いよいよ恐竜の化石を掘りに出発。
ジョーダンを出るとすぐに舗装されている道は終わり、地面がむき出しになったがたがた道に。
そのがたがた道を走ること40Km。
舗装されていなくても、まっすぐな道。
あれはなんだ?っと思いきや、牛?柵もなにもありません。飼い主はどこなんだろう、見渡す限り建物らしいものは見当たりません。こんなんで、牛を管理できるのだろうか???
着いたところは湖のほとりのキャンプ場。
ここで大学の学生たちがキャンプを張っているんだって。
UCバークレーの学生かと思ったら、実はほとんどがUniversity of Washingtonの学生。
なぜかというと、大学の教授によって掘る場所って決まっているらしくって、ここはグランパが自分の教え子であり、現在ユーダブ(大学の通称ね)で教授をしている方に譲ったからなんですって。
みなさんは現地へ化石捜索に行っていなかったので、私たちは湖であそんで、夕飯のお手伝い。
それがねぇ、うちのちびったら船着場から湖に飛び込んで危うくおぼれそうになったのよ。
すぐ近くに私たちがいたからすぐに引っ張りあげたけど、あの水面下で目をパッチリ開けて必死で上を向いている顔が今も目に浮かぶわ。
まったく目が離せないんだから。
皆さんが帰ってきて今日の収穫を見せてくれました。
これはタイラノサウルスの歯なんだって。欠けていて先の方だけだけどね。
グランパの教え子でもある先生ったら、小さなかけらでも見た瞬間に、「これはなんちゃらサウルスの背骨」だとか、「これはなんとかドンの歯だ」とかすぐにわかっちゃうの。すご~い。
翌日私たちもグランパと一緒に化石堀に。
今度は私たちのポンコツシエナじゃ無理なので、もっとオフロードに強い車に乗り換えていくことに。
こんな道をがたごとがたごと。
道があるのかないのかわからないところをがたごとがたごと走り、ようやく着きました。
どれがただの石でどれが化石か教えてもらうと、結構あるある。
石みたいなのを見ると、だいたい10個に1個くらいは化石なのですこの辺は。
ただ恐竜の全体像がわかるような完全なやつはなっかなかありません。
それは古生物学者が夢にまで見るほど、大変稀で貴重ならしい。
でもちいさい破片ならいっぱい転がっているんです。
この辺は大昔巨大な川の水辺だったんですって。
ここで、世界で始めてタイラノサウルスの化石が見つかったらしい。
化石はどこでもあるわけではありません。
まず、人の手があまり入っていない場所を選ぶ必要があります。
木や草があると、これまたわかりにくいので、できるだけ乾燥していて地面や岩肌がむき出しになっている所がいいでしょう。
地質学者と連携を組んで2億5000万年前から6600万年前の地層を選んで化石を探すわけです。
できれば当時水辺だったところがいいでしょう。
っということで、これらの条件をすべて満たしているのがここ、モンタナなのです。
グランパの専門はちょうど恐竜が絶滅して新しい哺乳類が出てくる6600万年前から6500万年前の生き物。
今私たちが立っているのがちょうどその頃の地層です。
毎年来て、毎年新しい発見があるのだとか。
雨風に浸食されて、去年は地面の下に隠れていた化石が1年すると地表に現れる、それを拾ってもってかえって研究するのだそうです。
良く見ると本当にいっぱい転がっているんです。
ほらこれなんか、ちょっと模様があって、石じゃないってわかるでしょ。
これは亀の甲羅。
これもいかにも骨のような形をしている。石じゃないことは一目でわかります。
ただ何の動物のどの部分かはわかりません。
グランパに見せると、これはワニの背骨だとか、亀の足が出る部分だとかほとんど即答。
さすが骨ばかり見て研究している人は違う。
いっぱいあるんだけど、どれもこれもワニ、亀、魚の鱗、で恐竜が出てこない。
グランパ曰く、「ここは6500万年前の地層。恐竜は6600万年前に絶滅しているから、その直後の地層だよ。」
え~、できればワニや亀じゃなくてなんとかサウルスやなんちゃらドンの化石が良かったなぁ。
グランパにとってはどっちも同じくらい重要な化石で、どっちの方がかっこいい!なんて発想はないようですが、私たちにとってはやっぱりなんちゃらサウルスの方がいい。
長男は一生懸命、「じゃぁもっと深いところを探そうよ。」っと言ってますがグランパは、「ほらそこにもあるぞ、これはワニの背骨だなぁ」っと化石を手にとってじっくり見ています。
ユーダブの学生と一緒に行けば、6600万年前の地層を探して、なんちゃらサウルスにありつけたかもしれないのですが、まぁ文句は言わないことにしましょう。
「グランパと一緒に化石を掘る」というのがこの旅行の目的なのですから。
恐竜はなかったけど、ワニや亀や貝や魚の化石をいっぱい拾って帰ってきました。
ここまで人の手が入っていない場所に来たのは初めて。化石はともかく、とてもいい思い出になりました。たぶんもう一生二度とここに来ることはないでしょうねぇ。
ジョーダンを出るとすぐに舗装されている道は終わり、地面がむき出しになったがたがた道に。
そのがたがた道を走ること40Km。
舗装されていなくても、まっすぐな道。
あれはなんだ?っと思いきや、牛?柵もなにもありません。飼い主はどこなんだろう、見渡す限り建物らしいものは見当たりません。こんなんで、牛を管理できるのだろうか???
着いたところは湖のほとりのキャンプ場。
ここで大学の学生たちがキャンプを張っているんだって。
UCバークレーの学生かと思ったら、実はほとんどがUniversity of Washingtonの学生。
なぜかというと、大学の教授によって掘る場所って決まっているらしくって、ここはグランパが自分の教え子であり、現在ユーダブ(大学の通称ね)で教授をしている方に譲ったからなんですって。
みなさんは現地へ化石捜索に行っていなかったので、私たちは湖であそんで、夕飯のお手伝い。
それがねぇ、うちのちびったら船着場から湖に飛び込んで危うくおぼれそうになったのよ。
すぐ近くに私たちがいたからすぐに引っ張りあげたけど、あの水面下で目をパッチリ開けて必死で上を向いている顔が今も目に浮かぶわ。
まったく目が離せないんだから。
皆さんが帰ってきて今日の収穫を見せてくれました。
これはタイラノサウルスの歯なんだって。欠けていて先の方だけだけどね。
グランパの教え子でもある先生ったら、小さなかけらでも見た瞬間に、「これはなんちゃらサウルスの背骨」だとか、「これはなんとかドンの歯だ」とかすぐにわかっちゃうの。すご~い。
翌日私たちもグランパと一緒に化石堀に。
今度は私たちのポンコツシエナじゃ無理なので、もっとオフロードに強い車に乗り換えていくことに。
こんな道をがたごとがたごと。
道があるのかないのかわからないところをがたごとがたごと走り、ようやく着きました。
どれがただの石でどれが化石か教えてもらうと、結構あるある。
石みたいなのを見ると、だいたい10個に1個くらいは化石なのですこの辺は。
ただ恐竜の全体像がわかるような完全なやつはなっかなかありません。
それは古生物学者が夢にまで見るほど、大変稀で貴重ならしい。
でもちいさい破片ならいっぱい転がっているんです。
この辺は大昔巨大な川の水辺だったんですって。
ここで、世界で始めてタイラノサウルスの化石が見つかったらしい。
化石はどこでもあるわけではありません。
まず、人の手があまり入っていない場所を選ぶ必要があります。
木や草があると、これまたわかりにくいので、できるだけ乾燥していて地面や岩肌がむき出しになっている所がいいでしょう。
地質学者と連携を組んで2億5000万年前から6600万年前の地層を選んで化石を探すわけです。
できれば当時水辺だったところがいいでしょう。
っということで、これらの条件をすべて満たしているのがここ、モンタナなのです。
グランパの専門はちょうど恐竜が絶滅して新しい哺乳類が出てくる6600万年前から6500万年前の生き物。
今私たちが立っているのがちょうどその頃の地層です。
毎年来て、毎年新しい発見があるのだとか。
雨風に浸食されて、去年は地面の下に隠れていた化石が1年すると地表に現れる、それを拾ってもってかえって研究するのだそうです。
良く見ると本当にいっぱい転がっているんです。
ほらこれなんか、ちょっと模様があって、石じゃないってわかるでしょ。
これは亀の甲羅。
これもいかにも骨のような形をしている。石じゃないことは一目でわかります。
ただ何の動物のどの部分かはわかりません。
グランパに見せると、これはワニの背骨だとか、亀の足が出る部分だとかほとんど即答。
さすが骨ばかり見て研究している人は違う。
いっぱいあるんだけど、どれもこれもワニ、亀、魚の鱗、で恐竜が出てこない。
グランパ曰く、「ここは6500万年前の地層。恐竜は6600万年前に絶滅しているから、その直後の地層だよ。」
え~、できればワニや亀じゃなくてなんとかサウルスやなんちゃらドンの化石が良かったなぁ。
グランパにとってはどっちも同じくらい重要な化石で、どっちの方がかっこいい!なんて発想はないようですが、私たちにとってはやっぱりなんちゃらサウルスの方がいい。
長男は一生懸命、「じゃぁもっと深いところを探そうよ。」っと言ってますがグランパは、「ほらそこにもあるぞ、これはワニの背骨だなぁ」っと化石を手にとってじっくり見ています。
ユーダブの学生と一緒に行けば、6600万年前の地層を探して、なんちゃらサウルスにありつけたかもしれないのですが、まぁ文句は言わないことにしましょう。
「グランパと一緒に化石を掘る」というのがこの旅行の目的なのですから。
恐竜はなかったけど、ワニや亀や貝や魚の化石をいっぱい拾って帰ってきました。
ここまで人の手が入っていない場所に来たのは初めて。化石はともかく、とてもいい思い出になりました。たぶんもう一生二度とここに来ることはないでしょうねぇ。