久々に女子ゴルフの試合を録画しておいた。
「伊藤園レディス」。
ゴルフ中継を録画するのは、6月の「アースモンダミン」以来である。
何となく胸騒ぎがして。
最終日を迎えてスコアとペアリングを見ていたら、服部真夕プロが勝ちそうな予感はあったのだが。。。
不思議と昔から、このテの勘はわりと当たる。
ただ、勝ったのはイ・ボミプロ。
そうか、そういえば前週の「ミズノ」でも悔しい思いをしたばかりだし、今回は彼女の順番であったか。。。
それにしても面白い試合であった。
最終組の最終ホール。
一打リードで迎えた有村智恵プロのセカンドショット。
ティーショットを右へ大きく逸らしてしまい、2本の木の後ろのラフからの一打だった。
彼女の選択は、右から大きくフックで曲げてパーオンを狙うチャレンジングなもの。
結果は、右手前バンカーにつかまり→アプローチを寄せきれず→パーパットを外し→結局ボギー。
結局このホール、パーであがったイ・ボミプロに並ばれて、その後プレーオフで敗れた。
これからの話は、あくまで結果論。
結果論ではあるが、あのセカンドショットを、フェアウエイ100ydにレイアップ→ショートアイアインで寄せて→パーパットを入れれば彼女の勝利であった。
ただ、その時点のイ・ボミプロのセカンド地点は抜群の場所であったし、初日、2日目とバーディーを奪っているホール。
バーディーの確率は高い。
有村プロに、ボギーが許されないシチュエーションではあった。
それでも彼女に、パーであがれば”少なくともプレーオフ”という選択をしていれば、結果的にはそのホールで勝負は決していたかも知れない。
ゴルフとは、本当に面白いスポーツである。
有村智恵プロは、このあと来季のアメリカツアーを目指して渡米し最終QTを戦う。
いわば、日本で最後の壮行試合のようなもの。
アメリカで世界の強豪と互角に戦うには、あれくらいのシチュエーションでのレイアップの選択は考えられないということか。
いや、それは彼女の決意の表れだったのかも知れない。
あれが全米女子オープンのような超難コースであったなら、確実にレイアップなのだろうが・・・・・。
プロは結果がすべてである。
有村智恵は敗者となった。
でも、彼女の魅力は十分に感じられた試合であったように思う。
本人の悔しさはファンの悔しさ。
それを共有できるあの時間を数多くさらけ出すことができる選手こそ、ファンを惹きつけて止まないプレーヤーなのだろう。
もちろん、歓喜の瞬間も。
そういえば、男子プロでは、石川遼プロが約2年ぶりに勝利を挙げたらしい。
ところでマタちゃんの方はといえば、いつもの通り?(笑)、勝負どころを迎える前にあっさり脱落。
でも2日目までの結果は、久しぶりに十分に期待を持たせてくれるものだった。
彼女の場合は精神的なものに左右される部分が大きい選手のようなだけに、ここのところ半年ほどゴルフ以外に自意識過剰になりがちなイベントやメディアへの取り上げられ方が多かったことも影響しているだろうか。
無意識であれ、意識的にであれ、そういった時期というのは、なかなか良い集中力は出にくいものだ。
ただここ数戦は、ようやく自分のペースを取り戻しているようにも見える。
次週以降にも期待したいところだ。
自分的には、これからも最終日は最終組に近いところでどんどん戦って欲しいと思う。
最終日に上位にいると思うようにスコアを伸ばせないのはいつものこと。
だからといって、初日から伸ばせないのは”服部真夕らしく”ない。
大逆転優勝なんていらないから、これからもどんどん緊張感のあるところで脱落していって欲しい。
”そんな私を見なさいよ”ってくらいの割り切りができれば、ものすごい強いプレイヤーになるように勝手に思っている。
それが「Mayu Style」でいいではないか。
いつの時代だったか、福島の七夕賞や中山のオールカマーを勝ったツインターボみたいな。
・・・・・冗談だが。。。(笑)
最終日に優勝がかかってくるような位置にいれば、誰もが緊張したり力んだりするのは当たりまえ。
それを抑えようとばかり考えるのではなく、そんな自分を受け入れていくことができれば、さらにもっと彼女の持つポテンシャルの高さが生かされるようになるだろう。
師匠岡本綾子プロは、どんな重要な場面ですら、力みのカケラも感じられなかったように覚えている。
まあ彼女の場合は別格だろうから、あまり参考にはならないだろうが。
個人的には、服部真夕という選手は、歳を重ねてどんどん強くなるプレイヤーだと勝手に思っている。
オバサンになるまで、続けて欲しい選手だ。
新しいレッスンDVDを購入した。
今が盛りの内藤雄士プロ。
彼が最初に出した古い方(2005年)のDVD-BOXだ。
巷の練習場のプロのレッスン料は高いしね。
しばらくはこれ1本で行こうと思っている。
総時間400分というボリュームに誘われて・・・・・。
みっちり!
きっちり!
基本からやり直しだと考えたからだ。
ただ・・・・・
第1巻を見始めて、わずか最初の30分で見事に爆睡。。。
嗚呼、安月給のサラリーマンはつらいよ。