自分の仕事場に20歳になるバイト君がいる。
羨ましいくらいに素直で、若者にしては少々物足りないが、大学で野球をやっているなかなかのナイスガイ。
イイ奴だからついつい、夕飯に連れていってやったりしてしまう。
焼肉なんぞを食いながら、そこで野球やサッカーなどの話をする。
自分も昔、体育会やっていたから、スポーツ全般の話なら割と普通に話が通じる。
たまに自分のホッケーの現役時代の話やモーグルやってた頃の昔話をして、自ら悦に浸ることもある。
最近は、自分がゴルフにハマっていることを知っていて、「最近、森田理香子って凄いっすね~。」とか、向こうから話を振ってきたりもする。
彼の学校での話を聞いてやったりもするが、なにせ倍以上も歳が違うから、リアルタイムに旬な話はなかなか思考がついていかなかったりもするのだが。。。
まあ、それはそれで新しい発見があったりで、また面白い。
だが・・・・・、
ただひとつ、困ることがある。
それは、言葉そのものが通じなかったりがあることだ。
自分達世代が当たり前のように使っている言葉が、今の若者に通じないのである。
自分は自慢げに語っているつもりでも、時に全く通じていない、なんてことも。。。
それに気付くと、面白がって自分がそれを連発するものだから、さらに話は大混乱に。(笑)
「今のどういう意味ですか?」なんて訝しげな表情をしながら聞き返されたりすると、やはりジェネレーションギャップを感じずにはいられない。
大体はくだらない話ばかりなので、意味など分からなくても全然大丈夫なのだが。(笑)
つい先日のこと。
やはり通じないキーワードがあった。
それは「ボイン」。(笑)
胸のデカい女の子のことを指す。
(なに注釈してんのかな~・・・(笑))
それが20歳の彼には、分からなかったのだ。
“えぇ~”って感じ。
仕方ないので、やさしくていねいに説明してやると、ようやく意味は理解したようだ。
しかし、「でも、そんな言葉、今どき使いませんよ。」(キッパリ)と彼。
おいおい、それじゃユニコーンの歌、歌えんやんけ!
「ユニコーンって、なんすか?」
ガーン!?
さらに追い打ち。
確か、ユニコーンの“大迷惑”は、若者の間でも人気があると聞いたことがあるのだが。。。
それは、少し前の若者の話か。
じゃあ、胸のデカい女の子のことを何て言うんだ?、若者たちは。
「巨乳・・・?、じゃないすか。」
うーん、そうか。
そうとも言うな。。。確かに。
でも、オジサンが思うに“巨乳”と“ボイン”は、微妙にニュアンスが違うような気も・・・・・。
ドン、ドーンとデカいのが“巨乳”で、もっとプリプリッとした感じにデカいのが“ボイン”・・・?
「わかりやすく言えば、理香子ちゃんみたいなのが“ボイン”で、純子さんは“巨乳”かな。」
「・・・・・???」
自分でもよくわからない説明。
この違いが、20歳の若者に伝わっただろうか。(笑)
こんなオトコの会話すら通じないとは!?
嗚呼、これぞ、ジェネレーションギャップ。
“この悲しみをどうすりゃいいのっ!”
即刻、彼には上長命令を下した。
「ユニコーン、明日までにYOUTUBEで検索っ!」(笑)
「たいようのマキバオーW」第6巻 つの丸 (集英社刊)
自分も、マンガの読みすぎだな。。。(笑)
夢は夜に見るもんだ。
昼に見てたら、怪しい人だ。
誰もが、昼は現実と向き合う。
けれど、夢が叶うことがあるとすれば、それは決まって昼間である。