空蝉。 2009-02-18 | Sandstorm 見えていたものが見えなくなる。 ふと、それを自覚する。 悲しくはない。 嬉しくもない。 ただ少し疲れているだけだ。 修羅の道に還るのか。 光の道を目指すのか。 どんなに深く沈んでも、見渡せば現。 逃れられるはずもない。 映し見れば般若の相。 うたかたの希望。 それでもまだ、かたくなに信じている。 それでいいのだと思う。 元来、やきものには技術や科学が必然なのだが、 私は祈りだと思っている。 陶芸作家 吉川正道 « 月空。 | トップ | 朝飯。 »