白杖のトライリンガル

難聴だけじゃない?網膜色素変性症を併せ持つアッシャー症候群の息子達の日常を母の目からつづります。

泰君の面接

2012-08-25 22:45:32 | 子供
次男泰清はこの12月で5歳になる。
再来年の4月から1年生というわけ。

1年生になったら、お兄ちゃんが通う日本語教室に次男も入れたい。

もと補修校の先生3人が始めたこの日本語教室は、場所も近いし、難易度的にもわが子に最適なわけです。
まず国語しかやらないところがありがたい。

ただ問題は、受け入れ人数に限りがあること。
補修校のように、何千人規模のマンモス校にはなりえないのです。
定員は確か15~6人程度。
今年開校5年を迎えたこの日本語教室、うわさが広がったのか、どんどん希望者が増え狭き門となってきた。

お兄ちゃんが入ったときは、片親が日本人であれば、少々日本語が下手でも落とされることはなかった。
それが今では、平仮名はもちろんカタカナの読み書きも完璧でないと入れないほど競争が激しくなっている。

この日本語教室に先立って、『あいうえお教室』というのもやってくれている。

そこで次男をこの『あいうえお教室』に入れることにした。

そして、昨日はその面接の日。
あいうえお教室に入れてもらわなければ、日本語教室への道は絶たれたも同然。
日本語教室に入ることができないとなると、日本語習得もほぼ不可能。
ここは、何がなんでもあいうえお教室に入れたい。
聞くところによると、申込者はすでに定員をオーバーしているらしい。

あいうえお教室に入るための条件は
1、日本語で会話ができ、指示がわかること。
2.筆圧がしっかりしていて、鉛筆を持つことができること。
3.60分間いすに座っていられること
4.家庭での日本語学習のサポートが可能であること。

これだけ。
そう、これだけなのです。
しかし、そう甘くはないのです。

次男ができないのは、2番の「鉛筆を持つことができること」という条件。
できないのです。
4歳のくせに鉛筆がもてないのです。

絵を描いたり、ぬり絵をしたりということに、まったく興味のない次男。
鉛筆を持たせても、クレヨンを持たせても、ポイっと捨てて知らん顔。

少なくとも、先生の問いに日本語で答えてくれれば・・・・
日本語さえできれば、入れてもらえるんじゃないかという甘い考えの母。
もちろんそう簡単にはいきません、だってうちの次男ですもの。

面接の間中、まったく無言。
何を聞かれても、聞こえているのかいないのか、うんともすんとも答えない。

これが長男だったら、聞かれてないことまでべらべらとしゃべるだろう。
あ~、次男。
君はなんでそんなに問題児なんだ。

先生の一言。
「どうでしょうかね。まだ教室でお勉強をする準備はできてないようですね。」

ちょ、ちょーっと待ったーーー。
日本語習得の可能性を、たった4歳で絶たれてたまるもんですか。
そう簡単に引き下がるわけにはいきません。

「人見知りの激しい性格なものですから、初めての人の前ではなかなか口を開きません。でも、いつも家では日本語で会話をしていますし、幼稚園では友達とも先生とも日本語で話をしています。」

「う~ん、そうかもしれませんが、文字の練習をする当教室で、鉛筆がもてないとですねぇ・・・」

「特訓します。家でできることは何でもします。」

「はぁしかし、他の子はできているのに、自分だけできないとなると本人も辛いかと・・・」

「そういうのは大丈夫です。マイペースで他人を気にしない・・・っと言うより、まったく他人が見えてませんから。」

「しかし、練習や課題を時間以内に終わらせることができないと思うんですよね。」

「そしたら、宿題にしてください。家で必ず終わらせて提出させますから。」

先生がああ言やぁ、私はこう言い、こう言えば、ああ言い、引き下がりません。

「先生、お願いします。今年入れてもらえなかったら後がないんです。私も来年からは仕事に復帰するつもりですから、おくり迎えを考えると、来年あいうえお教室に入れることは不可能なんです。どうか、入れてもらえないでしょうか。」

ここまで来たら拝み倒し。

先生はしぶしぶ、「それでは一ヶ月間、教室内で様子を見ましょう」ということになった。

よ~し、とりあえず門前払いはどうにか食い止めた。

しかし、特訓と言っても、どうやって?

そこで、鉛筆に取り付けるゴムでできたグリップやら、持ち方矯正器具やら、三角の形をした書き方鉛筆やら、いろいろと取り寄せてみた。

使ってみると、なかなかどれも使いやすい。
やわらかくて太いというだけでも、鉛筆だけを持つよりずっと握りやすい。
よ~し、これを使って~、
「泰君!お絵かきしよう。ここに指を入れて~」

でも、鉛筆にへんてこな形のぶよぶよしたものがついているから、手を出そうともしない。
「いやだそんなの~」っと大泣き。

困った、困った。

今まではずっと
「そのうちできるようになるわよ~。」っと無理やり何かをさせることはなかった。

まぁ、おおらかというよりは、怠慢にちかい子育ての仕方。

トイレトレーニングだって、3歳をとうに過ぎてからやっと始めるといった感じ。
トレーニングは2人とも、1日だけ。
そりゃぁそうでしょうよ。
もうそんな歳になってるんだもの、トレーニングなんかしなくったって、オムツがなければ自分でトイレにいくのです。

教育ママを尊敬していました。
だって、私にはできないんですもの。
まず子供に何かを教えるなんて、面倒くさい。

そんな面倒臭がりのくせに、子供を3人もつくって、
人様に、「産み捨てだ、野放しだ。」といわれても反論できません。

そんな私が今崖っぷちに立たされています。

「いつかできるようになるわよ~」なぁんて悠長なこと言っている場合ではありません。
やらなきゃ辞めらさせられてしまう。

もう、いやぁ~ん。
お受験なんかする人たち、いったいどうやって子供をその気にさせるのでしょう?
わが子に鉛筆を持たせるだけで、こんなに苦労しているのに、受験勉強だなんて・・・。

『あいうえお教室』は9月5日からスタート。
この9月が勝負になりそうです。
どうしよ~。




チビちゃん on the おもちゃ棚

2012-08-24 22:27:55 | その他
うちのちびちゃん、最近どこにでも登るのです。

お兄ちゃんがお勉強をしていたり、レゴで遊んでいると、いすからテーブルによじ登ってすべてめちゃくちゃにしてしまう。

いろんなところに登るけど、大体降りれなくて泣いている。

これは私がお風呂に入っていたときの出来事。
夫が言うには、どこかでチビが助けを求めて泣いていたらしい。
想像がつきます。
どこかに登ったものの降りれなくなった時に出す、独特の切羽詰った泣き声。

しかし、声はするものの姿は見えず。

あれ?どこで泣いてるんだ?っと思いきや~

あっちゃ~、子供部屋のクローゼットの中でおもちゃと一緒に並んでます。


笑えるので、カメラを取りに行く父。
すぐに助けてあげないところが夫らしい。

本人は出られなくて大変なのに、笑いながら写真を撮るなんて・・・
もし私だったら・・・いや、たぶん同じように写真を撮っていたでしょう。なはは。

ちゃんとおろしてもらった後は、いつものにこやかなおちびさんに戻ってました。


いよいよお別れ

2012-08-18 16:31:06 | 家族
あっという間に過ぎ去った4週間でした。
レミちゃんとは、もうお別れ。

3日前くらいから、
「レミ、もう帰っちゃうんだよ。悲しい?」を繰り返すれみちゃん。

そのたびに、
「うん、悲しいよ。帰らないで~。」
っと涙ながらに訴える我が家のボーイズ。

喧嘩ばっかりしていたくせに、そんなに帰って欲しくないんですねぇ。



いやぁ~それにしても、子供たちにとっては最高に日本語の先生でした。

だってほら、少々変てこな日本語をしゃべっても、大人って訂正しないじゃん。
私も慣れちゃって、訂正するの忘れるし。
でもレミちゃんは、いちいち全部訂正する。
訂正されたら、ちゃんと言い直す兄ちゃん。
特に嫌な顔をするわけでもありません。
めでたい性格というか、なんとも思ってないご様子。

でもこんなこともありました。

「ちょっとマー君、ガム一つレミにくれて~」っとレミちゃん。

おい、ちょっと待った!
その『頂戴』を『くれてー』というのはマー君語ではないか。
そんなのレミちゃんが使ってどうする。

そうなのです、いつも聞いているとつい移ってしまうのです。

それでも、我が家のボーイズが
「ありがとうございます。」と「ございます」がつけられるようになっただけでも大きな成長ではないでしょうか。

ありがとうレミちゃん。


レミちゃんが帰ったら、また家の中が英語になっちゃうな。
レミちゃんが帰ったら、チビを見てくれる人がいなくて大変になるな。

名残惜しい。

また来てね。



お土産を買いに

2012-08-18 16:15:10 | その他
もうすぐ日本に帰る日も近付いてきました。

そこでお土産を買いに行かなくては。

このお土産ショッピングほどめんどくさいものってございません。
子供を4人も引き連れて、サンフランシスコの町を歩き回るのは至難の業。

しかもうちのボーイズはお買い物が大嫌い。
女の子だったら、商品を見て歩くだけでも楽しめるのだけど・・・。

色々歩かずに、さっさと終わらせるために、
チャイナタウンに車を泊めて、お土産屋さんに直行。

しかしこれが、なかなか決まらない。

キーホルダーを18個買うのだとかで、
「これは誰々ちゃん、これや○○ちゃん。」と延々とやっている。
しかも何回も何回も復習。
どれを誰にがるかんて、家に帰って決めればいいじゃん、
今は18個自分が好きなのを買えよ!

それから、家族や親戚にも買って、全部で27人分のお土産。


どこの店も狭い中にびっしり上から下まで商品を並べているものだから、
ちびの手が届いてしまう!

あっちを引っ張り、こっちを引っ張り、
だめよ、ダメ、ダメと必死で商品を元の位置に戻す私。
誰か助けて~。

その間、レジの前の商品を触って遊んでいる兄ちゃんたち。
「そこは邪魔だからどけ!」っと店員にしかられる始末。
親は誰だ?
さぁ誰でしょうねぇ、知らんぷり。

大変なお土産ショッピングでした。
終わって嬉しい。


サンフランシスコ名物のケーブルカー。
また乗ってません。
車で来たから、駐車場まで戻ってこなきゃいけないもので。


チャイナタウンはオフィス街のすぐとなり。



会社の家族イベント

2012-08-18 16:05:55 | イベント
夫の会社で家族イベントがあった。

夫の会社は日系のメーカー。
日本人駐在員と現地採用のアメリカ人が半々の会社。

この駐在員さん同士が、すごい団結していて、ちょっと入りにくい。
いや、みなさんいい人なのですが、なんというか自然にできる仲間意識なのでしょうかねぇ。

ここでもレミちゃん「日本人がいっぱ~い」と喜んでいました。

ごめん、アメリカチックじゃなくて。

ロッククライミングをやったり、


おいおい、夫も挑戦?重さで壁が倒れないのか?


ボディーペイントをやったり


釣りをやったり、

マー君は5匹、レミちゃんは3匹釣れました。

楽しかったんだけど、ただレミちゃんが蜂に刺されてしまい大変でした。
しかも2箇所も。

私は蜂に刺されたことないから、どんなに痛いのか知らないのですが、
きっとすごく痛かったんでしょうねぇ~。
ずいぶん長い間大泣き。
ごめんねぇ~。

ウォーターパーク

2012-08-18 15:54:01 | 家族
この辺は寒流の影響で、夏でも寒い。
海が夏でも氷水のようなので、霧が発生して真夏の昼間でも最高気温15度なんてざらなのです。

でも、少し海から離れると真夏日

そこで、今回はFremontのウォーターパークに行ってきました。

車で約40分のFremont。
ここまで来ると、昼間はずいぶん暖かい。


おっきなバケツに水がたまると、ひっくり返ってバシャーっと水が落ちてくる。



結構高い!子供四人と大人二人で100ドル近くしました。
そしてすごい人込み。
スライドも長い行列ができているので、結局一回も滑らずじまい。
家から最も近い、「凍えずに楽しめるプール」なのですが、
だからサンフランシスコやバークレー近辺の人たちはここまで来るんでしょうねぇ。

スライドができなくても子供たちはすごく楽しんでいたご様子。

いい笑顔。


レミちゃん、この日上手に泳げるようになりました。パチパチパチ、おめでとう。




れみちゃんのアメリカ生活

2012-08-18 15:35:55 | 家族
従姉妹のレミちゃんがこの夏4週間我が家で一緒に生活している。

そこで訊いてみた。

「ねぇ、外国にいるって感じする?」
「全然しなぁ~い。」

やっぱりそっか~。

家では全部日本語。
食べるものも限りなく和食にちかい。
サマースクールに行っても日本人が何人かいるし、
お買い物も日系か中国系のスーパーでするので、
日本のものがいっぱい売っている。

そういえば妹が家に遊びに来るたびに
「アメリカって感じがしな~い。」っと言ってた。

じゃぁ、どんなことをしたら外国チックなのでしょう。

そこでファーマーズマーケットに行ってみた。
名前からお察しの通り、新鮮な野菜や果物を売っているちょっとした市。
焼き鳥風の食べ物も売っている。

行く前にレミちゃんに説明すると。
「じゃぁ私、焼きそば食べたい。」
え?和食レストランじゃないんだから、焼きそばはないと思うよ。
「え?ないの?じゃぁ、チョコバナナが食べたい。」
それもないと思うよ。

いくらアメリカチックではないといっても、すべて日本と同じではありません。




公園に入ったって、特に日本と違う感じなんてしないし、



っとそんなとき、面白い車を発見。
時々お見かけする、名付けてデコカー。

これは日本にはないでしょう。




アメリカには変な人がいっぱいいるのでね。

さて、外国チックを味わうためには、どこに行ったらいいのでしょうねぇ~。
私たち、とっても日本的な生活をしているで思いつかないわ・・・。






男の子と女の子

2012-08-08 15:20:56 | 子供
我が家は男の子3人。
男の子ばかり見ている中に、女の子が来ると
「女の子って違うなぁ~」っとつくづく思う。

女の子は、他の人にどう思われているかをとても気にするようだ。
だからなのか、大人の言うことはよく聞くし、褒められるのが大好き。

その点男の子は、大人の言うことを聞かない。

低学年を持つ学校の先生が、「女のこの方が楽」っと思うのはこの辺が理由ではないでしょうか。

レミちゃんなんて、褒められるのが大好きだから、褒めてさえやればすごくいい子なのです。
褒められるのが好きな子の子育ては、とっても楽だと思います。
事実、れみちゃんは言われなくても時間になると宿題をはじめる。

「わ~、レミちゃん、お勉強しているの。偉いねぇ。」
その一言でいいのです。

「ほらマー君、レミちゃんはもう宿題終わったよ。あなたも早くしなさい。」
なんていう言葉を聞いたら、もっと嬉しい。
私の方が偉いわ~、っと自尊心を駆り立てるのでしょう。

お手伝いだってそう。
少し派手にお礼を言うだけで、喜んでやってくれる。

私はついつい調子に乗って、レミちゃんにばかり頼んでしまう。
だって、こんなにありがたいことってありますか。
ちびが「ぎゃ~」っと泣くたびに、
「レミちゃ~ん、海悠君お願い。」
「は~い、レミは海悠君がかりね。」
役に立っているのが嬉しいご様子。

「レミちゃんがいてくれて助かるわ~。」
この一言で、手伝ってくれる。
うちのボーイズではありえない。

おかげさまで楽をさせていただいてます。

その点男の子は、褒めようと、おだてようと、何の効果もない。
まず聞いてない。

よく「子供は褒めて育てよう。」なんていうけど、
あれを提唱している人の子供はきっとレミちゃんタイプだったのでしょう。
うちの次男を貸してやろうか?っと言ってやりたい。

褒めても喜ばない子供に言う事を聞かせるためには、しかるしかないのです。
結局それで、次男のことをいつも、いつも、いっつもしかることになってしまう。
毎日がバトルなのです。

それから、男の子はじっとしていられないから、こちらの怒鳴り声も大きくなる。

例えばお店に行って帰るとき、
「さぁ帰るよ!」
と言ったらついて来るのは女の子。

男の子は私が捕まえなきゃいけない。
一匹捕まえて、二匹捕まえて、三匹捕まえる頃には一匹目が逃げてる。
人目をはばからずに怒鳴ってしまうのはこのせい。

じゃぁ、女のこの方が良いかというと、これもまた一言では言えない。

女の子は、よくしゃべる。
一日中しゃべり続けている。
しかも、聞いてあげなきゃいけない。
返事をしなかったり、上の空で適当に返事をしていたりすると、
同じことを何度も何度も繰り返す。

どんなに私が急いでいても、
ちびが泣き叫んでいても、
掃除機をかけている途中でも、
後からぴったりついてきて、声を限りにしゃべり続ける。

そして、お話の中には時々質問も入ってくるから、質問にも答えてあげなきゃいけない。

例えば、
「仮面ライダーなんちゃらの人ってかっこいいと思う?」
「さぁ知らないねぇ。」そんなもん知らね~よ。
「え?知らないの~?すっごく有名だよ。何で知らないの?」
「じゃ知ってる。」
「今知らないって言ったじゃん。」
別にどっちでもいいよ、「それがどうしたの?」
「ねぇ?かっこいいと思う。レミはすっごくかっこいいと思う。」

っとこんな感じ。

会話の内容は、これまたとてもランダム。
昔読んだ本のお話とか、昔の出来事とか、今思っていることとか、話はぴょンぴょンとびまくる。

昨夜お風呂の話をしていた時、突然ハリーポッターの話になったから聞いてみた。
「今お風呂の話だったよねぇ、ハリーポッターって話飛び過ぎじゃない?」
「ウィル君のお風呂の話だったでしょ、ウィル君はハリーポッターに似てるなぁっと思って。」
あ、ウィル君のお風呂 → ウィル君 → ハリーポッター
レミちゃんの中での連想ゲームが行われていたんですねぇ。

とにかく四六時中こんな会話につき合わされるのも楽ではない。

一日のしゃべる時間を総合すると、次男10分、兄ちゃん1時間、レミちゃん10時間、っといった感じでしょうか。

基本的に(起きている時間)ー(テレビの時間)ー(読書の時間)=しゃべっている時間 ですね。

あ、そういえば読書の時間が黙っている時間とは限りませんねぇ。

山から帰って来る車の中、ボーイズ3人と私は疲れてぐっすり眠りこけてました。
話し相手がいないレミちゃんは(夫とはあまり話さない)仕方なく、持ってきた本を声を出して読んでいました。

私もよくしゃべる子だった。
きっと、これが女の子なんでしょう。

山の別荘

2012-08-07 14:06:07 | 家族
今年は義父が80歳の誕生日を迎えた。
そこで、家族揃って何か特別なことをやろう!っという話になり、夫の家族全員で山の別荘を借りて4泊5日のバカンスを楽しむことになった。

夫は3人のお姉さんがいる。
そのお姉さん家族と私たちと儀父母の5家族が泊まれる巨大な別荘が、ここアメリカにはあるんですねぇ~。
世の中には金持ちがいるんですねぇ~。
使ってないときに、一般の人に貸し出しているんだから、ありがたい。

ここはLake Tahoeを取り巻く森林地帯。
今では国有の森林保護地帯なんだけど、この別荘地だけは、国有になる前からの私有地ならしい。
もちろん国が強制的に買い取る場合も多々あるんだけど、ここは私有地のまま使うことを許可されているようだ。

そして驚くことに、すぐほとりにある湖もこの別荘の持ち主のものならしい。

どうやら雪解け時にだけ存在する小川をせき止めて作った人工の湖で、この別荘のお庭として造ったもののようだ。
もちろん今なら許可が出るはずもない、とんでもない考えだけど、100年以上前のまだ自然保護の法律なんてなかった時代に造ったから、まぁ「造ってしまったものは楽しんでください」っとそのまま私有地であることを許可しているようだ。

とにかく森林保護地帯のど真ん中にあるんだから、民家も店もなにもないのです。
管理人もいないから、まさに私たちだけの空間。
一番近い店まで100キロ以上離れているために、私たちが滞在する5日間の食料はすべて持ち込み。
でも大丈夫。
業務用のような巨大な冷蔵庫と冷凍庫が装備されてありますので。(実はもって来過ぎてすごくあまっちゃいました。)

フリーウェイからは意外と近いものの、フリーウェイを降りてからは、舗装もしてない砂利道。


あ、見えてきました。



では別荘の中の様子をご紹介しましょう。




子供たちはライフジャケットを着て泳いで遊びます。


昼間は30度くらいまでなるけれど、標高が高いため夜は涼しくとても快適な温度。
従兄弟は泳いで何度も向こう岸まで渡ってました。


ボートに乗ったり


カヌーに乗ったり




釣りをしたり


砂遊びをしたり


砂のお城をつくったり


ハンモックでお昼ねしたり


露天風呂を楽しんだり


シャボン玉であそんだり


ラジコンのボートで遊んだり


室内でもビリヤード、卓球、おままごと色々できます。



みんなでハイキングにも行きました。

このあたりは昔氷山に覆われていたため、氷山に削られた典型的な地形。
氷山に削られスムーズになった岩肌がむき出しで、その合間をまだらに木が生えています。
なかなかの絶景。



この木、天然の盆栽みたい


スナックを食べて帰ってきました。


テニスコートまであるんだから、すごいでしょ。


子供の遊び場もあります。



初めは、「こんな人気のない山奥に隔離されて、5日間も何をするのか?」っと思ったけど、なかなか盛りだくさんでリラックスもできてすばらしい休暇になりました。



れみちゃん

2012-08-04 14:56:33 | その他
今うちに来ているレミちゃん。
たった7歳で、一人で日本からアメリカまで遊びに来たっていうんだから、どれだけしっかりした子かわかると思うけど、これがまた本当にしっかりしてるんですよ。

まず、めちゃくちゃ礼儀正しい。

どんな些細なことでもやってあげると
「どうもありがとうございます。」
と丁寧にお礼を言う。

それに、敬語が完璧。

最近大人でも敬語が話せない人が多いのに、7歳の子が完璧な敬語ですよ。

「すいません、これもっていていただけませんか?」
「○○していただいて、ありがとうございます。」
「○○してもよろしいでしょうか?」

っとこんな感じ。

我が子のあやしい日本語と比べているのではなく、自分自身と比べても本当にレベルの高い日本語を話すのです。

あ~、私が7歳のころだと、方言しか話せなかったかもしれない。
「○○していただけませんか?」
ではなく、
「○○してくれんしゃれんやろか?」
っと言っていただろう。

驚くのはそれだけじゃありません。

私の本を見つけて読み入っているレミちゃん。
内容は簡単な本だけど、大人用の本なので、もちろん常用漢字にはふり仮名がうってないわけです。
本当に読んでいるのか?っと不思議に思えてきた私、ためしに音読させて見ました。

「ねぇ、れみちゃんまだ習ってない漢字がいっぱい出てくるでしょ、読めるの?」
「はい、だいたい読めます。」
「じゃぁ、これ読める?」
「すらすらすらすら」
すっすごい!
「じゃ、これは?」
「じゃぁこっちは?」

感動してあっちこっち読ませてみるわたし。
すごい読める。

なぜ読めるのか聞いてみると、本を読んでいるうちに覚えたのだとか。
確かによく本を読む子でもある。

レミちゃんに大きくなったらなんになりたいか聞いてみました。
「お母さんみたいになりたいです。」
「ってことは学者さんになりたいの?」姉は言語学者。
「そのためには、いっぱいお勉強しなきゃいけないんだって。レミは学校でもできるほうだから、なれるかなぁ~っと思って。」
そりゃ~、できるほうでしょうよ、そりゃ~きっとなれるでしょう。

すごいなぁ。
うちのボーイズとは大違い。
うちの兄ちゃんも少しは刺激を受けてくれたらいいのですが、どうやらその違いにも気づいてないご様子。
だめだこりゃ。

サマーキャンプの様子

2012-08-03 15:22:01 | 子供
うちの兄ちゃんとレミちゃんが行っているサマーキャンプのスケジュールを見ると、今日は公園へお散歩とある。
うちの近くの公園まで歩いてくるらしい。

それじゃぁ、次男とちびちゃんを連れて、お兄ちゃんたちに会いに行ってみよう。

公園に着くと、ちょうどお兄ちゃんたちも着いたところだった。


この公園にはなが~い滑り台がある。
日本みたいに暑くならないから、夏でも楽しめるのよね。


れみちゃん超元気。


木登りなんかもやってました。


仲良しのお友達と写真を一枚。

うちのちびちゃんは、みんなの遊びもの。
でもお昼寝の時間が近く、ご機嫌斜め。

うちの兄ちゃんは、一人で砂を掘ってトンネルを作ってました。
そこに女の子が一人寄ってきて、また一人、また一人とどんどん増えて・・・

最終的には10人くらいで掘る掘る。

すごい複雑なトンネルが出来上がりました。

レミちゃんが、アメリカのお友達とどんな会話をしているか気になるので、ちょっと耳をそばだてて聞いてみました。

5~6人の女の子が固まっている中に入って、
「みんな何してるの~。」っとれみちゃん元気で大きな声。もちろん日本語です。
「ぺらぺらぺら~。」英語でだれかが何か言いました。←遠くてあまり聞こえなかった。
「え~、なんていってるかわかんなぁ~い。何言ってるの?」もちろん日本語。
「そこに寝そべってごらんよ、きもちいいよ。」←英語
ちゃんとれみちゃん言われたとおりに寝そべってました。
通じたのか?ただみんながやっていることをまねしただけなのか?

お互い日本語と英語で通じているはずはないんだけど、全然問題ないようで普通にコミュニケーションとれてました。

大人が心配するほど、言葉の違いって深刻ではないらしい。
これがもう少し大きくなると、そうも言ってられなくなるんだろうけどね。