白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

日本へ出発

2010-06-19 21:53:48 | 家族
いよいよ明日日本に出発する。

今回は、マー君の体験入学もあり、一人で二人を見るということもあり、楽しみというよりは、心配ばかりしている。

まず、日本の蒸し暑さに子供たちがすぐに慣れてくれるだろうか?
生まれてこの方体験したことのない湿気。
真夏でも、肌寒くて上着が話せないサンフランシスコ。
子供たちは、「暑い」とは心地よいものだと思っている。

「日本は暑いんでしょ。」
「そうよ~、暑いよ~。それに毎日雨よ。」
「え?雨なのに暑いの?え~、へんなの~。」

夏は雨が降らないため、雨イコール「寒い」っと思っているマー君。
あの、うだるような蒸し暑さに体がついていかないのでは。。。

「暑いから、プールにいけるねぇ。水着持って行こうねぇ。」
「え?暑いのにプールに入ったら、煮えたぎっちゃうよ。」
温水プールにしか入ったことがないマー君。
プールとはあったかいものだとおもっている。


考えてみたら、和式のおトイレなんて使ったことないし。
学校は和式だろうなぁ。どうしよう。
いったいどうやって教えたらいいんだろう。

変な日本語を話すマー君を眺めながら、本当にこんなんで学校に行かせて大丈夫なんだろうか。
語彙が少なく、文法もめちゃくちゃ、英語を織り交ぜた文、その上女言葉(私の言葉)を話す。

「そうなのよ~、○○なのよ~。」っと言うマー君。
ちょっと、それは男の子の言葉じゃないなぁ~。
言葉とは社会から学ぶものなんだとつくづく実感。

今回の旅行、マー君にとっては見るもの聞くもの体験するものすべてショックの連続だろうなぁ。

でももう、ここまで来たらなるようにしかならんでしょう。

頑張ります!





アメリカに来て10年

2010-06-15 16:15:07 | アメリカ生活雑感
サンフランシスコの町にレンボウフラッグがはためき出した。
そう、もうすぐゲイのお祭り。
アメリカに渡って来たあの日、このお祭りのために道路が閉鎖されていてタクシーが動かず大変だったのを思い出す。

毎年恒例のこのお祭りを見ると、「あーまたアメリカに来て一年が過ぎたんだ~。」っと感慨にふける私。
考えてみたら、今年で10年になる。
え~~~、アメリカに来て10年!そんなになるの?

そういえばこっちに来たばかりのころ、アメリカに長年住んでいる日本人に対して、何か異質なものを感じていた。

でも今は、こっちに長年住んでいて、国際結婚しているお母さん友達とぺちゃくちゃおしゃべりするのが、一番楽しく自然で落ち着く。
反対に日本から来たばっかりの学生さんとか、駐在員夫人さんたちと話すと、なんか疲れる。

っということはもしかして、私が昔感じていた異質のモノが、今では私に染み付いていて、日本にいる日本人や来たばかりの人は私に対して同じような『異質感』を感じているのかしら?
ゲーー、そんなのいやだぁ~~~。

でもなぁ~、無理もないと思う。
だって、日本人観光客なんて、100M先から見たって一目でわかるんだもん。「あ、日本人だ!」って。

それがアメリカ生活が長くなるに連れて、少しずつ見分けがつきにくくなってくる。
(それでも日本人同士だとなぜかビビビと来るものがあって、しゃべらなくても結構わかるんだけどね。)

「郷に入れば郷に従え」という考え、あまり好きではなく、わが道を通しているつもりだけど、自然と身も心も「朱に交われば赤くなる」ものなんだと最近実感。

今回も日本に帰ったら妹に叱られるんだろうなぁ。
「これはこうしちゃだめ。
あれはこうするものでしょう。
昔からそうだったよ、忘れたの?
もう、恥ずかしいから辞めてくれない?」

いや、わざとじゃないんですけど。。。

あ、そういえば、今回 今も東京に残っている昔の同僚たちを集めてプチ同窓会をしようという話が持ち上がっている。
10年ぶりの再会になる。
異質なものを感じられたくないなぁ~。
どうしたらいいんだろう。

いまさら無理?
どうしようもないか。

たい君のワンワン

2010-06-08 22:51:23 | 子供
たい君にはお気に入りの犬のぬいぐるみがある。

保育園に行くときも、寝るときも、遊ぶときも、お出かけするときもいつも一緒。

実はおにいちゃんも全く同じものを持っている。
でもたい君にとっては同じものではないらしい。



あっちこっちに持っていくものだから、時々どこにおいたかわからなくなるときがある。
たとえば保育園に持っていったものの、もって帰ってくるのを忘れたり。
そしたらその夜は悲惨なことのなる。

「ぼくのワンワン、僕のワンワン」と泣いて寝てくれない。

それでおにいちゃんのワンワンをあげるのだけど、これじゃだめだと怒る。

一目ではわからないのだけど、よく見ると確かに顔が違う。

っとは言っても、本人もたまに間違えてお兄ちゃんのワンワンを抱っこしてしまうときがあるのだけど、自分のじゃなかったことに気づくと、床に投げつけて踏ん付けたりするから驚き。
お兄ちゃんのには愛着がないどころか、憎たらしい存在のようだ。

この心理はいったい何なんだろう。

それはそうと、ぬいぐるみを持ち歩く姿がかわいい。









この犬のぬいぐるみ、当然日本に持っていきまぁ~す。

日本の小学校

2010-06-08 14:50:24 | 子供
日本行きが近付いてきた。
体験入学でお世話になる小学校の先生とは、Eメールで連絡を取り合って、事前に準備を進めている。
たった2週間と言っても準備するものは多々ある。
まず教科書。
国語以外のすべての教科書を注文してもらった。

それから上履き、校章入りの帽子、体操服、ランチマット、雑巾、図書袋、音楽袋、など等、準備しなきゃいけないものが山ほどある。
それを一生懸命作ったり買い揃えたりしている私なのだが、一方マー君はというと、不安がって
「日本の小学校なんか行きたくないよ~。」
っと涙ぐんでいる。

まぁ、気持ちがわからないでもない。

マー君にとっては日本なんて外国なわけで、いきなり友達もいなければ勝手もわからないところに放りこまれるんだから、不安に感じないわけがない。

でもこまったなぁ、どうにかして説得しなきゃこの分だと本当に行ってくれない気がする。
まぁ、どうしても行きたくないって言うんなら、それはそれで仕方がないと私はあきらめられるけど、学校の先生にこれだけご迷惑をかけて準備を手伝ってもらいながら、「やっぱり行きません。」とはいまさら言えない。

ふーん、困ったもんだ。

何かいい案はないものか。

ゴールデンゲートブリッジ

2010-06-04 11:41:56 | イベント
今日はゴールデンゲートブリッジ横の子供用博物館でダディーが三叉踊りを披露するとかで、みんなでやってきました。

アジア太平洋のお祭りをやってるみたい。
三叉踊りだけかと思ったら、炭坑節も。
はは、私の地元は福岡ですので、炭坑節は踊れますよ。
でもアメリカに来てまで炭鉱節なんて、なんかカッコわる~。


場所はゴールデンゲートブリッジが見えるきれいなところ。


たい君はこんなところでも、ひっくり返ってダダをこねてます。(いつものこと)



何語?

2010-06-01 10:59:20 | 子供

幼児にとって、言葉って意味のわからない音の羅列でしかないのかも。

ダディーがブラウニーを作っています。
たい君は箱の裏に載っている作り方を読んでダディーに説明している(つもり)。

「ふにゃふにゃふにゃふにゃ、OKダディー?」