ただの雨なのに。

ちょっと足を延ばしてお買い物。

ここでもだぁ~~~れもいない。
人がいなくて、ならぶことも待つこともなく楽ちん楽ちん。

たったこれしきの雨で町がまるで死んだよう。
私としてはありがたい。
雨大好き。

子供達に少し雨を体験させてあげようと、みんなで散歩に出かけることに。
日本のように歩いて学校に行かない子供達、雨の中傘をさして歩いた経験なんてほとんどない、こんな土砂降りの中外に出るなんて、10歳の長男でも初めてだろう。

長靴がないからみんなにビーチサンダルを履かせて、半ズボンに着替えさせてさあ出発。

わざと水たまりに入る子供達。

近くの小川は溢れそうに増水してました。



さあ帰ろうと言っても帰りたがらない。雨の中の散歩、なかなか楽しいご様子。

これで水不足は解消かな。

クロネコヤマトの宅急便

2013-01-16 14:21:03 | アメリカ生活雑感
バークレーの町を運転していると、すっごく見慣れた懐かしい車を目にしました。あまりにも自然に馴染んでいて、一瞬アメリカだということを忘れてしまった。




いや、まてよ、ここはアメリカ。え?クロネコヤマトの宅急便?しかも『宅急便』って日本語で書いてあるし。
カメラを持っていたので、ついシャッターを切ってしまった。そう、運転中に。

海外にも荷物を送れるのはコマーシャルか何かを見て知ってましたけど、現地の宅配会社の提携だと思っていた。
自社のトラックで運ぶということは、それだけ運ぶ荷物があるんでしょうねぇ。
小包2,3個じゃ、採算合わないでしょうから。

まぁそれは置いといて、ただの宅配車になにかとても親近感的なものを感じてしまった私でした。
もっといっぱい走ればいいのに。

感謝祭の休日

2010-12-19 15:38:33 | アメリカ生活雑感
なんだかここ一ヶ月ほどあっという間に過ぎ去った気がする。
気づいたらまたずいぶん長い間ブログをアップデートしてなかった。

ちょっとさかのぼって感謝祭あたりから始めましょう。


毎年感謝祭は私にとってはあまり面白くない日。
だって、夫の家族と一緒に食事なんてつまんない。
まぁ、嫁の宿命のようなものですね。

いつもは姑が豪勢なお夕食を準備するんだけど、食い逃げをするとすごく嫌味を言われる。
だから今年は我が家で七面鳥を焼いて持っていくことにした。
2日前から塩水につけて、5~6時間かけて焼く。
簡単なようで、結構大変な作業なのです。


これが生の状態。
鶏肉よりずっと大きいです。丸ごと丸焼きに。


オーブンに入れます。


こんがり焼きあがりました。


みんなで伝統的な感謝祭ディナーを楽しみます。



感謝祭は4連休。
子供たちが退屈しないように、家族でお出かけ。

今サンフランシスコのモスコニセンターでオートショーがあっている。
去年に引き続き今年もみんなで行くことにした。


試しに乗ってみる事もできる。
子供達はおおはしゃぎ。


ポルシェとかフェラーリとかのめちゃくちゃ高いブランド車は試乗できません。
写真だけね。


古い車や変わった車の展示セクションも。


子供の頃、よく福岡国際センターで行われる外車ショーに行ったのを覚えている。
でもここは福岡国際センターのかるく5倍くらいの広さ。
見てまわるだけで、歩いて歩いてへとへと。

次の日は、サンノゼのトレインショーに行ってきました。

どんなものかとおもったら、鉄道マニアの人たちようのイベント。
子供より大人のほうがおおかった。
線路の模型があちこちに作られておもちゃの列車がはしっている。




模型の細かさリアルさがすごい。


機関車トーマスの世界みたい。


外では子供が楽しめる乗り物も。
一人$3もするのに、3回も乗る子供たち。
私はけちだから、夫がいなければ1回だけでおしまいだったでしょう。


そしてまたその次の日は、ちょっとしたハイキング。













アメリカに来て10年

2010-06-15 16:15:07 | アメリカ生活雑感
サンフランシスコの町にレンボウフラッグがはためき出した。
そう、もうすぐゲイのお祭り。
アメリカに渡って来たあの日、このお祭りのために道路が閉鎖されていてタクシーが動かず大変だったのを思い出す。

毎年恒例のこのお祭りを見ると、「あーまたアメリカに来て一年が過ぎたんだ~。」っと感慨にふける私。
考えてみたら、今年で10年になる。
え~~~、アメリカに来て10年!そんなになるの?

そういえばこっちに来たばかりのころ、アメリカに長年住んでいる日本人に対して、何か異質なものを感じていた。

でも今は、こっちに長年住んでいて、国際結婚しているお母さん友達とぺちゃくちゃおしゃべりするのが、一番楽しく自然で落ち着く。
反対に日本から来たばっかりの学生さんとか、駐在員夫人さんたちと話すと、なんか疲れる。

っということはもしかして、私が昔感じていた異質のモノが、今では私に染み付いていて、日本にいる日本人や来たばかりの人は私に対して同じような『異質感』を感じているのかしら?
ゲーー、そんなのいやだぁ~~~。

でもなぁ~、無理もないと思う。
だって、日本人観光客なんて、100M先から見たって一目でわかるんだもん。「あ、日本人だ!」って。

それがアメリカ生活が長くなるに連れて、少しずつ見分けがつきにくくなってくる。
(それでも日本人同士だとなぜかビビビと来るものがあって、しゃべらなくても結構わかるんだけどね。)

「郷に入れば郷に従え」という考え、あまり好きではなく、わが道を通しているつもりだけど、自然と身も心も「朱に交われば赤くなる」ものなんだと最近実感。

今回も日本に帰ったら妹に叱られるんだろうなぁ。
「これはこうしちゃだめ。
あれはこうするものでしょう。
昔からそうだったよ、忘れたの?
もう、恥ずかしいから辞めてくれない?」

いや、わざとじゃないんですけど。。。

あ、そういえば、今回 今も東京に残っている昔の同僚たちを集めてプチ同窓会をしようという話が持ち上がっている。
10年ぶりの再会になる。
異質なものを感じられたくないなぁ~。
どうしたらいいんだろう。

いまさら無理?
どうしようもないか。

子供への体罰

2010-02-03 05:48:44 | アメリカ生活雑感
私は基本的に子供への体罰は反対だ。

子供にだって人権がある。大人にしてはいけないものをなぜ子供にしていいものかっというのが、私の中での理論。

しかるときは、体罰ではなく、できるだけ言って聞かせる。
わーわーと泣き叫んで抵抗するときは、部屋に閉じ込めて少し時間を置き、落ち着かせてから話をする・・・など普段はそのように心がけている。


しかし子育てというのは、理論では説明できないわけです。

朝の時間がないときに、起こしも起こしてもおきないマー君。
むりやりパジャマのズボンを脱がせて着替えさせようとしていると、
足をばたばたして抵抗、その足が私の顔面にぼっこ~~んとあたった瞬間に、
マー君の太ももをぴしゃりとたたいていました。

まだある。なにを言って聞かせていたかは忘れていたけど、
私は真剣に怒った顔をして、マー君の目を真正面から見ながら、
「これはだめでしょ!」っとしかっていると、
私の顔にペッとつばを吐きやがった!!! 

このときも次の瞬間にはピシャリとほっぺをたたいていました。

それから、お風呂にマー君とたい君と一緒に入っていたときのこと、
お風呂がぬるいから熱いお湯をたしながら、私は顔を洗っていたそのとき、
たい君が火のついたような叫び声で突然泣き出してびっくり、
「どうしたの?」と言う私にマー君は知らん顔。
マー君の手には手桶。たい君の背中は真っ赤。
すぐにピンと来た私は、「マー君熱いお湯をたい君にかけたの?」
私と目を合わせず「うん」。
次の瞬間「どうしてそんなことしたの!」っと怒鳴ると同時に頭をバシっとたたいていました。


腕白坊主を育てているのですから、こんなことは日常茶飯事なのです。


しかし・・・それが・・・学校でいじめ撲滅運動みたいなのがあってて、
先生が暴力を受けたりしたら、必ず先生に言うようにと子供たちに言い、
それでマー君は言ってしまったわけです。

「ママが僕を叩くんだ。」っと。


もちろん大変なことに。
『叩く』イコール『虐待』ですからこの国は。
しかも、それを言ったその日に迎えに行ったのはグランマ。
グランマは教室に呼び出され、家庭の事情を尋問され、
それから夫が帰ってきてから夫がグランマの説教を聞くことに。


先生が警察に連絡したら、私は刑務所に入れられることになる。
夫はマー君に謝るよう私に勧め、マー君には「ママはもう叩かないと約束した」と先生に言うように告げる。

ちょっと待った。ばかばかしい。なんで私が謝らなきゃいけないの?
それに「もう叩かない」なんて約束するもんですか。
子育てという現場をねぇ、机上の空論でがたがた騒ぐんじゃないよ!


しかし夫は引かない。
「もうだめなんだよ。体罰に理由はないんだ。叩いたという事実だけで、君は刑務所行きなんだよ。」

だったら刑務所に行ってやろうじゃないの!

ばかばかしい、あぁばかばかしい。


「ママが叩くんだ。」と言ったその一言によって、私がもし刑務所に入ることになったとしたら、それで家族が引き裂かれることになったとしたら、この社会はそれでマー君を守ったことになるの?

後になって、マー君は「自分が悪い子だったせいでママは僕を叩いて、自分が言ったせいでママは連れて行かれてしまった。」っと傷つくことになるんじゃないの?


私は謝りもしなければ、もう叩かないなんて約束もしませんでした。

その次の日、夫は先生と話をしたみたいだけど、いったいどんな内容だったのかは知りません。
まぁ、警察が来ないところをみると、今回は見送りましょうということになったんでしょう。


日本がここまで極端にならないことを祈るわ。

アメリカ国籍

2009-07-12 15:03:48 | アメリカ生活雑感
友達に何度か聞かれたことがある。

「アメリカ人と結婚したらアメリカ人になっちゃうの?」

もちろんそんなわけはない。
アメリカ国籍をとらない限り、私は一生日本人です。
グリーンカードを持っているから永住できるし、仕事もできる。
でも選挙権はありません。

アメリカは移民の国。
今でもたくさんの移民がアメリカに流れ込んできている。
そのほとんどがアメリカに来ることを夢見て、アメリカに来ればもちろん必死で国籍を取ろうとする。

アメリカは世界のたくさんの人にとって夢の国だというのはわかる。
でもねぇ~、私はアメリカ国籍を欲しいと思ったことは一度もない。
はっきり言ってそんなもん欲しくない。

でもよくアメリカ人や、他の国からきた国籍保持者に言われる。
「あれ?君まだ国籍取ってないの?」

「まだ」って何?まだって。。。そんなもん一生取る気なんてないわよ。

それともう一つ言われることがある。
「日本は二重国籍を許してないから、アメリカ国籍を取ると自動的に日本国籍を失っちゃうんでしょ。」

それもちがう。

確かに日本は二重国籍を許してないけど、とくに他の国の国籍と照合するわけでもなく、後でわかったからといって罰則規定があるわけでもなく、はっきり言って申し出なければわからない制度。
事実アメリカ国籍を取る人の70パーセント以上は、日本に申し出ず、日本国籍とアメリカ国籍の両方を保持している。

実はアメリカも二重国籍を許してはいない。
でもだれも気にしない。
日本と同じ状態。
日本人は正直者で、ルールを破るのが嫌いだから、アメリカほど二重国籍を持っている人は少ないけどね。

だから、別にアメリカ国籍を取ろうと思えば日本国籍を失わずともいつだって取れるんだけど、、、
なんというか、私のプライドがそれを許さない。

だって、私は日本人なの。
生粋の日本人。
日本で生まれ日本で育ち、幼稚園から大学まで18年間の教育を日本で受けた、生粋の日本人なの。
いまさら偽アメリカ人になんてなりたかぁないですよ。
日本人として産まれたからには日本人として死にたい。

でも、そんな私の気持ちを理解する人なんていない。

うちの会社は二世が多い。
監査グループ13人中、高校以前にアメリカに来た1.5世と親が移民の2世が全部で9人もいる。
みんなアメリカ国籍を持ってるし、その親も時間がかかっても必死の思いで国籍をとったに違いない。
だから私が
「アメリカ国籍なんて取る気ないわよ、だいたいアメリカ国籍を取る利点なんてなんにも思い浮かばないんだけど。」
なんて言うと目を丸くされる。
世の中にアメリカ国籍が欲しくない人なんているのか!!!っといわんばかりに。

実はアメリカ国籍がないと困ることが一つある。
旦那が死んだとき、アメリカ人同士のカップルだと、妻には相続税がかからないんだけど、妻が外国人の場合は相続税がかかってくる。
でも、妻が払った分、子供に相続されるとき免税になるから結局時間差ができるだけで、特に大損するわけでもないから、あまり気にしてはいないんだけどね。

どんなに不利な点があったとしても、がんと言ってのける。
アメリカ国籍なんて欲しくありません!


「アメリカ人と結婚できたあなたは幸せ者ね。だってこの夢の国アメリカに住むことができるんだから。」
っとアメリカ人に言われるのは癪に障って仕方がない。

「あんたねぇ、アメリカ人に恋をしてアメリカ人と結婚をしてアメリカにきたんだから、そこまでアメリカを嫌うことないじゃない。」
っと言われそうだけど、まぁ好きで来たわけじゃないにしても、別に嫌っているわけじゃない。

ただ私は日本人である自分に誇りをもっているし、アメリカ国籍なんぞに惑わされず生粋の日本人で続けたいと思うだけです。


私、頭固いかしら?

日系人の歴史

2009-05-19 13:52:31 | アメリカ生活雑感
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジのふもとあたりには、軍関係の歴史的な建物がたくさんある。

その一つで、日系アメリカ人のちょっとした催し物があるというので行ってみた。

ただの倉庫のようにしか見えない建物、そこはむかし軍の日本語特訓所として使われた建物ならしい。

横に仮設してあるテントでは、戦時中の日系人強制収容所のビデオが上映されていた。
子供を夫に押し付けて、見入る私。

それから、実際にその建物で訓練を受けた人たちのご家族(子供)による、思い出話スピーチのようなものが始まった。


日本が真珠湾を攻撃したのは、全く予期せぬ奇襲攻撃とアメリカ人は言うけれど、もちろんそんなのはうそ。
戦争を始める口実が必要なアメリカは、日本を経済的政治的に窮地に立たせ、攻撃するようわざと仕組んでいたのは日本人私たちにとっては周知の事実。

太平洋戦争が始まる前、日本との戦争を予期していたアメリカ軍は、約60人の日系人兵士を呼び集め、その倉庫のような建物で、日本語を他の兵士に教えるための特訓をした。

それが今アメリカ軍が誇るDefence Language Institute(DLI)の始まりだという。
このDLIは軍の語学学校で、猛烈なスパルタ教育で短期間で敵国の言葉を身につけさせ、その言葉をマスターした兵士を戦地に送るというもの。
日本語、中国語、アラビア語がもっとも難しい言語と位置づけられ、期間は18ヶ月。
他の言語はもっとも短い。

以前、このDLIで日本語教育を受けたというじいちゃん翻訳家に会ったことがある。
週7日、毎日60語から200語の単語を覚え、翌朝テスト。
100%でなければ罰をうけるという、猛烈に厳しい訓練だったという。
彼はその訓練を受けた後、日本に送られ、捕虜に尋問することが任務だったらしい。

催し物に参加しているのはみんな日系アメリカ人。
日本語が全く耳に入ってこなかったことをかんがえると、日本人は来ていなかったのだろう。

同じ日本人として日系アメリカ人の歴史には興味がある。
なかなか興味深い催し物だった。

新しい大統領

2008-11-16 17:52:16 | アメリカ生活雑感
選挙権がない身ではあるものの、今回の大統領選にはちょっと熱が入った。

もともと私はヒラリーの大ファンだったものだから、ヒラリーが引いてすっごくがっかりだったんだけど、選挙戦が進むにつれて「オバマという男なかなかいけるかも」っと思うようになってきていた。

選挙戦も後半に近づくと、オバマの勝利は誰の目にも明らかになってきていたものの、初の黒人大統領ということで世界中が注目していたんじゃないだろうか。

当選が決まったときの彼の演説は感動的だった。

ただね、少しひっかかることがいくつか。
初の黒人大統領とみな言うけど、彼は半分白人じゃん。
夫曰く、白人は100%じゃ白人じゃなきゃ白人とは呼ばないんだよ。
だから、うちの子供たちはアメリカでは「アジア人」になるんだよ。

なんかそれってしっくりいかないよなぁ。

それに、黒人黒人というけれど、彼は本当のアメリカ人黒人ではない。
言葉を変えれば、一時は奴隷だったアメリカ黒人の子孫ではない。

そういう意味では「黒人」の意味が薄れる。

まぁ、それでも9割近くを白人が占めるこの国で、有色人が大統領になったというのは、歴史的に見ても大きな出来事。
今回だけは選挙権がないことをすごく惜しく思った。
誰が当選するかしないかではなく、自分の意思で一票を投じたかった。



好みはアジア人

2008-11-13 10:24:24 | アメリカ生活雑感
今サンノゼに来ている日本人の友達と話しているとき出た言葉。
「やっぱりアジア人ボーイが一番よ。」
露骨に驚かれてしまった。
あれ?もちろんアジア人でしょう、何で驚くの?っと思った私。。。

でも、大学時代の彼女にしてみれば、驚くのも無理はないかも。
だって私は白人の夫を彼氏にもち、結婚したのだから。

いつからだろう、私の好みはアジア人だと気づいたのは。。。

でもね、日本にいたらみんな日本人すなわちアジア人なわけで、アジア人が特に好きだとは感じなかったわけよね。

アメリカに来て、いろんな人種が入り混じる中で生活していると、自分の好みが何人なのかがはっきりしてくる。
明らかに私の好みは白人じゃない。
夫はおいといて、白人に惹かれたことや興味を持ったことはこの8年一度もない。

惹かれるという言葉を使うと誤解を招くかも知れなけど、結婚をしていたって「あらこの人素敵ね」っと思う瞬間や、仲良くして楽しいと思う瞬間がもちろんあるわけですよ。
ただ、恋に落ちるということがないだけであって、好みのタイプというのはもちろんあります、あります。

仲良くなる子や、仲良くなりたいと思う相手はいつもアジア人。
惹かれるというよりも、親近感が沸くといったほうが正しいかもしれないけど、とにかくそんな感情をもつのは白人でも黒人でもなくアジア人です。

私の職場は全体的に年齢が若く、男がほとんど。
結婚していて子供がいるのは、私だけ。
いろいろな質問や興味の対象になるのも無理はない。

それで、私のアジア人好きは有名。
冗談でだけど、いつも人を雇うときは
「キュート アジアンボーイがいいわ」っと必ず言う。
もし白人がそういうことを言うと、人種差別と問題になるけど、
マイノリティーである私が言う場合には問題にはならない。

でも、「シャイでキュートなアジアンボーイが一番よ」っというといつも
「白人と結婚しておきながら~~~」っと茶化される。
それがまた面白い。
「ちょっとした間違いよ。」
なんて言って笑いを取る私。

冗談でもなんでも、うそじゃない。
アジア人といると落ち着くし、中国人でも韓国人でも、アジア系アメリカ人でも、とにかく同じアジア人だと親近感が沸く。

でも面白いのが、そう私が言うと、アジア系の男の子が喜ぶこと。

アジア人の男の子は、白人や黒人にすごくコンプレックスを抱いている。

私がアメリカに住んでいる友達のほとんどが白人と結婚しているというと、
「なんでだぁ~~~」っと露骨に怒る。
日本人の男の子が怒るんだったら分かるけど、中国、韓国、台湾人が怒るから笑える。
同じ人種として、なにかプライドがあるのでしょう。

「日本人の女性は白人が好きなんじゃないの。」
なんてこともよく言われる。
それを言われるたびに私は声を荒げて答える。
「日本人女性が白人が好きなんじゃないの。白人が日本人女性がすきなのよ!!!」
結構それってあたっていると思うんだけど。。。。

今までアジア人の男の子に「何人の彼女がほしい。」と聞いたことは数えられないほどあるけど、
答えはいつも一緒。
「アジア人。」

「ブロンドのゴージャスな彼女がほしいと夢見たことは一度もないの?」
っときくと、強がりかほとんどの場合は
「興味ない。」
とか
「僕の彼女は僕より小さくなくっちゃね。」
なんて答えが返ってくる。

なかなか面白い。

恋に人種は関係ないなんていうけど、やっぱり少しは関係あると思う私。
白人と結婚しておきながら何だと言われるのは分かってるけど、やっぱり親近感をもつのはアジア人を置いてほかにはいないわ。




最近の若い子

2008-11-08 13:10:32 | アメリカ生活雑感
仕事の途中、ちょっと休憩をとお茶を注ぎに行った。
そこで、若い男の同僚2人が話しているのが聞こえてきた。
1人は中国系アメリカ人、もう一人は台湾人。
2人とも二十代前半の私から見れば子供。

「おい、結婚どうなった?結局したの、しなかったの?」
「いやぁ、まだ悩んでるんだよ。」
「悩む必要なんてないだろう、早くやっちまえよ。」

そんな内容のこと。
露骨に驚いてしまった私。
「え?君、結婚するの?今付き合っている彼女と?」

すると二人とも爆笑。
むっかつくなぁ、いったい何なのよ~~~。

話によると、結婚の相手とはなんと
アニメのキャラクター。

な、何なのよあんたたち。

アニメのキャラクターに恋をするなんて、日本のオタク男の話だけだと思っていた。
それをいうと、
「何言ってんだよ、世界中どこに行っても日本のアニメキャラクターに恋している男はいるさ。」
とのこと。
いったいアニメのなにがいいのよ?っという私に。

「わかってないなぁ、これは男のファンタジーだよ。」

あんたらねぇ~~~~。


日本のポップカルチャーは、日本人が思っている以上に世界に広まっている。
特に台湾や中国はテレビドラマも、アニメも漫画も雑誌も本も映画も音楽も全部日本から輸入されている。

そういう背景があるからか知らないけど、アメリカでもアジア系移民の間では日本のポップカルチャーは白人社会よりずっと浸透している。

たとえばアニメ。
英語ではAnimationといい、アニメと中途半端なところではきらない。
でも、こと日本のアニメの話になると、アメリカでも「アニメ」という。
アニメのキャラクターといえばそれは日本のアニメのことをさす。

この2人と少し話をして驚いたことに、私が知っている漫画という漫画、アニメというアニメ全部知っている。

しかし、アメリカ人の若い男どもがアニメのキャラクターと結婚とはねぇ。

そいつらが言うには、「でも俺たちOtakuじゃないからね。」
だいたい日本語のオタクという言葉を知っている時点でかなりオタクなのよ!



教育について考える

2006-12-01 15:36:37 | アメリカ生活雑感
先日くみさんちのお食事に一緒に呼ばれていたもう一人のクミさんと子供の教育について語り合った。
彼女のお子さん(れいちゃん)は今5歳で幼稚園に行っている。
彼女が住んでいるのはバークレーのお隣のアルバニーという小さな町で、公立学校の質が良いというのでこの辺では有名だ。

れいちゃんの幼稚園(公立学校の一部)では、一クラス15人でそのうち10人の子供が母語は英語ではないんだって。

昨日、カリフォルニアにおける「英語が出来ない」人口について書いたけど皆さん読んだかしら。
その新聞記事にはカリフォルニアの生徒の4人に1人は、英語を第二言語として学んでいると書いてあったから、私たちが住んでいる都市部で15人中10人というのは、特に不思議ではない。

新聞では、英語を外国語として教えるスキルのある先生が不足しているし、そういう子供達を引き上げるのは教育現場において重荷になっていると書いてあった。
ん?だからカリフォルニアの公立学校のレベルが低いのかしら?っと不安になる私。


でも、「そういう子供達がいったん英語をマスターすると、英語が母語の子供達より成績がいい」とも書いてあった。
うん、カリフォルニアの公立学校の質は、移民のせいで低いわけじゃないわ!そうよ。


くみさんの話でちょっとびっくりしたんだけど、幼稚園で毎日英語(国語)と算数の宿題が出るんですって。
テストもあって、成績も出るんですってよ。
っで、れいちゃんのように母語が英語でない子は、ESLのテストを受けてパスしないと普通のクラスじゃなくて、ESL(English as a second languageの略たぶん)のクラスに入れられるの。
幼稚園でそこまでするのよ。きっびっしぃ~~~。

でも、それで小学校に入る頃にはすでに差が出ちゃってるんだろうね。

学校がいいからアルバニーの地価はすごく高い。
私たちには手が出ない。。。
そうやって、金持ちは学校のいいところに住めて、その子供はいい学校にいけるから高い教養を身につけることが出来て、いい職に就けて、金持ちになる。
お金のない人は、学校が悪いところにしか住めないから。。。。っでいい職に就けなくてまた貧乏になる。
これがアメリカの仕組み。

「そんなの、やる気次第でどうにでもなるわよ!」っと思っていたけど、クミさんの話を聞くと、学校で子供の将来決まるなぁ~~っと考え直してしまう。


マー君が行く小学校はバークレーでは一番いいらしいんだけど、アルバニーの学校に比べるとどうなんだろう?
でも、耳が聞こえないマー君をそんな厳しい学校に入れても辛いだけだろうし、やっぱりサポートが整っているバークレーの小学校がいいのかな。
悩む私。

親の決断一つで子供の人生が変わってしまうのかもしれない。
悩むよなぁ。

カリフォルニアの「英語が出来ない人」人口

2006-11-29 15:07:01 | アメリカ生活雑感
今日の新聞で面白い記事を見つけた。
2000年に行われた調査の結果が今ごろ発表されたらしいのだけど、その調査によると、家で英語以外の言葉をしゃべっている人の人口は、カリフォルニア全体の40%にものぼるそうだ。
そして英語が「上手に話せない」人の割合は全体の20%!
じゃぁ、私は?っと言うと、もちろん家で英語以外の言葉を話す40%に含まれるんだけど、「上手に話せない」20%には定義上入らないみたい。

もし「あなたは英語が堪能ですか?」と聞かれたら迷わず「いいえ、しゃべれません!」と答えるだろうけど、私はアメリカの大学院を出ているし、プロフェッショナルとみなされる仕事をしているから、いくら「しゃべれません!」といっても、このグループには入らないみたいなんだよね。
ってことは、私みたいなのもいれると、英語が出来ない人はもっといるってことでしょ?
どう思う?

そう考えると、すごいよね。
日本では想像できないね。

カリフォルニアと一口で言っても、日本の国土くらいある広い州なわけで、田舎と都会では世界が全然ちがう。
ちょっと内陸に入ったら、右見ても左見ても白人ばっかりで気味がわるい。(っと言うと差別的で良くないかしら、「居心地がわるい」くらいの言葉にしておきましょう。)

きっとサンフランシスコでは私が考える以上に、英語が母語じゃないのに頑張っている人がたくさんいるんでしょう。
じゃぁ、そんなに英語ができないと意固地になる必要ないじゃん。

わかってはいるんだけど、、、私ほど英語で苦労している人はいないような気分になっちゃうのよね。
英語のせいで、惨めで屈辱的な思いを毎日している人なんて、何所を探してもいないような気分になる。
みんなが私を見下しているような気分になる。
っで、一人で落ち込んでいっつも「日本に帰る」と泣きべそをかく。


私って悲観的?そうかも