えー.
いまさらではありますが.
2週間ほど前の8月22日に,気象庁の3か月予報が発表に
なっています…!!
スキーシーズンの始まる11月が含まれた,
9,10,11月の予想なので,スキーヤーに
とってかなり気になる3か月予想となりますね…
だもんで.
今回はざっくりと3か月予想(FCCX93)を読み解いて
みましょう…!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ca/bd0d62b6f15595a8935be22f9bd1e7f3.jpg)
まず.
一番気になる気温傾向から見るわけですが.
うぎゃーー!!
やっぱり高温傾向が続きそう(泣)
11月になっても平年より高いか
気温が同程度の確率が40%ずつ,
平年より低くなる確率がわずか20%と.
11月も高温が続きそうという
悲しい予想です…(涙)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/ff/f269e14b38f4a10cb2db0f2fc3c66c5d.jpg)
なぜこうなるのかを,この3か月の傾向から
見てみるわけですが.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/37/2677edc160d692cbe0e74fdd8bbd035a.jpg)
相変わらずエルニーニョ指数は高く,
来年の2月になってもまだまだエルニーニョが続きそう
という予報で.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ad/cdfe24ac73040308cae3de5bed441df9.jpg)
それも,10~11月ごろには,エルニーニョと
しては最強(最凶?)レベルの,平年比+3℃まで
海水温が上がりそうという予想…(泣)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dd/e877f6d09254fcc4b181f7b2d93f59cf.jpg)
ただ,例年のエルニーニョなら,この下の図の
赤で示した部分にあるように.
夏から秋にかけては,平年より気温が低い
可能性が高く,冷夏や涼しい秋になるはずで.
こんなくそ暑い夏にならないはずなんですが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/9e/95e945875c66389cbe50c5c8de3576de.jpg)
それもこれだけの最凶レベルのエルニーニョなら,
激烈な冷夏になってもいいところ.
なぜエルニーニョなのにこんなにくそ暑い夏になり,
そして11月まで高い気温になりそうなのか?
…という理由がここに書かれてます…
それは
正のインド洋ダイポールモード
のしわざです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ef/98fb14e4f2cf28cacb32b9ae436fe1d3.jpg)
正のインド洋ダイポールモード…
それは,この図にあるように.
②部分のインド洋東南側の水温が低く,
③部分のインド洋西側の水温が高い
状態を示します.
ちなみに,①部分の太平洋ペルー沖の水温が
高いのがエルニーニョ現象ですね.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/99/b5c90264eb694425ab7ccad7a8d46251.jpg)
で.
正のインド洋ダイポールモードが起きると
どうなるかというと…
ぶっちゃけ,日本の気温が激烈に上がります(泣)
7,8,9月の3か月だと,正のインド洋ダイポール
発生時,東日本の気温が平年より高くなる
確率は75%だし…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/ff/47e870b946a525d9ab7d5e4fa2461153.jpg)
さらに恐ろしいのが10,11,12月.
東日本の気温が高い確率が80%と,
スキーヤー殺しの11,12月を招きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/de/4bdbae62fe2aa90209482821b4d40653.jpg)
(上記2枚,気象庁「正のインド洋ダイポールモード現象時の日本の天候の特徴(詳細版)」ページより)
なぜ正のインド洋ダイポールモードが高温を
招くかというのを下の図でざっくり説明すると.
①(赤でくくった部分)インド洋南東の水温が低いため
上昇気流が弱く,この辺りは晴れの天気になる
②(水色でくくった部分)①の影響で,その東側の
赤道上のフィリピン東岸あたりで上昇気流が活発になり,
その結果,平年より低気圧発生部分が南西に寄る
③(緑でくくった部分)②のように,低気圧発生が
南西にずれる影響で,高温の太平洋高気圧の勢力が
広がり,日本は高温になる
という経緯で,日本が高温になります…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/fe/f975d9907ef4e066287f0bd7bf7a3a64.jpg)
ただ,過去のインド洋ダイポールモードの
過去の歴史を振り返ってみると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/40/8fc8767bf3a1217fc0368701c2c80db0.jpg)
(気象庁 「インド洋ダイポールモード現象の発生期間と指数」ページより)
2015年と,2017年から19年が正のインド洋
ダイポールモードの年.
この年の焼額のシーズンインがどうだったかを
振り返ってみると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/00/04a7e7e8b5edfd651804076146ccf130.jpg)
2015年の12月は,記録的な雪不足のシーズンで.
年末に近い12/26にやっとゴンドラが動き出した年.
2017年の12月は,1週目から第2ゴンドラが動いた
いい年でした!
2018年の12月は,2週目まで第4ロマンスしか
動かない悲惨な年で,3週目にやっとゴンドラ運行.
2019年の12月は,3週目になってもゴンドラが
動かない悲惨な年でした…
他の年は11月ごろまで正のインド洋
ダイポールモードが続いていたけど.
2017年は9月の早めに正のインド洋
ダイポールモードが終わっていたので,
2017年だけは影響が少なかったのか…
でも.とりあえず.
正のインド洋ダイポールモードが出た
次のシーズンは,雪が積もり始めるのが遅い
という傾向が読み取れます(涙)
あぁ…
エルニーニョで暖冬になる可能性が高いし.
正のインド洋ダイポールモードでシーズンインの
冷えが遅い可能性も高いし.
長期予報を見ても,いい知らせがない…(泣)
これで正の北極振動が出たら,
スキーヤーを殺す暖冬3大要素がコンプリート
ですが.
まだ正の北極振動が出る予想じゃないだけ
マシなのかも…
とりあえず.
今シーズンも冷え冷え踊りを踊らなくては
ならないシーズンになりそうな予感…(涙)
いまさらではありますが.
2週間ほど前の8月22日に,気象庁の3か月予報が発表に
なっています…!!
スキーシーズンの始まる11月が含まれた,
9,10,11月の予想なので,スキーヤーに
とってかなり気になる3か月予想となりますね…
だもんで.
今回はざっくりと3か月予想(FCCX93)を読み解いて
みましょう…!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ca/bd0d62b6f15595a8935be22f9bd1e7f3.jpg)
まず.
一番気になる気温傾向から見るわけですが.
うぎゃーー!!
やっぱり高温傾向が続きそう(泣)
11月になっても平年より高いか
気温が同程度の確率が40%ずつ,
平年より低くなる確率がわずか20%と.
11月も高温が続きそうという
悲しい予想です…(涙)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/ff/f269e14b38f4a10cb2db0f2fc3c66c5d.jpg)
なぜこうなるのかを,この3か月の傾向から
見てみるわけですが.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/37/2677edc160d692cbe0e74fdd8bbd035a.jpg)
相変わらずエルニーニョ指数は高く,
来年の2月になってもまだまだエルニーニョが続きそう
という予報で.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ad/cdfe24ac73040308cae3de5bed441df9.jpg)
それも,10~11月ごろには,エルニーニョと
しては最強(最凶?)レベルの,平年比+3℃まで
海水温が上がりそうという予想…(泣)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dd/e877f6d09254fcc4b181f7b2d93f59cf.jpg)
ただ,例年のエルニーニョなら,この下の図の
赤で示した部分にあるように.
夏から秋にかけては,平年より気温が低い
可能性が高く,冷夏や涼しい秋になるはずで.
こんなくそ暑い夏にならないはずなんですが…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/9e/95e945875c66389cbe50c5c8de3576de.jpg)
それもこれだけの最凶レベルのエルニーニョなら,
激烈な冷夏になってもいいところ.
なぜエルニーニョなのにこんなにくそ暑い夏になり,
そして11月まで高い気温になりそうなのか?
…という理由がここに書かれてます…
それは
正のインド洋ダイポールモード
のしわざです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ef/98fb14e4f2cf28cacb32b9ae436fe1d3.jpg)
正のインド洋ダイポールモード…
それは,この図にあるように.
②部分のインド洋東南側の水温が低く,
③部分のインド洋西側の水温が高い
状態を示します.
ちなみに,①部分の太平洋ペルー沖の水温が
高いのがエルニーニョ現象ですね.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/99/b5c90264eb694425ab7ccad7a8d46251.jpg)
で.
正のインド洋ダイポールモードが起きると
どうなるかというと…
ぶっちゃけ,日本の気温が激烈に上がります(泣)
7,8,9月の3か月だと,正のインド洋ダイポール
発生時,東日本の気温が平年より高くなる
確率は75%だし…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/ff/47e870b946a525d9ab7d5e4fa2461153.jpg)
さらに恐ろしいのが10,11,12月.
東日本の気温が高い確率が80%と,
スキーヤー殺しの11,12月を招きます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/de/4bdbae62fe2aa90209482821b4d40653.jpg)
(上記2枚,気象庁「正のインド洋ダイポールモード現象時の日本の天候の特徴(詳細版)」ページより)
なぜ正のインド洋ダイポールモードが高温を
招くかというのを下の図でざっくり説明すると.
①(赤でくくった部分)インド洋南東の水温が低いため
上昇気流が弱く,この辺りは晴れの天気になる
②(水色でくくった部分)①の影響で,その東側の
赤道上のフィリピン東岸あたりで上昇気流が活発になり,
その結果,平年より低気圧発生部分が南西に寄る
③(緑でくくった部分)②のように,低気圧発生が
南西にずれる影響で,高温の太平洋高気圧の勢力が
広がり,日本は高温になる
という経緯で,日本が高温になります…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/fe/f975d9907ef4e066287f0bd7bf7a3a64.jpg)
ただ,過去のインド洋ダイポールモードの
過去の歴史を振り返ってみると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/40/8fc8767bf3a1217fc0368701c2c80db0.jpg)
(気象庁 「インド洋ダイポールモード現象の発生期間と指数」ページより)
2015年と,2017年から19年が正のインド洋
ダイポールモードの年.
この年の焼額のシーズンインがどうだったかを
振り返ってみると…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/00/04a7e7e8b5edfd651804076146ccf130.jpg)
2015年の12月は,記録的な雪不足のシーズンで.
年末に近い12/26にやっとゴンドラが動き出した年.
2017年の12月は,1週目から第2ゴンドラが動いた
いい年でした!
2018年の12月は,2週目まで第4ロマンスしか
動かない悲惨な年で,3週目にやっとゴンドラ運行.
2019年の12月は,3週目になってもゴンドラが
動かない悲惨な年でした…
他の年は11月ごろまで正のインド洋
ダイポールモードが続いていたけど.
2017年は9月の早めに正のインド洋
ダイポールモードが終わっていたので,
2017年だけは影響が少なかったのか…
でも.とりあえず.
正のインド洋ダイポールモードが出た
次のシーズンは,雪が積もり始めるのが遅い
という傾向が読み取れます(涙)
あぁ…
エルニーニョで暖冬になる可能性が高いし.
正のインド洋ダイポールモードでシーズンインの
冷えが遅い可能性も高いし.
長期予報を見ても,いい知らせがない…(泣)
これで正の北極振動が出たら,
スキーヤーを殺す暖冬3大要素がコンプリート
ですが.
まだ正の北極振動が出る予想じゃないだけ
マシなのかも…
とりあえず.
今シーズンも冷え冷え踊りを踊らなくては
ならないシーズンになりそうな予感…(涙)