子供の日です。こんな子供のための日は、我々大人、オブラートに包んで言うとオッサンが遊ぶ日でもあります。
そんなわけで今日は断ったら切腹を言い渡されるシンタソの神託に従って南郷スケートパークに出廷です。
おっとミニランが変わってるぞ!?ミニランがちっちゃくなっちゃった!!!
元々板が所々剥がれてきてたのだが、修理を兼ねてリニューアルしたらしい。
・・・・それはいいのだが、低い・・・低くなっている。
高さにして30センチぐらいだろうか。むう。個人的にザンネンだ。
個人的に「ヌルい環境」ってのは好ましくないんだよね。
高いのに慣れたスケーターは低いセクションにも適応できるが、低いのに慣れたスケーターは高いセクションに対応できなくなってしまうのだ。
だからできればセクションとしては基準より高いものが望ましいのだ。
だがこれには訳があって、どうやらスケボー君の需要に合わせたらしい。
ってのも、やはりこのパークとてお客商売なわけでして、いや、商売ではないのだが、なんにせよパーク維持の為には資金が必要なわけで、
多くの資金を払ってくれる、つまり数が多いスケボー君の会員を増やさなければいけないのだ。
だからスケボー君の人気セクションであり、初心者から上級者まで集めやすいミニランをもっと敷居を低くする必要があったそうだ。
リニューアルに際し、滑走面は全てNFボードに張り替えられていて、非常になめらかでグリップの良いものとなった。
質そのものは大幅に上がったと言っていい。むしろ東北で非常にクォリティの高いミニランになったと言えるだろう。
使ってみると簡単・・・・でもない。低い=簡単、になるわけじゃあないんだよね。
低いとRを使っての漕ぎエネルギーが不足するし、コーピングに入るまでの「溜め時間」が減り入りがこれまでのタイミングと違うものになる。
最大の違いはR面が少なくなった分、トップサイド系はどうしてもプラットホームに乗り上げ気味になってしまう所。
要は慣れなのだが、中々どうして、結構時間がかかりそう?
そして御馴染みイケメソのタカパチ君とシンタソ君だ。
シンタソのスキルとして、ロイヤルなりフルトクなり、寝てない足を途中から無理矢理寝かせてロイヤルやトークにしてしまうもの。
ぶっちゃけ「誤魔化し」なのだが、しかし途中から寝かせるってのは中々どうして難しいものだ。
ある種のリカバリなのだが、こおいう誤魔化し方もテクニックとしてアリだと思う。
・・・・ところでシンタソがコニーになっているのだが?
ちなみにこれがコニー(進撃のなんとか
レギュラーtoカインド。
シンタソのコンビネーションの発想には驚かされる事が多い。
自分では思いつかなかったバリエーションを生み出すのだ。
ってのもアレだ。「自分でもやれそうなコンビネーションを考えてきてくれる」のだ。
うん。ううん。うn。つまりだ。実力的にこう、なんというか、近い、ので、
パクるのに丁度良い難易度の技なのだ★
ここで意外なゲストが。偶然にもノブタソが来たのだ。
ノブタソは、宮城を代表するベテランかつ上級者スケーター。
プロになろうとすればプロになれたのでは?と思う程上手いスケーターだったんだよね。
レメディをこよなく愛するスケーターでもあり、そして今はUSDを履くスケーターでもある。レメディは?アレー?
ノブリンはとにかく速い。グラインドが速い。普通のスケーターならばトップサイドなどは控えめな速度で入るものだが、ノブリンはスピードを落とさず入る。
だから同じトップサイドでも切れるようなスタイリッシュさがあるのだ。
バックサイドフルトーク。
その日ボクがロイヤルなどをやるとタカパチキュンに「横乗りもやるんですね?」と言われた。縦乗りの人と思われていたらしい。
実際そうでボクは横より縦の方が得意というか好きなのだが、同じにするのも失礼だがノブタソも「縦乗り」なイメージが強い。
だのでノブタソの横乗りは結構珍しいような気がするのだ。
今ではレアな?スケーターのような気がしないでもないノブタソなのだが、出現確率もそうだが、そう、なんというか中々カメラに映ってくれない。
そんなにガツガツ滑るわけではないので、あとにチェックすると驚く程撮れてなかったりするんだよね。
だので今回は機嫌がいいのか?カメラの前でも結構滑ってくれてたりする。
ソイヤルtoアリフィッシュ。
やはりノブリーのコンビネーションはいかにも「上級者」的な上級なコンビネーションが多い。
いつも感じるのはタカパチ君のグラインド。
セノビーなのだ。
ぶっちゃけた話、タカパチ君はグラインドに価値観を感じてない。
地味なグラインドは所詮グラインドであり、そのグラインドをマジに習得しようとしてない感じがするんだよね。
だから「上級者のグラインド技が出来たらそれで勝ち」って印象を受ける。
ソウルやらロイヤルやらの基本で堅実な技なんかいらないよ?ってって言ってるように感じるのだ。
実際タカパチ君のスタイルはいいし、運動神経もいいし、性格もいいし、顔もいいし、センスもいい。
でもだからこそ一つでもいいから「確実に決め長く通せるグラインド技」を身に付けるべきだとも思うんだよね。
どんなに上級的技の断片を持っていたとしても、決められるべき時に決められない、どれも中途半端、じゃあ一つも技を持ってないのと同じなのだ。
でもアレじゃん?我々は大人だ。部活とは違う。個々のスケーターが好きなように楽しく滑るのが大人のスケーターなのだ。
本人が嫌がるような滑りを薦めるべきではないのだ。
でもノブリソが基本を押したらどうする?「この人の言う事なら」と思うわけじゃん?
ってのも珍しくもノブタソが「教える」スタンスだ。これはかなり珍しいように思う。
タカパチ君のセンスがよいからなのか、性格がよいからなのか、顔がよいからなのか、スタイルがよいからなのか、顔がよいからなのか、
「こいつは伸びる!!」と思ったからなのか、ロイヤル押しだ。かなりレクチャーしてる。
「タカパチ君のセンスが良い」とよく言うのはお世辞ではなく事実であり、顔もいいのも事実でもあるのだが、
タカパチ君はやればやるだけ上達できる資質を持っているのだ。だから「ちゃんとやれば」ロイヤルもあっという間に習得できる。
一つ確実な技を身に付けてほしい理由の一つに、「グラインドの楽しさをちゃんと知ってほしい」ってのもある。
やっぱりグラインドを通す快感や達成感を知らないとグラインドを習得しようとするモチベーションに繋がらない。
おそらくはノブタソもそう思ったからこそロイヤルを押したんじゃないかな?
しかし流石NOBU塾。基準が厳しい。我々が「うん。成功したんじゃない?」ってクオリティでもNG。「まだダメ」。
最初から最後までボックスを通し、後足のロイヤル足が最後までレールに触れてない限りは「まだダメ」なのだ。
しかしセンスも顔も良いタカパチ君は最後まで通す事ができるようになったのでした。
素晴らしきNOBU塾!!スケーターを一つ上のステージに上げる事に成功したのだ!!
そういやシンタソやタカパチ君と滑るのは今年初か。もう今年も半分近いんですけど・・・?
もう本当にイソライソスケッタは死んだ世界であり、スケーターを見つけるのは「県内ではなく東北、全国」的視点で見ないとダメになってしまった。
シンタソやタカパチ君がスケーターとして死んでしまうのは東北のスケーターが死ぬに等しい。貴重な人材を逃したくないものだ。
どうか元気でいてほしい。