どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

vampire。

2012-10-09 | 邦画








久しぶりに映画館で映画を観た。








「八日目の蝉」以来か。








もしかしたら「大鹿村騒動記」の方が後だったかも知れない。








あれほど足繁く通い詰めた映画館での邦画狂いも、しばらく足が遠退いている。








フラっと。








少しだけ。








懐かしい虚構の世界に立ち寄りたくなった。








それだけのこと。








リアルにリアルだけを感じて過ごすことは、あまりにも厳しいことだと実感している。








たぶんずっと昔から、人間は他の生き物同様、それが普通だったのだろうが。








そして、今こそ、それは難しい。








境界線がぼやける。








それでいいのか。








そうでないのか。








「vampire」








奇しくも、そんな意識に同調するかような世界観の物語。








物語は、それを否定も肯定もしない。








ただ、そのありのままを。








まるで美しい耽美な旋律。








そこに、人間の矛盾と、不条理と、そして滑稽さが浮かび上がる。








それでいいのか。








そうでないのか。








Be silent.








この自らと同様に。
















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