白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

夫婦共働き子育ての毎日

2008-06-30 06:37:00 | その他
今日は私の毎日が如何なるものか、書きましょう。
これを読めばきっと、あなたは恵まれていると思うでしょう。

起床はだいたい朝4時半。
だって泰君がいつもこのくらいの時間に起きては、ウギャァと泣き声をあげるんだもん。
それから授乳。約30分。
そして泰君が寝れば、6時まで私もお布団に入るのだけど、これが寝てくれない。。。
いや、半分寝ているんだけど、置こうとするとパチっと目を覚ましてウギャァっと泣くからそれができない。
裏庭に出てみたりして、抱っこしたまま6時を迎える。

夫は7時から4時まで働いているので、毎日6時15分頃家を出る。
6時までに準備を終わらせてもらって、泰君の抱っこを代わってもらい、私は超特急で顔を洗ったり着替えたり。
6時15分、夫が家を出てからは、泰君をおんぶして、マー君のお弁当の準備や朝食の準備をする。
このとき自分の朝食もとっちゃう。

7時。マー君を起こす。

ここからがバトル。
もちろんすぐには起きない。
無理やり起こして、ご飯を食べさせて、着替えさせるのは、大変労力の要ることなのです。
だって、何を言っても聞かないんだもん!!!

7時半、泰君を着替えさせて最後にもう一度授乳をし、保育園に持っていく物を確認してから、7時40分出発。

まず泰君の保育園に行き、それからマー君のCEIDに向かう。
2人とも降ろしてから、そのまま駅に向かう。
8時22分の電車に乗らなければ、9時までには会社につかない。
時計と睨めっこしながら、信号で止まるたびにイライラ。
駆け込みセーフで電車に乗って、会社に着くのは8時55分。
机に付いた時には、一日が終わったかのように疲れ果てている私。

私の定時は昼休みを1時間抜いた9時から6時の8時間。
でも、もちろん定時で帰れるような仕事じゃない。
少なくとも7時にはなる。
帰り着くのはもちろん8時近く。

マー君を9時までには寝かせなきゃ、次の日の朝なかなか起きてくれなくて苦労するのは私の方。
だから9時までに寝かせるために、これまたバトル。

私が帰ってくるまでに、お風呂か夕食を終わらせておくのが、私と夫との約束事。
言い換えれば、8時の時点でまだどちらかは終わらせてないことになる。
9時に寝かせるためには、8時半くらいからお布団に入って絵本を読む必要がある。
だから30分で、お風呂または夕食を済ませ、歯磨きをさせなければならない。

一日に何回「早くしなさい。」と怒鳴るだろう?
どんなに急いでも9時までに寝かせるのは至難のわざ。
それでも9時半までに寝かしつけることができれば、その日は成功とよべるだろう。

夫がフリーランスの翻訳の仕事がない日は、お茶碗の後片付けも、洗濯も(朝は時間がないから洗濯は夜する)お願いして私もねるのだけど、
翻訳の仕事が入っている日のほうが多い。
子どもを寝かしつけた後は、キッチンの後片付けと洗濯をしてお風呂に入って、寝るのは11時過ぎ。

そしてまた次の日は4時半起床なのです。

掃除やアイロンかけなどの家事は、週末。
日曜日の午後は3~4時間かけてメインのおかずを1週間分作りおきをする。

たまに夫が子どもを連れて出かけてくれるときが、唯一自分の時間が持てるとき。
その時に、Eメールのチェックやそれでも時間があればブログを書いたりもする。
でもそんなの、2週間に1時間くらいしかない。

これが私の毎日。
人生なんのために生きているのか?っとちょっと疑問におもうことがある。
もっとリラックスした生活を送りたいものだ。

ラスベガス

2008-06-20 03:28:34 | その他
ラスベガスに行ってきました。

バケーションではありません、仕事で。
行きたくなくて行きたくなくて、ずいぶん駄々をこねてみたのですが、上司のお達しでしぶしぶ了解。
子どもを置いて2泊3日の出張でした。

夫一人に泰君を任せるのはとても不安だったけど、仕方ない。

月曜日5時まで仕事をして、空港へ。
それがまた、予約していた便が突然キャンセルになって、ロサンジェルス経由の便に変更。
結局ホテルについたのは11時過ぎ。
出張は体力勝負です。

2日目、仕事が終わってから、後から来た同僚とショーを見に行った。
ギャンブルには興味ないけど、せっかくラスベガスにきているんだから楽しまなきゃね。

ショーは楽しかったけど、行くところ行くところに母乳の搾乳機を持って、トイレで搾乳するのは楽しいものではない。

それに、どうしても全部出し切ることができなくて、右胸の下のほうにしこりができてしまい、痛くて痛くて。
それが日に日にどんどん大きくなり、絞っても絞ってもしこりが小さくならない。
普通4~5時間おきで大丈夫なのに、しこりのせいで2~3時間で胸がパンパンに張って、痛くて痛くて。

少しでも時間があれば、トイレに行って15分~20分搾乳。

しかし、その同僚というのが27歳の独身男。
そんなやつに「搾乳してくるから15分待ってて」なんて言いたくないでしょ。
いつも何も言わずただそいつを待たせて、黒いバッグに入った電動搾乳機(結構大きい)をもってトイレへ。
重そうに持ち歩いているその黒いバックになにが入っているかも聞かないし、20分トイレから出てこなくても何も聞かないから、きっと分かっているけど気を利かせて何も言わないんだろうと思っていたら。。。

帰りの飛行機が出るまで少しあったので、
「ちょっとトイレに行ってくる。20分くらいしたら戻ってくるから。」
「え?20分?なんで?」

なんだよ、全然分かってないじゃん。
きっと私は便秘気味だとでも思っていたのでしょう。

あ~、こういうボケた男って嫌いなのよねぇ。
この出張、一人の方がよっぽど楽だった。

もう嫌!
来週はサンディエゴに行けと言われていたけど、絶対嫌だと言って無理やり変えてもらった。

乳飲み子を抱えているんだ、それくらい考慮してもらわなきゃ困る!

働く母は楽じゃない。

大きくなったら

2008-06-15 02:18:32 | その他
マー君はいつも泰君が大きくなるのを楽しみにしている。

泰君に話し掛けるマー君。

「泰君がもう少しおおきくなったら、お兄ちゃんのおもちゃを貸してあげるからね。一緒に車で遊ぼうね。」

「泰君がもう少し大きくなったら、お兄ちゃんと自転車に乗ろうね。お兄ちゃんが教えてあげるからね。」

「泰君がもう少し大きくなったら、お兄ちゃんと一緒にCEIDに行こうね。お兄ちゃんがレースカーで送ってあげるからね。」

いつもそうやって、「おおきくなったら~~しようね」っと話し掛けている。

先日マー君に補聴器をつけていると・・・
「ねぇ、ママ。泰君がもう少し大きくなったら補聴器を買ってあげなきゃ。そしてお兄ちゃんと一緒にテレビ見ようね。」

あ・・・そっかマー君はまだ、補聴器が必要なのは自分だけだとわかってないんだ。

かわいい、でも、胸が痛む。


聞こえる赤ちゃん

2008-06-15 02:10:18 | その他
泰君は新生児聴覚スクリーニングテストにはパスした。
こんどもっと詳しい検査を念のためしておこうと思うけど、たぶん普通に聞こえていると思う。
だって、音への反応がマー君とは全然ちがう。
「聞こえる赤ちゃんとはこういうものなんだ」と感動している私。

音への反応だけではない。
喃語が全然ちがう。

あかちゃんが「バブバブ」言うのを喃語という。
適当に声を出しているだけのように思える喃語だけれど、これは立派な言語習得の一段階。
泰君はそれはそれはいろんな音の喃語を発する。

ぶわぶわぶわ、まんまんまんまー

マー君は1歳半まで「アー」しか言わなかった。
こんなに違うものかと驚きだ。

3歳くらいまでは言葉の遅れが顕著だったものの、今回の査定ではマー君の言語レベルは平均以上と出た。
CEIDのおかげだと思う。

聞こえないことを早期に発見して、対処できたから深刻な言葉の遅れに繋がらなかったんだろうね。



ドラマ 『監査法人』

2008-06-05 07:07:22 | その他
郁子さんが教えてくれた。

「日本で『監査法人』っていうドラマが始まるらしいよ。ちょっと面白そうじゃない?」

「え?うそぉ~。うわぁ~見ったぁい。」
だって、だって、私の仕事そのものじゃない。

刑事モノや弁護士モノはよくある。
でも監査モノは聞いた事がない。

実は何度か考えたことがあった。
監査の世界を題材に面白そうな小説ができると思うんだけどなぁ。
書いてみようかしら。。。

でも、監査の世界って会計でしょ。
貸方借方が分からない人には、隠ぺい工作の手口なんて説明してもちんぷんかんぷんだろうなぁと。
たぶんドラマでは会計原則には触れず、それを取り巻く人々に焦点を当てたストーリーなんでしょう。
どっちにしろ、すっごく楽しみ。見たい見たい。

さっそく妹に頼んでビデオに録画してもらうことにしよう。

曜日や時間を調べるためにウェブ検索してみた。
NHKで全6回、6月14日(土)夜9:00スタート。
主演は塚本高史。

制作発表の記者会見の記事もみつけた。
塚本高史の言葉
「せりふは呪文みたいで全ての意味がよく分かっていません」

なにぃ~、全然ダメじゃん。
なんだよ、演じている本人がわかってなくってどうすんだよぉ。
もぉ、もっと賢いやつ使ってよねぇ。
って、誰を使っても同じかしら?

たぶん、難しい言葉を並べ立てるのは、監査という難しそうな雰囲気を出すのが目的で、
言葉の意味が全部わからなくても、ストーリーは分かるようにできているのでしょう。

うひょ、早く見たいなぁ。
楽しみ楽しみ。


バイリンガル教育への道(3)

2008-06-03 05:39:02 | その他
夫がうるさく聞く。
「日本語補習校はいつから入れられるんだ?」
まだよ、小学校からだと思うけどねぇ。
私がはっきりしないものだから、夫は何度も同じことを聞く。
「幼稚部はないのか?」

ないと思うけど、、、調べてみる価値はあるなぁ。

ウェブサイトを見ると、あら、あるんだ幼稚部。
でも定員が40人で、抽選で入試面接の順番が決まるらしい。

幼稚部は一年だけだから、どっちにしろマー君はまだその年齢ではないのだけど、たった40人とはきびしいなぁ。

校舎もサンフランシスコだけではなく、サンノゼにもあるようだ。
じゃぁ、イーストベイにはないのかしら?
予定だけでも。

早速電話してみた。

「いいえ、校舎はサンフランシスコとサンノゼだけです。ナッパの方から通ってこられているかたもいるんですけど、今のところ増設の予定はありません。」
っとのこと。
ひぇ~~、ナッパからですか?
バークレーに住んでいるなんて言ったらしかられそう。
補習校ではたぶん、バークレーなんてすっごく近い方に入るんじゃないかしら。

サンセットまでの送迎は覚悟しなきゃなぁ。

そうか、幼稚部は抽選なんだ。
幼稚部に入れなかったら、平仮名の読みなどは、家庭で教えなきゃいけない。
手書きで平仮名カードなんか作ってはみたものの、「あいうえお」でとまっているマー君。

なにか楽しく学べるいい教材ないかしら?っと思っていた矢先、郁子さんが「しまじろう」の話を持ち出した。

「しまじろう」とはベネッセのこどもチャレンジに出て来るキャラクターのこと。
郁子さんは1歳半のにこちゃんにとってあげようかと悩んでいるということ。

こどもチャレンジかぁ。
私も中学生の時進研ゼミをやってたんだよね。
当時は福武書店だった。

これまたいてもたってもいられなくてウェブサイトを開いてみる。
真っ先に見るのは受講費。
日本だと一ヶ月1、650円。
でもアメリカからの受講だと、一ヶ月4、360円。

たっかぁ~い。倍以上じゃないか。

でもなぁ、日本人が英語教育にお金をかけるように、アメリカにいるんだから日本語教育にお金をかけてもいいのではないかっと。。。
絵本を買ってあげるのだって、こっちで買えば倍の値段がするわけだし・・・。

よし、購読しよう!

まずマー君が使って、それからニコちゃんに貸してあげて、そして泰君が使って、っで郁子さんのお腹の赤ちゃんが使って、もしかしたらくみさんとこのノエちゃんも使うかも。
みんなで回せば元は取るわ。

そんなこんなで、子どもチャレンジを始めることにしました。

日本語のため、日本語のため。