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久しぶりに映画館で映画を観た。
かつてあれほどマニアと呼べるほど映画館に通い詰めたのは今や昔。
邦画好きは変わらないが、映画館に足を運ぶことはめっきり無くなった。
木村大作監督作、「春を背負って」。
作品評はしない。
名キャメラマン木村大作氏が、自ら撮りたい映像を誰にも憚ることなく撮った作品なのだから、それが駄作であるわけがない。
奇しくも5年ほど前に、自分の映画館通いの口火を切った最初の作品が、木村大作氏の初監督作品「剱岳・点の記」であった。
邦画マニアを自負しながら、全くもってそこから遠ざかってしまっていた折り、邦画マニアにも自分の中で一区切り、というにはもってこいの作品だと考えた。
去年の晩夏、自らも歩いた黒部アルペンルート、一時期大ファンでハマっていた女優蒼井優、そして邦画を見るきっかけになった木村大作監督作品・・・・・。
まあ見納めというには大げさだが、この「春を背負って」でひとまず、”自称邦画好き”は終わりにしようと思う。
自称邦画好きの頃の記事
→ 「邦画好きの2010年上半期。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/a6/c4fc6a0bf128a253d6b83b5308424e59.jpg)
「俺は佇まいを撮りたいんだ。」
圧倒的な自然美。
映画らしい映像美。
そこにいる人の佇まい。
それだけである。
それをほんの少しだけ、分けていただいた。
佳作か、駄作か。
いやそれよりも、自分にとってそんなことはどうでもいいことである。
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黒部アルペンルートは、去年ちょうどブログを休んでいる時に旅をした。
いつもならブログに写真付きで載せていそうなものだが、その時は誰かに紹介したり、記事にしたり、そんな風にしたくない気分の時期だった。
ただ、誰にも知られなく旅をしたかった。
考えてみれば、この作品の中のどこかの誰かの一人のようである。
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久しぶりに朝寝坊ができた日の午後に。