二年ぶりの日本。
帰国の翌日、学校が始まる前に遊園地で遊ぼうかぁっと、後楽園の遊園地に三男と二人で行ってきました。
平日の遊園地は空いてるのよね。
フリーパスを買って乗り物に乗っていると、係の人に呼び止められて、カードを渡された。
毎回乗るたびにそのカードを提示しろとのこと。
「なんですか?これ?」
「聴覚障害者の方にも安全に楽しんでいただくために」・・・うんちゃらかんちゃら。
「補聴器を着けてるからですか?補聴器と乗り物と何の関係があるんですか?」
「乗り物によっては、聴覚障害者の方には緊急時に放送が聞こえないためご遠慮いただいています。」
その時に乗れない乗り物を2~3こあげられたんだけど、後でその人の説明はでたらめだったことが分かった。
本当のルールは、どの乗り物であっても注意事項が伝わらなければだめ。反対に注意事項が伝わるのであればOK。注意事項の放送が聞こえない人は、注意事項がかかれたものを読んで理解できるのであればいいし、注意事項がわかる人が付き添ってもいい。
と言うことは、私が付き添っているのだから、三男が聞こえていようといるまいと、問題なく乗れたはずなのだ。
しかしこのルールがちゃんとわかっている係員はだれもいなかった。
何人かに「このカードの理由」を聞いたけど、みんな違うことを言っていた。
アルバイトの係員と喧嘩をしたってはじまらない。
もやもやを引きずりながら帰ってきた。
でもやっぱり釈然としないために後楽園に電話をしてみた。
まず最初に「この会話は録音しています。」と断ってから本題に入る。
こうすると相手の態度がずいぶん違う。適当にあしらったりはしなくなる。
三段階上の人に回されて、責任者とやらにつなげてもらった。
「障害者の方に安全にお楽しみいただくために、うんちゃらうんちゃら・・・」
「失礼ですが、補聴器を着けていたら、聞こえの程度に関係なく聴覚障害者として扱われるんですか?じゃぁ眼鏡をかけている人は視覚障害者ですか?眼鏡をかけている人にもコンタクトをつけている人にも、みんなにこのカードを渡しているんですか?」
屁理屈に聞こえるかもしれないけど、実際難聴を持っていても、補聴器を着けて聞こえるのであれば、法的には障害者扱いではなく、障害者手帳なんてもらえない。扱いは眼鏡と同じなわけです。ただ違うのは数。眼鏡は多くて補聴器は少ない。だから眼鏡は特別ではなく補聴器は特別、それだけ。
「いえ、あのそうではなくてですね、安全にお楽しみいただくために、云々」
この人をいじめるのが目的で電話をしているのではない。
特別扱いをすれば障害者を守っているような気分になっていることに気付いてほしいだけ。
障害と直接関係のないところで制限をしたり、もしくは実際には能力があるのに、ないと勝手に判断して特別あつかいすることは差別なんだと認識してほしいだけ。
たぶんこれまで誰も疑問にも思わなかったんでしょう。
だれも文句を言う人もいなかったんでしょう。
だからおかしいと感じる人もいなかったんでしょう。
通り一辺倒のマニュアルで、「はい補聴器、はい障害者、はいカード。」って、あまり当てはまりもしない人にもカードを持たせていたのでしょう。
カードを持たされた人たちは疑問に感じることはなかったのだろうか?
電話の向こうでは、しきりに謝っていた。
「いいえ、謝っていただくために電話をしたのではありません。たぶん疑問を投げかける人はこれまでいなかったんだと思います。なので、一度会議にかけてこんな意見があったと話し合ってほしいんです。注意事項が伝わらなければだめというルールは当然のものだと思います。しかし勝手に聞こえないと決めつけられて、こういう扱いをされるのは心外です。目に見えない障害は多くあります。他人が見た目で判断することは不可能ですし、すべきではないと思います。結局は自己申告なわけですから、もっと自己責任にしていいのではないですか。」
私が言いたかったことが、伝わったかどうかはわからない。
でも、障害者カードを持たされて不快に感じたことは伝わったと思う。
それだけでも、意味はあったんじゃないだろうか。
帰国の翌日、学校が始まる前に遊園地で遊ぼうかぁっと、後楽園の遊園地に三男と二人で行ってきました。
平日の遊園地は空いてるのよね。
フリーパスを買って乗り物に乗っていると、係の人に呼び止められて、カードを渡された。
毎回乗るたびにそのカードを提示しろとのこと。
「なんですか?これ?」
「聴覚障害者の方にも安全に楽しんでいただくために」・・・うんちゃらかんちゃら。
「補聴器を着けてるからですか?補聴器と乗り物と何の関係があるんですか?」
「乗り物によっては、聴覚障害者の方には緊急時に放送が聞こえないためご遠慮いただいています。」
その時に乗れない乗り物を2~3こあげられたんだけど、後でその人の説明はでたらめだったことが分かった。
本当のルールは、どの乗り物であっても注意事項が伝わらなければだめ。反対に注意事項が伝わるのであればOK。注意事項の放送が聞こえない人は、注意事項がかかれたものを読んで理解できるのであればいいし、注意事項がわかる人が付き添ってもいい。
と言うことは、私が付き添っているのだから、三男が聞こえていようといるまいと、問題なく乗れたはずなのだ。
しかしこのルールがちゃんとわかっている係員はだれもいなかった。
何人かに「このカードの理由」を聞いたけど、みんな違うことを言っていた。
アルバイトの係員と喧嘩をしたってはじまらない。
もやもやを引きずりながら帰ってきた。
でもやっぱり釈然としないために後楽園に電話をしてみた。
まず最初に「この会話は録音しています。」と断ってから本題に入る。
こうすると相手の態度がずいぶん違う。適当にあしらったりはしなくなる。
三段階上の人に回されて、責任者とやらにつなげてもらった。
「障害者の方に安全にお楽しみいただくために、うんちゃらうんちゃら・・・」
「失礼ですが、補聴器を着けていたら、聞こえの程度に関係なく聴覚障害者として扱われるんですか?じゃぁ眼鏡をかけている人は視覚障害者ですか?眼鏡をかけている人にもコンタクトをつけている人にも、みんなにこのカードを渡しているんですか?」
屁理屈に聞こえるかもしれないけど、実際難聴を持っていても、補聴器を着けて聞こえるのであれば、法的には障害者扱いではなく、障害者手帳なんてもらえない。扱いは眼鏡と同じなわけです。ただ違うのは数。眼鏡は多くて補聴器は少ない。だから眼鏡は特別ではなく補聴器は特別、それだけ。
「いえ、あのそうではなくてですね、安全にお楽しみいただくために、云々」
この人をいじめるのが目的で電話をしているのではない。
特別扱いをすれば障害者を守っているような気分になっていることに気付いてほしいだけ。
障害と直接関係のないところで制限をしたり、もしくは実際には能力があるのに、ないと勝手に判断して特別あつかいすることは差別なんだと認識してほしいだけ。
たぶんこれまで誰も疑問にも思わなかったんでしょう。
だれも文句を言う人もいなかったんでしょう。
だからおかしいと感じる人もいなかったんでしょう。
通り一辺倒のマニュアルで、「はい補聴器、はい障害者、はいカード。」って、あまり当てはまりもしない人にもカードを持たせていたのでしょう。
カードを持たされた人たちは疑問に感じることはなかったのだろうか?
電話の向こうでは、しきりに謝っていた。
「いいえ、謝っていただくために電話をしたのではありません。たぶん疑問を投げかける人はこれまでいなかったんだと思います。なので、一度会議にかけてこんな意見があったと話し合ってほしいんです。注意事項が伝わらなければだめというルールは当然のものだと思います。しかし勝手に聞こえないと決めつけられて、こういう扱いをされるのは心外です。目に見えない障害は多くあります。他人が見た目で判断することは不可能ですし、すべきではないと思います。結局は自己申告なわけですから、もっと自己責任にしていいのではないですか。」
私が言いたかったことが、伝わったかどうかはわからない。
でも、障害者カードを持たされて不快に感じたことは伝わったと思う。
それだけでも、意味はあったんじゃないだろうか。