どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

秋の鞍オープン。

2007-09-19 | 名古屋競馬の話

水曜日の名古屋競馬のメインレース、「秋の鞍オープン」。
「秋の鞍オープン」と言えば、去年、キングスゾーンが全国へ羽ばたいていこうとしていた、まさにその頃のレースでした。
結果は、キングスゾーンの圧勝。
キングスゾーンは、その前のレースで金沢の「オータムスプリント」を勝ち、そのあとに行われる予定だった「JBCマイル」の出走馬に選定されるなどノリに乗っていた頃。
このブログが立ち上がったのも、ちょうどこの時期でした。
記念すべき?(笑)、第1回目のこのブログにもキングスゾーンが登場しています。
思えば、私がこのブログを立ち上げた動機の中には、このキングスゾーンの活躍に胸ときめいていたことも要因であったことを思い出します。
こと、同時に、注目していた山本茜騎手の活躍もそのひとつ。
その時にはまさか、JBCマイルという全国でも最高グレードのレースに、再びこのコンビで出てくることになろうとは思いもよりませんでしたが。
振り返ってみれば、このブログが立ち上がったのは、「キングスゾーン」と「山本茜」騎手の活躍があったからに他ならないのかも知れませんね。(笑)
そういえば、去年のこの「秋の鞍オープン」、そのとき2着に来たのは、7番人気、軽量を利して突っ込んできた山本茜騎手騎乗のマジックスクエアでした。



そんなキングスゾーンですが、今年は夏にひとつの大きな目標を達成し順調に力を付けてきたにもかかわらず、インフル騒動の余波により次走の予定が決まらないまま9月半ばを迎えることになってしまいました。
船橋の「日本テレビ盃」をはじめ、出走予定であった交流競走が相次いで”取り止め”、ないしは”交流ナシ”の競走に変わってしまっています。
原口厩舎のホームページによれば、この秋以降のこの馬の目標は「JBC」→「浦和記念」だとか。
その頃には、全国の馬の交流が再開していることを願うばかりです。



それにしても、この軒並みの”交流競走中止”→”賞金減額での競走”は、地方競馬場にとってはどうなんでしょう?
むしろトータルでは減益したとしても、黒字化にはかえって貢献することになるかも???
○○○○万円の賞金が、○○○万円ですからね。
今年の秋は、全国の地方競馬場が「笠松競馬場化」したと見ることもできるでしょう。
まあ、初めから「やらないよ!」ではファンのモチベーションも心配ですが、こういった状況下の中の交流競走中止は「仕方ないな・・・」的な想いもファンは抱いてくれるかも知れません。
しかも”馬券発売の交流”だけはちゃんと残っているわけで、もしかしたら売上げはソコソコダウンで済んで、経費は大幅削減ができるかも知れません。
現場の方々にとっては、たまったものではないでしょうが。。。
それに、このままの状況が続けば、いずれ必ずファン離れの現象が起こってくることは間違いありません。
経営者的な立場から考えれば、ここはうまく立ち回ったところが笑う結果になるのかも知れませんね。
まあ、私個人としては、早く交流が再開して面白いレースが見たいのではありますが。。。





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


名古屋競馬「秋の鞍オープン」(3歳上)ダ1400m右

1-01 ケイアイレーシング (牡8)加藤利54
2-02 ピンポイント    (牡6)岡部誠52
3-03 ケイアイデジタル  (牡4)吉田稔53
4-04 タイキサファリ   (牡9)尾島徹53
5-05 ワイティタッチ   (牡3)尾崎章52
5-06 フジマサミラクル  (牡7)倉地学54
6-07 ナムラブロンコス  (牡7)山田崇53
6-08 リスポンスドラゴン (牡6)山本茜52
7-09 シンメイガルダン  (牡5)丸野勝53
7-10 マサアンビション  (牡8)戸部尚57
8-11 ケイアイフウジン  (牡5)大畑雅54
8-12 センゲンゴロー   (牡4)宇都英52


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


いまだ地方競馬間の移動ができない状況であるために、すべて名古屋競馬所属馬同士での戦いです。
また、新設された牝馬限定重賞(のはずだった)「秋桜賞」が翌日のメインレースに組まれているため、全て牡馬オープン馬だけの競走となってしまっています。




<予想>

名古屋競馬所属馬限定、さらに牡馬限定ともなれば、このクラスの力関係だけならば大体ハッキリしています。
力が抜けているように感じるのは、10番マサアンビション。
ただここのところ11番のケイアイフウジンもメキメキ力を付けてきていますので、この斤量差3kgは微妙なところです。
次に来るのは、3番ケイアイデジタル、9番シンメイガルダンといったところでしょうが、よほど絶好調でない限り、前述2頭に逆転は考えづらいです。
未知の魅力ならば、3歳の期待馬5番ワイティタッチ、4歳馬12番センゲンゴローも展開次第では連に絡む力を持っているかも知れません。


ただ、ローテや調子などを加味して考えれば、12番センゲンゴローは今回は苦しいでしょう。
ことにローテだけを考えれば、南関東から移籍3走目の2番ピンポイントも岡部誠騎手騎乗で、未知の面白さはあります。
しかしながら、やはり中1~2週くらいで、なおかつこのクラスで前走好走している馬を狙うレースだと思います。


あとは、展開や騎手の思惑による紛れ。
こればっかりは、神様にでもならない限り完璧にはわかりません。
ただやはり、トップジョッキーはトップジョッキーたる乗り方をしてくれることを期待できますので、大穴狙いをするならばそういった馬からになるでしょう。
3番のケイアイデジタルは吉田稔騎手が内枠でソツなく騎乗すれば、力量的にも頭にまでありえる存在かも?
あくまで、穴ではありますが。。。


総合的に考えれば、やはり名古屋競馬の「このクラスの戦いでは、だいたい堅く収まることが8割方」という一般論を信頼して良いレースでしょう。
狂ってもとんでもない馬が突っ込んでくることはないと思われます。
あるとしたら有力馬1頭の凡走。。。
有力馬同士の消耗戦により、どちらかが思わぬ大敗に終わってしまうことはありえます。
そこで浮上してくる馬は???
考え方としては、それでベターでありましょう。


茜ちゃん馬券は。。。。。今回は苦しいでしょう。
「茜ちゃん馬券考」では、山本茜騎手が常に狙い続ける価値のある騎手であることを述べましたが、それはあくまで「条件戦」での話。(全レースの9割方が条件戦です。)
こと、このような「オープン競走」では(特にこの名古屋では)、馬の力差があまりにも大きいことが多く穴は出づらい。
中央や南関東のように、レース展開のわずかな紛れで、着順が大きく変わってしまうようなことは名古屋では極めて少ないです。
そういうことも頭に入れて、なおかつ”茜ちゃん馬券”を狙うのであれば、それはそれで悪くはありませんが。。。
今回に関しては、ギリギリ3連複2頭軸のヒモに1点、といったところが限界でしょう。
とはいえ、去年のようなこともありますからねぇ~。。。(笑)




<買い目の検討>

今回は、的中しプラスになりそうな買い目を何パターンかに分けていくつか挙げてみようと思います。
全部買ってはダメです。
そこで自分なりのギャンブルをしなければ、決して収支プラスにはならないでしょう。
せめて、”トり紙”くらいの押さえを考えながら、何点か面白いところを狙ってみる、という買い方が私の買い方です。
特に今回のこのレースに関しては、私は堅く狙います。
このレースで買い易そうな馬券のパターンを何通りか挙げてみます。
このレースの私の見解は、10番と11番の2頭のどちらかが勝つだろうという予想。
あとどちらかが凡走に終わった場合、浮上してくるならで3番という見解。
未知の魅力として、劇走の可能性があるならば5番だと感じています。
オッズがどう動くかは当日になってみなければ分かりませんが、それによって下記のA~Eのパターンのどれかで買いたいと考えます。
(おおまかなオッズを想像して、それに合わせて書いています。)


★パターンA

     10 - 11  馬連1点勝負
      (的中したら絶対マイナスにならない買い方)

★パターンB

     10 → 11  馬単1点勝負
      (パターンAから少し冒険して狙ってみる)

★パターンC

     11 →  3
            5
            10 馬単3点流し
      (パターンBの逆目なら3点は買えそう?)

★パターンD

     (10 11)
        ↓
       3 5    3連複2頭軸2点流し 
              (茜ちゃん馬券入れるならココ)
               ヒモ3点ならトり紙覚悟です。   
      (多分これが一番無難も、堅ければトり紙)

★パターンE

     <10 11>
        ↓
     <3 5 10 11>
        ↓
     <3 5  9 11>

               3連単フォーメーション
                     16通り
      (買い目の分、1点当りの購入金額を分割。
       フォーメ馬券だと強弱つかないのが難点)





<馬券の検討>

10番と11番が抜けていると思えば、「パターンA」の馬連1点買いが基本でしょうが、多分2倍にもならないオッズかも知れません。
欲が湧けば、馬単の「パターンB」か「パターンC」になるでしょう。
オッズを考えれば、「B」だとやはり1点買いになってしまいそう?
このレースに限って言えば、一番無難なのは「パターンD」の3連複なのかも?
ヒモが荒れそうだと思えばさらにヒモの買い目を拡げてもいいのですが、多分堅いレースなのでトり紙覚悟の勝負となるでしょう。
「パターンE」の3連単フォーメーションは、荒れれば大きな配当になりますが、堅い決着だと1点当りの購入が少なくなるため3連複同様にトり紙覚悟にはなります。

とはいえ、最初の馬の選定が間違っていれば、パターンも糞もあったものではありません。
あくまで”3連複流し”や”3連単フォーメーション馬券”は、堅ければトり紙、チョイ荒れしてくれれば大きく儲かる、というチョイ荒れして欲しいと願う買い方。
大荒れになったりもすれば、もうお手上げです。
大荒れを願うなら、やはりBOXにしなければ。。。
でもBOX買いは、それだけ買い目が膨大になるというリスクは負わなくてはなりません。
名古屋競馬での荒れる確率を考えたら、やはりBOX買いはリスクが大きすぎますね。
大事なのは、まずそのレースひとつひとつのレースの特徴を読み、馬券に絡みそうな馬の確率の序列、力関係をきちんと頭の中で自分なりに明確にしておくことです。
券種の検討は、その次の段階です。
段階を踏まえての券種の検討が複雑でやってられないという方は、初めから自分なりの買い方(券種)を決めておき、そこに馬を当てはめていくというのも良いでしょう。
(頭数の多い中央や南関東では、その方が良いかも?)
でも突き詰めればレースごとに”オッズの特徴”も違うのですし、特に名古屋では厳しくシビアな配当が多いですので、やはり最終的には券種の検討に頭を使うことも必要になってくるのではないでしょうかね。。。
少なくとも私は、名古屋競馬場では”馬の判断”より、券種の検討や買い目を絞ることに頭を悩ますことの方が断然多いですね。(笑)
もしかしたら私は、大きく儲けようとする「攻め」よりも、「守り」重視の馬券検討をしてしまう性分なのかも知れませんね。。。




<結論>

毎度のことではあるのですが、結局のところ、当日のパドック次第、オッズ次第なのであります。(笑)
たぶん「パターンE」あたりなら、馬券を買って楽しいかも?

はぁ~・・・、
毎度、優柔不断でスミマセ~ン。。。。。(笑)











最新の画像もっと見る